エピローグ～再会そして再始動

霧雨の鎮守府＠SS＆脳内設定アカウント @kirisame_zaha

ステビア編 エピローグ～再会そして再始動～

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前回までのあらすじ togetter.com/li/855063

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1. ザハ「ってことだ」 榛名「なるほど……不思議なこともあるんですね」 大鳳「提督、そういえばこんな通達が」 積まれた書類の中からひとつの書類を取り出して渡す ザハ「……ふむ」 その時ノックと同時に執務室に扉が勢い良く開けられた

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2. ？？「よう、久しぶり！司令官！」 ザハ「む……？その言動。まさか」 見始めた書類を置き突然の来訪者を見る 深雪「いや～司令官も大物になったものだねぇ」 ザハ「やっぱり深雪か。いつと比較してるんだか、今じゃすっかり閑職だよ」 pic.twitter.com/nmy9ecbsj8

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3. すっかり慣れたような二人のやりとりに榛名と大鳳は唖然としつつも榛名が落ち着きを取り戻して聞く 榛名「あの～……深雪さんとお知り合いなのですか？」 ザハ「ああ、そういえば知らなかったな。新米だった頃の所属艦娘だ。だいたい叢雲とこいつかな。榛名着任の少し前に異動になったんだよ」

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4. 深雪「全く、霧雨の立役者深雪さまをこいつ呼ばわりとは司令官も人が悪くなったねぇ」 ザハ「昔無茶な突撃ばかりしやがってどの口がいうか。んで、ここに来るのは珍しいけどどうした」 大鳳「あの～提督、深雪さんのことなんですが」 深雪「え、あ～…まだ聞いてないとか？」 ザハ「え？」

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5. 怪訝そうな顔をするザハ提督の前で深雪はあらたまって敬礼する 深雪「吹雪型 ４番艦 駆逐艦深雪。この度霧雨の鎮守府に配属になりました」 ザハ「ええっ！？」 驚くザハ提督に大鳳がようやく補足を入れる 大鳳「そういうことなんです……たったさっき提督に渡した通達がまさに……」

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6. ザハ「ああ、そういうことだったのね」 深雪「ってことで大物になった司令官の指揮下メインで動けること、楽しみにしてるぜ～。あ、あと」 今度は榛名の方に近づく 深雪「筆頭秘書艦娘の榛名さんもよろしくな！」 榛名「は…はぁ…。あ、はい！こちらこそよろしくお願いします」

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7. すっかり執務室は深雪のペースである 深雪「じゃ、私は他への挨拶もあるからこれで。失礼するよっと」 榛名「な、なんかすごい娘来ちゃいましたね」 大鳳「すみません、もう少し早く通達渡していれば」 ザハ「いや、いいさ。これも何らかの縁だろう。あとは」

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8. 窓の外に見える海を見つつ帽子をかぶり直し、話を続ける ザハ「深雪、かの大戦に参加することなく沈んだ駆逐艦の名を持つ艦娘。ああ見えてあいつも未練があるのだろう。『どの艦娘たちも全力で戦える環境』今のうちの鎮守府にぴったりじゃないか。榛名たちとはちょっと違うけどね」

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9. 榛名「感謝していますよ。提督」 ザハ「とりあえずは次の作戦に向けての計画を立てなくてはな。霧雨の鎮守府、再始動だ」 西方打通作戦では何を得たのか。その答えは得ることもなく、次なる大規模作戦へと戦いの準備を進めるのであった

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10. 執務室から出て部屋に戻った深雪。空き部屋が充てがわれたらしく駆逐艦娘としては珍しく一人部屋だ。ふと懐の通信機が鳴る 深雪「もーしもーし。ああ……ああ、さっき挨拶を済ませたところ」 少し押されつつもいつも通り気さくな口調で答える

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11. え？そりゃあ艦娘だ。情は入るに決まってるぜ。……わかってるよ。本来の目的だろ。全く、大本営も面倒なこと押し付けてくるよ。 ……あー！はいはい！万が一だろ。仮にも深雪さまだよ。……了解。そっちこそ司令官が厄介みたいだから気をつけてな」 通信機を机の上に置き、寝転がる」

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12. 深雪「いざという時は……か。まいったなぁ、なんでこんな役割になっちゃったんだか。ま、久しぶりの再会だったけど司令官は元気そうで何よりだったけどな」 こうして新たな配属艦娘との再会。そして霧雨の鎮守府の再始動。大規模作戦の通達が出されるのはまだ先の話である

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ステビア編 エピローグ～再会そして再始動～ 完

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ちなみに補足としてザハ鎮守府ではほんとに初期艦娘（叢雲）に次いで深雪が２番目なのである。改ニ勢を除けばそこそこ高い練度ではある pic.twitter.com/BWh1kBbK0W

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