第2回イベント【例の花】

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【公式で色々情報公開されたし、フォロワーさんもだいぶ増えたし、そろそろやっていいんじゃね？】 と題しまして 誠に勝手ながら、企画準備の為 通常botツイートを一時お休みさせていただきます。企画のお知らせはお昼頃させていただきますね。【中の人より】

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【企画のお知らせ】 明日0時からスタートします、今回の企画。時期は別冊Ⅰです！堂郁婚約期ですね。フライングしなくて済みそうです！ 手動の為、0時に１度だけ、それ以降7時までは静かにしますが、30分〜1時間の間隔でツイートします。 twitter.com/tosyosencppbot…

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【企画のお知らせ】 うるさいと感じましたら遠慮なくミュートなど、各自対処くださいませ。 なお、ベタ甘ギャグになりますので、糖害にはご注意ください。 【中の人より】

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男子寮 堂上「どうするんですか！こんなものをこんなに！！」 玄田「やればいいだろう？ほら、こんなのもあるから参考にしたらどうだ」 小牧「へぇ…面白いですね」 手塚「…自分も、いいですか？」 玄田「おう！どんどん持ってけ！ほら、堂上も」 堂上「残ったら隊長が処分してくださいよ」

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玄田「…ち、緒方、何本持ってった？」 緒方「…5本ですが」 玄田「1本寄越せ。お前は4本で充分だろ」 緒方「余り物、998本だったんですか？」 玄田「全く、中途半端に残しやがって」 緒方「自分で運んでくださいよ。元はと言えば隊長が安請け合いするから…」 玄田「わかってる」

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郁「おっはよーございま…すう？なんかいい匂い…花？これなんの花の匂いだっけ…？」 小牧「そ、そんなに花の匂い、する？」 郁「え、しません？あ、小牧教官からも同じ匂いが…」クンクン 小牧「ぶふっ！笠原さんの嗅覚は凄いね、はは！」 郁「あ！すみません！でもこれ、なんの匂いですか？」

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小牧「それはー」 玄田「男子寮の守秘義務だ。悪く思うなよ、笠原」 堂上「隊長！？」 玄田「後で渡すならサプライズの方がいいだろ」ボソッ 郁「寮の守秘義務…そんなのあるんですね？分かりました！笠原、もう聞きません！」ビシッ 小牧「逆に渡すキッカケなくなっちゃったかな？」 堂上「」

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手塚「笠原、明日は公休だから堂上二正と外泊するだろ？」 郁「な！？何いきなり！！」 手塚「柴崎に用があるんだよ。あいつ、夜空いてるよな？」 郁「し、知らないよ！それにあたしの予定勝手に決めないで！」 小牧「堂上、今予定伝えとけば」 堂上「こ、ここでか！？」

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郁「きょ、きょーかん…」 堂上「うっ、笠原、ちょっと来い」 玄田「どこで言っても同じだろうに」 緒方「ふっかけたのは隊長でしょう」 堂上「あー、なんだ。外泊出しとけ」 郁「はい…」 堂上「それで、だな…」 郁「はい？」 堂上「…いや、なんだ。その…後で言う」 郁「はぁ…？」

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郁「言うって、なんだろ？仕事のことかな」 堂上「ふっ、ダダ漏れてるぞ。仕事のことじゃない。強いて言うなら日々思ってることだ。でも今は仕事に集中しろ」ポン 郁「はい！」（あ、花の匂い…） 手塚「小牧二正も、今日ですか？」 小牧「うん。元々約束してたし、折角貰ったしね。手塚は？」

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手塚「昼飯の時に予定聞いてみます」 小牧「そ？柴崎さん明日休みなの？」 手塚「多分仕事ですけど…」 小牧「承諾してくれるといいね」 手塚「あいつなら、意味…知ってそうですね」 小牧「はは、そうだね」 手塚「柴崎、夜暇か？」 柴崎「…何、慰めてくれるの？」 手塚「…いつもの店で」

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進藤「いやー、喜んだ喜んだ！すげーな、花は！20本は見応えあるしな！」 緒方「20本にしたのか？」 進藤「11本とかやってもうちは今さらだしな！ピッタリだろ？」 緒方「意味は…“感謝”だったか？そりゃ確かにピッタリだ」 進藤「泣いて喜んでたぜ」 緒方「そりゃ良かったな」

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進藤「緒方はもう送ったのか？」 緒方「…誰にだ？」 進藤「誰って、貰ってただろ？」 緒方「…部屋に飾ってる」 進藤「部屋あ！？…何本だ？」 緒方「5本のつもりだったんだが、4本になった」 進藤「4！！お前の場合“まで”じゃなく“でも”だな！ なんだよ、その顔？」

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緒方「お前が意味を覚えてることに純粋に驚いたんだ」 進藤「ああ？緒方っぽいと思ったからな！」 緒方「なんだそれ。俺はそんなに執念深くないぞ」 進藤「だとしても操立ててんだ。似たようなもんだろ」 緒方「ふっ、否定はしないでおくさ」 進藤「そういや残りは？」

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緒方「隊長がバンに運んだぞ」 進藤「何本？」 緒方「さあな、ただ朝まで何本あるのか数えてたぞ」 進藤「あの人も良い格好しいだからなあ」 緒方「纏まるといいんだがな」 進藤「赤いちゃんちゃんこまでなんてとんだ長丁場だからなー」

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「折口さん、下に図書隊の方がお見えになってますよ」 折口「え？何かあったかしら？連絡は何もきてないけど…」 「折口、特に急ぎの仕事もないし、そのまま上がっていいぞ」 折口「では、そうさせていただきます」 玄田「おう！もう上がりか？」 折口「玄田くん！？どうかしたの？」

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玄田「まあ、乗れ！家まで送る」 折口「え！ちょ、ちょっと！わ！何この匂い…え？これ、玄田くんの？」 玄田「お前にやる。余り物だがな、999本あるぞ」 折口「余り物…？」 玄田「男子寮で配ったんだがなかなか減らなくてな。全部お前にやる」 折口「999本、ね…」 玄田「知ってるか？」

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折口「ふふ、なんのこと？」 玄田「喰えん奴め」 折口「生まれ変わってもこんな奴かもしれないわよ？」 玄田「それでもまた999本やるぞ」 折口「玄田くん」 玄田「おう」 折口「玄田くん！」 玄田「なんだ」 折口「ふふ、ありがとう」 玄田「おう」

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小牧「お待たせ、毬江ちゃん。行こうか」 毬江「はい！」 小牧「おじさんおばさん、行ってきますね」 毬江「行ってきます！」 毬江母「はーい。気を付けてね。…すっかり恋人同士ねぇ」 毬江父「寂しいが、幹久くんなら、な」 毬江母「ふふ、今夜はあなたの好きな物作りますね」

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小牧「今日はプレゼントがあるんだ」 毬江「え？今日、何かの日でしたっけ？」 小牧「何もないけど…はい、どうぞ」 毬江「わあ！凄い！こんなに？」 小牧「21本あるんだよ」 毬江「21本？」 小牧「“君だけに尽くすよ”」 毬江「私、だけ…」 小牧「気に入った？」

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毬江「じゃ、小牧さんに8本あげます」 小牧「え？それじゃ毬江ちゃん13本になっちゃうよ？」 毬江「小牧さんの本当の気持ちは私だけが知ってます。それに8本は“あなたの思いやりや、励ましに感謝します”なんですよ」 小牧「知ってたの？」 毬江「私だったらと思ってそれだけ覚えてたんです」

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小牧「参ったな…」 毬江「小牧さん」 小牧「どうしたの？」 毬江「ありがとう。とっても嬉しい！」 小牧「…毬江ちゃん、夕飯途中だけど…いいかな？」 毬江「えっと…は、はい」 小牧「ごめんね。あんまり可愛いからすぐ欲しくなっちゃった」 毬江「そんな！う、嬉しいです」

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柴崎「手塚、遅い！」 手塚「悪い」 柴崎「こーんな美人を1人でカウンターに座らせといて何かあったらどうするのよ！」 手塚「悪かったって」 柴崎「誘った方が遅れてくるのも気に入らない！」 手塚「お前、もう酔ってるのか？」 柴崎「酔ってないわよ！朴念仁！毎回公休の度に外泊して！」

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手塚「酔ってるんだな」 柴崎「違うっての！呆れてんのよ、あの王子様の皮被った狼に！」 手塚「別に皮は被ってないだろ」 柴崎「んもー！私の笠原を返せー！」 手塚「たく、これやるから機嫌直せよ」 柴崎「…どうしたの？これ」 手塚「隊長が安請け合いした貰い物だ」

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柴崎「この私に3本だけ？」 手塚「…下っ端だからな。何十本も貰うわけにはいかないだろ」 柴崎「ふーん。3本ねぇ？」 手塚「…44本の方が良かったか？」 柴崎「…いらないわよ、そんなに。でもそうね、12本までなら受け取るわ」 手塚「機嫌、直ったか？」 柴崎「どうかしらねー」