【デイ・オブ・ロブスターが照らすニンジャスレイヤーの過去未来現在】

夏休み企画「ニンジャ読書感想コンクール」 https://twitter.com/NJSLYR/status/637913618189647872 のために書かれた一文です。
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シャル819 @char819

デイ・オブ・ロブスターがボンド&モーゼズ作ではないと言われていたのはファンの間では有名な話である。しかしそれを覆すのがナカタ研究員の悲壮な復讐劇を描いたデイ・オブ・ロブスター2であった。そこに描かれる狂気と狂気の衝突は、まさにニンジャのイクサである。1 #njslyr7book

2015-08-30 19:08:05
シャル819 @char819

その象徴は、ラストでジューシーに茹で上がるロブスターの腕だろう。それは作者による『いかな難物も茹でれば中は食える』という意志の表れであり、ナカタ研究員から切り落とされた物語の終焉であり、有名映画の溶鉱炉シーンを想起させる帰還への意思でもあった。2 #njslyr7book

2015-08-30 19:08:28
シャル819 @char819

そしてデイ・オブ・ロブスター3である。フジキドがロブスターの悪夢に苛まれそれを打ち破るのは、フジキドの人間性が垣間見える現在連載中の第三部を思わせ、作者がロブスターを通じて新たなニンジャスレイヤーのイクサを照らし出そうという強い未来志向であるといえる。3 #njslyr7book

2015-08-30 19:10:47
シャル819 @char819

つまり、デイ・オブ・ザ・ロブスター・トリロジーとは、ニンジャスレイヤーの過去現在未来を示すメッセージの強い作品であり、それがアニメイシヨンの特典となったということは、その意志を新たなファンにも見せていくという象徴にほかならないといえるのである。4 #njslyr7book

2015-08-30 19:11:39
シャル819 @char819

なお、筆者はシヨンの円盤を所有しておらず、デイ・オブ・ザ・ロブスター・トリロジーとデイ・オブ・ザ・ロブスター3は未読であることをここに付け加えておく。以上です。5 #njslyr7book

2015-08-30 19:12:09