日本リヒャルト・シュトラウス協会主催「『ダナエの愛』プレトーク＆プレコンサート」

ゲーテ・インスティトゥート東京 ｜Goethe-Institut Tokyo @GI_Tokyo

二期会オペラ、リヒャルト・シュトラウス『#ダナエの愛』の日本初演にむけて、演出の深作健太によるプレトークとプレコンサートが9月4日(金)19:00からドイツ文化会館ホールにて開催されますnikikai21.net/blog/2015/08/9… pic.twitter.com/yrpHAIrSpx

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日本リヒャルト・シュトラウス協会 @rsg_japan

【第163回例会】講演と演奏オペラ《ダナエの愛》明日9/4（金）開催！！ 10月に上演される東京二期会主催、R.シュトラウス《ダナエの愛》に先駆け、演出家深作健太氏のお話。本公演出演小森輝彦、佐々木典子両氏による演奏あります。 pic.twitter.com/Uh5AuCDcmk

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東京二期会【オペラ】Tokyo Nikikai Opera @nikikai_opera

【今夜開催！】赤坂のドイツ文化会館ホールで日本リヒャルト・シュトラウス協会主催「『ダナエの愛』プレトーク＆プレコンサート」 nikikai21.net/blog/2015/08/9… 演出・深作健太のお話と佐々木典子＆小森輝彦の演奏をお楽しみいただけます。是非ご来場を！（Web担）

室田尚子 @naokobuhne

日本リヒャルト・シュトラウス協会第163回例会@ドイツ文化会館。オペラ『ダナエの愛』の講演と演奏を聴きに来ました。演出の深作健太さん、ソプラノ佐々木倫子さん、バリトン小森輝彦さんがご出演。二期会の公演の予習をします！

室田尚子 @naokobuhne

司会に広瀬大介さん@dhirose登場。続いて深作健太監督登場。 「二期会通信」で私が行った深作監督へのインタビュー記事もご紹介いただきました♪

室田尚子 @naokobuhne

深作／リヒャルト・シュトラウスを聴くまで「美しい」という形容を使ったことはなかった。彼の音楽にあるリリカルな部分とは何なのか。時代の移り変わりの中で「クラシック」として音楽がある終焉に向かう中でシュトラウスさんが最後に守ろうとしたものに惹かれていった。#ダナエの愛

室田尚子 @naokobuhne

深作／シュトラウスさんの音楽は、20世紀初頭、二つの大戦が起きるという時代の中での抵抗。男性原理に支配されている戦争の時代において、女性の名前をつけたオペラを書いたのはまさに抵抗だったのではないか。宗教・戦争・社会に対する家庭など小さな愛の世界。#ダナエの愛

室田尚子 @naokobuhne

深作／リヒャルト・シュトラウスのオペラの中で一番好きなのは『ダナエの愛』。ワーグナーで好きなのが『リング』だが、ユピテルはヴォータンに重なるし、大きな愛の宇宙を描いていると思う。色々なものに惹かれていくことから生まれる葛藤のドラマが好き。『カプリッチョ』も同じ。#ダナエの愛

室田尚子 @naokobuhne

聞けば聞くほどストーリーがとっちらかってるんだよね、このオペラ。神と人間、父と娘、金と愛、神殿と荒野。様々な対立項が盛り込まれている。深作健太さんはどこに焦点を当てるのか。#ダナエの愛

室田尚子 @naokobuhne

深作／3つのがれきの世界を重ね合わせる。1945年第二次大戦後のドイツのがれき。同じ時期の日本のがれき。そしてそこから70年を経た3・11以降の、立ち入り禁止区域をもった日本のがれき。#ダナエの愛

室田尚子 @naokobuhne

深作／今回の演出について。20世紀初頭のドイツのある都市。元の神話にあるダナエが父に幽閉されているという設定を活かす。母が登場しないことに着目。最初のシーンは父の宮殿の地下墓所にダナエは幽閉されているという幕開き。地下墓所の天井に空いた天窓から黄金の雨が降り注ぐ。#ダナエの愛

室田尚子 @naokobuhne

深作／閉塞された状況から抜け出すことを夢見ているダナエ。だから、黄金の雨が降り注ぐシーンはダナエの空想でもある。1幕はそんな状況を描く。#ダナエの愛

室田尚子 @naokobuhne

深作／演劇の稽古は行間を埋めていく作業。オペラは行間にすでに音楽が美しく、また違う形で埋めている。だからスコアから逸脱しては異なったものになってしまう。言葉と音楽と演出の三角関係。互いに引っ張り合う緊張感が素晴らしい。幸福な現場。#ダナエの愛

室田尚子 @naokobuhne

深作／台本を元に演技をつけても、音楽が鳴った瞬間に自分の間違いは一目瞭然。三角形の頂点に音楽があって、音楽が言葉や演出を引っ張っている。シュトラウスの音楽はそれほど雄弁。もし音楽が違うと感じるような作品なら、それは残っていないだろう。オペラとはまさにそのようなもの。#ダナエの愛

室田尚子 @naokobuhne

深作／例えば自分が台本からこの言葉を強調して、と言うとすでにシュトラウスさんの音楽がそこを強調するように書かれている。初めてオペラを演出する若造を、偉大な大先輩が「ここはこうなってるんだよ」と導いてくれているような不思議な体験を日々している。#ダナエの愛

室田尚子 @naokobuhne

深作／この作品のテーマは二つ。黄金（お金）と愛。黄金は何も生まない。愛とは、がれきの中から産んで育てていかなければならないもの。愛は生命を生む。3・11以降の世界の中でもう一度僕たちは黄金と愛とは何かを考えなければならない。今の混迷の日本に投げかけたい。#ダナエの愛

室田尚子 @naokobuhne

深作／人は色々な価値観の中で揺れ動く。ふたつの価値観に引き裂かれるというドラマが好き。次のやってみたいのは『タンホイザー』。←深作版ヴェーヌスの解釈、めちゃ観たい‼︎ #ダナエの愛

Jun Märkl memo by fan @JunMaerkl_memo

本日の日本リヒャルト・シュトラウス協会の例会は「ダナエの愛」がテーマ。オペラへの愛を熱く語る深作健太さんのお話を中心に佐々木典子さん、小森輝彦さんの歌他。広瀬大介さんが皆さんから色々なお話を引き出してくれました。この作品を語るのに皆さんが最も多く使ったのは「美しい」という言葉。

Jun Märkl memo by fan @JunMaerkl_memo

「難しい！」と言いながらもこの作品の上演に向かうのがとても楽しそうな演出家と歌手の皆さんでした。演出プランのお話も少しあり「ダナエの愛」舞台日本初演に期待大！！

Miho Morioka　森岡実穂 @MoriokaM

今日はそんなのもあったのか……！私はシュトラウス協会での《ダナエの愛》演出家深作健太氏のトークと小森＆佐々木の組み合わせでの一場面@ドイツ文化センターへ。クプファーに始まり、ベルリンに十年以上通って最先端の色々な演出を見てきている人だった。コンセプトも面白く本番が楽しみ。

Miho Morioka　森岡実穂 @MoriokaM

というかぶっちゃけエラいワグネリアンだったので、次はワーグナー協会がお呼びしたら絶対面白いw 何かやりたい作品はと聞かれてのお答えが《タンホイザー》でした！ @MoriokaM

小森輝彦 Teruhiko Komori @TeruhikoKomori

昨日は日本R.シュトラウス協会の例会で歌ってきました。二期会公演オペラ「ダナエの愛」の演出家、深作健太さんをお迎えし、非常に面白いお話しをしていただきました。最後に僕と佐々木さんで3幕幕切れを少しお聴きいただきました。 pic.twitter.com/c5vfNoW2zY

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小森輝彦 Teruhiko Komori @TeruhikoKomori

今日は3幕5場、最後の場面を稽古出来て、これでユピテルとしては全ての場面を網羅。この3幕5場は最後と言うだけでなくて色々な意味で要なので、今日じっくり稽古出来たことはとても嬉しかった。歌っていないときの芝居が非常に大切な場面です。ネタバレになるので言えない事が多いのがつらい〜

小森輝彦 Teruhiko Komori @TeruhikoKomori

音楽学者の広瀬大介さんによるダナエの愛についてのエッセイは二期会のHPでも紹介されていますが、そこで言及されているR.シュトラウスがユピテルへ自分の思いを託した部分、音楽を読み込むほどにじわっとわかってきます。 変身としつこさが取り柄（？）と思いたくなるユピテルの深い想いです。

小森輝彦 Teruhiko Komori @TeruhikoKomori

一昨日の日本R.シュトラウス協会の例会で、深作さんが、自分は楽譜が読めないから繰り返しとにかく音を聞いてる、とお話しされてましたが、今日の稽古でも、如何に深く聞き込んでいらっしゃるかがわかります。頭が下がります。楽譜を読めないなんてホント？と思ってしまう。