ゲーム内行為の定義についての対話

井戸里志さん、matsunagaさん、ぷらとんの3者による、「ゲーム内行為」の定義についての対話。
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ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

「意思決定過程の3類型」の修正がなかなかまとまらないでいるが、その思索過程での副産物を連投してみる。 1)ゲームの系の状態とは「局面」のことである。 2)プレイヤーの系の(狭義の)状態とは、当人が真であるとして引き受けている諸命題の集合として表される。

2015-09-08 03:53:16
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

3)分節化された決定木は、こうした諸命題の和として表現される。(例えば、aならばpまたはq、bならばqまたはr、aの場合にpとなる確率はaの場合にqとなる確率より大きい(P(a→p)>P(a→q))の和)

2015-09-08 03:53:33
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

4)ゲームにおける「行為」とは、プレイヤーがゲームもしくはプレイヤーの状態を変化させることである。 5)ゲームにおける「思考」とは、プレイヤー当人にのみ作用して、その状態を変化させる行為である。

2015-09-08 03:53:45
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

6)プレイヤーの系は、互いに矛盾する命題を引き受けうる…ような気がする。それか、諸命題を確信的に引き受けるか、懐疑的に引き受けるかの別があり得る。

2015-09-08 03:54:00
matsunaga @zmzizm

@platon_dorothea 一連のお話はなるほどなと思いました。4について気になったのですが、(1)そこで変化させられるものとしてプレイヤーの状態というときの「プレイヤー」には変化させる当人も含まれるんでしょうか。またそうだとすると、5は4の一部ということになるんでしょうか

2015-09-08 09:37:34
matsunaga @zmzizm

@platon_dorothea (2) あるプレイヤーがなにかしら行動して、自分はゲームの状態を変化させたという信念をもつことになったが、じっさいのところはゲームの状態はなにも変わってない、というケースはどう説明されるでしょうか。4や5に含まれるのかどうか。

2015-09-08 09:42:34
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

@zmzizm (1)について。少なくとも現時点では、おっしゃるとおり5(思考)は4(行為)の一部だと考えています。

2015-09-08 19:15:29
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

@zmzizm (2)について。当該プレイヤーの状態が、「現在の局面は、事態pが実現している」という命題を真とする状態から、「現在の局面は、事態q(pではないもの)が実現している」と言う命題を真とする状態に変化しているので、少なくとも5(思考)はしています。

2015-09-08 19:20:53
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

@zmzizm (続き)また、当の行動が(局面を変化させなくても)他プレイヤーの状態を変化させている場合には、思考に留まらない4(行為)をしていることになるかと思います。 でも、この単なる事実誤認を思考と呼ぶのは何か違和感ありますね。

2015-09-08 19:21:43
matsunaga @zmzizm

@platon_dorothea あるプレイヤーの行動がほかのプレイヤーの信念に影響を与えていれば明らかに「行為」と言ってさしつかえないと思うのですが、たんに自身の信念だけに影響を与える行動を「行為」と呼ぶのはちょっとへんな気がするというのと、

2015-09-08 19:24:26
matsunaga @zmzizm

@platon_dorothea 自身が行動した結果として信念が変化するケースと、たんに頭のなかで考えて信念が変化するケース(思考)を同じふうに考えるのがちょっとへんな気がします。

2015-09-08 19:28:02
matsunaga @zmzizm

@platon_dorothea たぶん同じ側面もあるのですが、なにかしら重要な点でちがうようにも思うので、そのちがいを拾える理論のほうがいいかなというかんじです(代替理論が思いついているわけではないので、ひきつづき考えます)。

2015-09-08 19:28:56
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

@zmzizm ご指摘ありがとうございました。おかげさまで今回も重要な気付きを得られました。私のような素人にとって、このようなコメントを頂けるのは本当に有り難い限りです。 そのうち、matsunagaさんのお話の続きが聞けるのを楽しみにしてます。…私も頑張って考えますが。

2015-09-08 20:40:34
井戸 里志 @kan_jiro

@platon_dorothea 行為:ゲームと当人を変化させること(他プレイヤーの変化は問わない)、コミュニケーション:他プレイヤーと当人のみを変化させること、思考:当人のみを変化させること、って感じではどうでしょうか? 当人を変化させないことについては扱っていません。

2015-09-08 20:40:28
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

@kan_jiro なるほど。それだと、ゲーム、他プレイヤー、当人の3つの系からあり得る全ての関係を網羅出来てますね。コミュニケーションという項目を持ち込むのも、分かり易くて良いかもしれません。

2015-09-09 06:06:43
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

@kan_jiro ただ、その分類だと@zmzizm さんからご指摘のあった「何らか行動して、ゲームの状態は変わらなかったが、当人は変えたと思っている」場合が「思考」になってしまうように思います。

2015-09-09 06:07:02
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

@kan_jiro また、特殊な場合かもしれませんが、純粋に互いにゲームの状態にのみ作用しながらも、ただそのゲームの展開のみによって、互いの考えを読み取ったり読み取らせたりする「コミュニケーション」というのもあるような気がします。まあ、こちらは言葉の問題に過ぎないのですが。

2015-09-09 06:08:16
井戸 里志 @kan_jiro

@platon_dorothea むしろその主観と客観のズレは面白いかもしれませんね。その例の逆に、主観的には思考だが客観的には行為になることもあり得ますし、主観的には何もしていないが客観的にはコミュニケーションになることもあるでしょう。

2015-09-09 13:55:52
井戸 里志 @kan_jiro

@platon_dorothea さらにいえば、当人の主観的にも客観的にもコミュニケーションだが、他プレイヤーの主観的には行為だったり。 (すみません、行為と行動がごっちゃになってしまいました。これは行為でいいんですね)

2015-09-09 13:56:40
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

@kan_jiro なるほど。客観 / 当人の主観 / 他プレイヤーの主観 それぞれで、ある行動がどんな種類の行動なのかが変わってくる、というのはその通りですね。

2015-09-10 06:01:00
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

@kan_jiro 「行為」の中にも、客観的にも当人の主観的にも他プレイヤーの主観的にも「行為」である行動があったり、当人の主観的にしか「行為」でない行動があったりする。

2015-09-10 06:01:14
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

@kan_jiro 「コミュニケーション」の中にも、当人の主観的にも他プレイヤーの主観的にも「コミュニケーション」である行動があったり、当人の主観的にしか「コミュニケーション」でない行動があったりする、と。

2015-09-10 06:01:33
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

@kan_jiro そう考えると、先の井戸さんの3分類で上手くいきそうですね。 うーん、流石です!

2015-09-10 06:01:59
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

@kan_jiro ただ、一点だけ。 分類のそれぞれは、ゲームやプレイヤーの状態を変化させる「可能性のある」行動とした方が良いのかなと思います。

2015-09-10 06:49:34
ぷらとん / TAKUSARI Koki @platon_dorothea

@kan_jiro と言いますのも。例えば、ゾロ目が出るかその時出た目を選ぶかするまでは一手番中に何度でも振り直しができるというゲームで、サイコロを振ってその出目がゾロ目でもなく選ばれもしないようなものだった場合でも、彼は行為したと言って良いと思うので。

2015-09-10 07:02:05