「立憲主義」は日本に”ありますか”。イエスかノーで。130年の歴史を賭けた戦いの始まり。
國會開設は卽ち立憲政治にして言論の自由は其政治の本色なり。日本の國會は苟も帝室の尊嚴を犯さゞる限り如何なる事を議し如何なる事を論ずるも自由自在にして毫も制限せらるゝ所なし。(福澤諭吉)
2015-12-16 09:00:53まず立憲思想が起こってその思想から自然に生まれ出た制度であれば、その運用も自ずから法に適い漸次に向上進歩するわけであるが、(日本のように)まず制度が出来て思想がこれに伴わなければ、制度と思想が矛盾衝突するから種々様々な喜劇悲劇を演じだすのは、蓋し理の当然であろう。『政治読本』
2015-09-22 13:16:47心配なのは明治憲法さえ使いこなせなかった国民に、果たしてそれよりも立派な新憲法が使いこなせるだろうかということである。しかしどうにか子供が正宗の名刀を振り回して大怪我するような真似をしたくないものだ。『民主政治読本』
2015-09-02 13:46:10「立憲主義」ってなあに?(江川紹子) - Y!ニュース bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/201… 樋口陽一氏による解説。”『民主』と『立憲』は、純粋論理的に考えると緊張関係にあって、決して予定調和ではないのです。”
2015-09-21 23:10:29”憲法は立憲主義のためにあるのであって、あえて誤解を恐れずに極論を言えば、民主主義を進めるためにあるわけではない。民主主義を一生懸命やるのは政党であり、国民であり、労働組合だったりするわけですが、「それは結構だけれど、それにも限界があるんだよ」ということを示す”。(樋口陽一)
2015-09-21 23:13:34安倍さんが理解できていない立憲主義ですが、中学の公民で習います。安倍さんは中学からやり直して欲しいです。(UCD) pic.twitter.com/CyU0F055Bj
2015-09-22 15:53:43「極めて異常な事態。元最高裁長官や内閣法制局長官の言葉を私人のそれとして切り捨てる、なぜそれが許されると思うのか」 / #国会を見よう 参議院本会議 cas.st/c07b001 | 40:09経過
2015-09-19 00:46:03憲法学者の論は参考にはなるが要は私論、そっちはもういいんです。 今回重要なのは「元内閣法制局長官」「元最高裁長官」「元最高裁判事」の「違憲」見解とその論理。「法的安定性」が違憲の鍵だから。 学者だけクサして、こちらに触れないバッシングは「話の理解を妨げる」だけ。意図も透けてる。
2015-09-27 12:42:15濱田元最高裁元判事の公述「極めて異常な事態。元最高裁長官や内閣法制局長官の言葉を私人のそれとして切り捨てる、なぜそれが許されると思うのか」。これに「いや私人でしょ」的反応があったけど、これも「立憲主義(法の支配)」への理解に関わるんですよね。つまり「法的安定性」の問題。
2015-09-22 08:23:32続)多数決民主主義より上に何も決まりがないと、「多数を取ったらあらゆる法律を好きに変えていい」事になる。制限速度が200キロになったり無制限になったり、消費税がゼロになったり30%になったりが、4年単位でグルグル変わるのがアリ。それを実行する社会のコストや人の生活はどうなるか?
2015-09-22 08:38:44続)「村の寄り合い」と違って、大規模なインフラやシステムを持つ近代国家では、そう簡単に運用を180度変え続けたら社会がもたない。国民の生活が損なわれる。だから憲法が上から「そもそも何のために法律を決めてるんですか」を定めて縛っているわけです。すると「法的安定性」が必要だと分る。
2015-09-22 08:44:14続)「法的安定性」と言う言葉は語感のとおり”微妙”。一言一句変えるなのゼロイチではない。「安定性を保て」。どこからどこまでが「安定」なのかに”それを決める法律はない”。法律も最後は「人間のアナログな知恵」。”人間力”の問題。だから安定のために「OBの言葉を傾聴する」必要がある。
2015-09-22 08:53:14続)これが「会社の社長」だったら、辞めた社長は無視していいし、経営方針は180度変えていいし、会社を廃業してもいい。国は「廃業」できないわけです。利益を上げることで無く「継続する事」自体が最優先目標。どうもね、このへんの区別が全くつかずに「国の法律」の話をしている人が多い。
2015-09-22 08:57:52民主主義は「現在」を走る電車。立憲主義は「過去から未来に」敷かれたレール。
「憲法のために国民がいるわけじゃない」的なコメントについてメモ的に書くと、やはり「時間認識」の問題。その「国民」に「未来の国民は入ってますか?どのくらい未来まで?」と言うことですね。国は「存続する事」が基本目的。多数を取ったからといって「有り金パーッと使おう」じゃ困るわけで。
2015-09-25 04:33:33.@kikori2660 立法者が尊重すべき法的「安定性」とは、「時を越えた安定性」の事です。過去を尊重し、未来に「筋」を繋ぐ。だから法の運用、ひいて社会が長期に渡って安定し、未来も安定が期待出来る様になる。そこでは「今現在の民意」に、むしろ左右されてはいけないわけです。
2015-09-24 07:15:56.@kikori2660 民主主義は、「今」現在の民意を反映し実現しようとする。立憲主義は、「今」を信用しません。常に”間違える”ものと考える。だから「過去」から「未来」への”筋道”のレールを引いて、その上に載せようとする。これが、立憲主義と民主主義の相互補完の原理です。両輪。
2015-09-24 07:20:51民主主義は「現在」で、立憲主義は「過去と未来」。安保法案でも、特に男性の場合、賛否の世代の分かれ方がそんな感じになってますよね。 反対しているのは「過去の人」と「未来の人」です。
2015-09-24 07:34:22【民主主義は「現在」を走る列車。立憲主義は「過去から未来に」敷かれたレール。】 これは結構イメージしやすいんじゃないかな。我ながら(笑。”両輪”より分かりやすい。
2015-09-24 07:50:35