噴石が空中衝突して砕けて落下するモデル

びっくりした。本気か?
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

まったく意味不明のことが書いてある。弾道軌道を描く大岩の投出角度が高角と低角の2種類あったと(少なくとも図では)ゆってる。そして、両者が空中で衝突して粉砕したのだという。どんだけサーカス? twitter.com/uti5525/status…

2015-10-04 20:06:27
うちぼり @uti5525

@HayakawaYukio 家に帰って信濃毎日新聞を広げるとこんな記事が。本日チェックするとまだ書いてなさそうなのでとりあえず送ります。 pic.twitter.com/C7VrIfazq1

2015-10-04 20:01:42
早川由紀夫 @HayakawaYukio

トンデモあるいはニセ科学と言ってよいレベル。

2015-10-04 20:08:41
早川由紀夫 @HayakawaYukio

凶器は、火砕流から立ち昇った入道雲が高空に運んだ火山れきだった。 kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-683…

2015-10-04 20:11:59
早川由紀夫 @HayakawaYukio

空中衝突。砕けて落下。このモデルすごいね。たまげた。今日の信濃毎日新聞。 pic.twitter.com/DWYZjbeTZD

2015-10-04 20:15:17
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

先の戦争末期、来襲するB29を地上から大砲で撃って墜落させようと試みた話があるが、それを想起させる。

2015-10-04 20:17:07
早川由紀夫 @HayakawaYukio

世界各地のストロンボリ式噴火で、火山弾が空中衝突した事例がひとつでも知られているだろうか。私はひとつも知らない。

2015-10-04 20:19:01
はぎわら ふぐ @hugujo

目標誘導型火山弾。(いやミサイルでも迎撃となると結構たいへんなんですけど)

2015-10-04 20:21:18
早川由紀夫 @HayakawaYukio

このコンサルタント会社、気象庁から火山業務を大々的に請け負ってるところだよね。

2015-10-04 20:21:28
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ま、大勢の登山者を殺した凶器が、火口から放物軌道を描いて飛んで来たにしては小さすぎると気づいたところはよしとすべきか。

2015-10-04 20:25:11
SHIOIRI Tomohiro 塩入友広 @shioiri

こんなこと素人的に考えてありえないでしょうトカナントカ疑問持つ奴信毎にはいないのかね twitter.com/hayakawayukio/…

2015-10-04 20:33:17
Ryusuke IMURA @tigers_1964

フ,フ,フ,まいったか.RT @HayakawaYukio: 空中衝突。砕けて落下。このモデルすごいね。たまげた。今日の信濃毎日新聞。 pic.twitter.com/SjWKATcaAR

2015-10-04 20:52:07
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

63人がどうやって死んだのか正確な知識がないままどんなに取材してどんなに記事を書いても、その意味合いは小さい。

2015-10-04 20:56:45
早川由紀夫 @HayakawaYukio

63人がいつどうやって死んだのか、それをあきらかにして書き残すことが地元紙の使命だ。なのに、そこだけを避けているようにみえる。

2015-10-04 20:58:27
@takanokoe

迎撃ミサイルでも当てるの大変なのに・・・w いっぱい飛んでりゃ偶然当たって砕けたのもあるかもしれないけど、致命的な損害を与えるほどの数にはならんでしょうなぁ。。。 まぁ、記事になった時点で元と違う意味になってる可能性もあるけど。 twitter.com/HayakawaYukio/…

2015-10-05 00:59:30
早川由紀夫 @HayakawaYukio

浅間山の2004年11月4日のブルカノ式爆発で、火口から4.6キロ離れた国道に落下した火山れき。最大径5センチ(扁平)。これに直撃されれば死亡しただろう。御嶽山頂は噴煙から1キロにあった。直径5センチが雨あられと降り注いだ。 pic.twitter.com/C0dmEFh2xP

2015-10-05 07:41:27
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

ブルカノ式でも、プリニー式でも、噴煙は浮力で上昇する。その力は直径5センチの火山れきもやすやすと持ち上げる。御嶽山地獄谷から下った火砕流の上に8キロ上昇した噴煙も例外ではない。火山れきを持ち上げなかったと考えるほうが苦しい。

2015-10-05 07:43:22
早川由紀夫 @HayakawaYukio

噴火はとくに大きくなかった。とくに強くなかった。ただただ、火口のすぐそばに人が大勢いたことに尽きる。そして、風向きがちょうど人がいた山頂に向かっていた。秋の好天の土曜日の正午前で、風向きがピタリだった。まるで狙ったかのような噴火だった。街で交通事故にあう確率よりまれだった。

2015-10-05 07:46:50
早川由紀夫 @HayakawaYukio

死亡した63人は不運だったとしか言いようがない。

2015-10-05 07:47:53
早川由紀夫 @HayakawaYukio

63人の多くは上空から降ってきた火山れきに当たって死んだ。これを噴石とよぶのは適当でない。現象がまったく伝わらない。気象庁が使う噴石をテレビ新聞が無批判に使うのは、もうやめたほうがよい。いま君たちが工夫すべきは情報の伝え方ではない。情報伝達するときに使う用語の厳選だ。

2015-10-05 07:50:00
早川由紀夫 @HayakawaYukio

君たちがいまできることは、63人がどうやって死んだかを視聴者・読者に正確に伝えることだ。それなくして、何をやっても無駄だ。空中衝突して砕けて落下したなどという夢物語を記事にしている場合ではない。

2015-10-05 07:51:54
早川由紀夫 @HayakawaYukio

火山学では、64ミリより大きい粒子を火山岩塊とよぶ。64ミリより小さい粒子を火山れきとよぶ(2ミリより小さいと火山灰)。気象庁の噴石は、火山岩塊と火山れきを合わせた言葉。15年前、両者を区別してくれのリクエストをしたら、それには応じず、大きな噴石と小さな噴石として区別した。

2015-10-05 07:58:19
早川由紀夫 @HayakawaYukio

気象庁火山は、その後、発表する火山情報では大きな噴石と小さな噴石を区別しているが、それを伝えるテレビ新聞は「噴石」として伝え続けている。まれにNHKが大きな噴石と正確に伝えるくらいだ。そういうわけで、視聴者・読者は噴石は大きな岩だと思い込んでる。20年前まではそうだったからだ。

2015-10-05 08:00:11
早川由紀夫 @HayakawaYukio

気象庁では、鹿児島地方気象台が桜島の火山情報を出すとき、火山れきと正しく呼んでいた。しかし気象庁本庁は、鹿児島地台に対して、火山れきを「小さな噴石」に置き換えるよう、改悪指導をした。

2015-10-05 08:01:17
早川由紀夫 @HayakawaYukio

こういう不幸な言葉だ。噴石は。いま封印したほうが良い。 火山れきはわかるだろうが、火山岩塊は一般になじみがないかもしれない。そのときは火山弾と呼ぶとわかりやすい(ただし火山学の使い方と少し違う)。もっとわかりやすいのは大岩と小石に区別することだ。

2015-10-05 08:03:38