大きな噴火はめったに起こらない。小さな噴火はしょっちゅう起こる。

昔の火山は大きな噴火をしていたが、今の火山は小さな噴火しかしなくなった、のではありません。火山は、昔も今も、同じペースで噴火しています。
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はぎわら ふぐ @hugujo

富士山が、阿蘇が大噴火するするゆーても、ものすごい大噴火って結局大昔しか起こってないじゃーん。・・・大抵の火山の噴火が、最近になればなるほどショボく見えるわけを図にしてみますた。【これで正しいかどうかはわかりません】 pic.twitter.com/S1NfYT72L2

2015-10-05 10:50:57
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

正しいけど、わかりやすいかどうか、はたしてどうだろか。 大きな噴火は大昔に起こっただけで、いまは小さな噴火しかしてないから、自分とこの火山はもう元気がなくってて安心だと思ってほしくないのだが、さて、わかってもらえるか。

2015-10-05 10:58:38
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

「大昔」の感覚が人によって異なるだろうから、この図から受ける印象は千差万別だと思う。

2015-10-05 11:02:26
はぎわら ふぐ @hugujo

噴火予知がなぜ困難かとゆーと、この大小の噴火の行列の中で、自分がいまどこにいるのか正確に把握できないというのも原因のひとつなのかな。

2015-10-05 11:02:48
はぎわら ふぐ @hugujo

あと、行列そのものの状態も正確に把握できてないことが多いだろうし。。。

2015-10-05 11:04:13
はぎわら ふぐ @hugujo

噴火だけではなく、地震、洪水、たいていの自然災害に当てはまるんじゃないかな。大きな出来事はそうしょっちゅうあるわけじゃない。一方でショボイ出来事は今も時々起きる。これがクセモノ。だから「まぁそんなものかな、もう今は大事件なんか起きないんだろう」という事になっちゃいかねない。

2015-10-05 11:36:54
早川由紀夫 @HayakawaYukio

規模(噴出量)と頻度には逆の相関関係がある。規模が10倍になると頻度は10分の1になる。だから、10倍の噴火は10分の1で起こりうると思うべし。福岡市を壊滅する阿蘇5火砕流は、先月14日に起こった火砕流の1000万倍。だから1000万分の1の確率で起こる。

2015-10-05 11:02:56
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ふぐさんのイラストは、大噴火・中噴火・小噴火の3段階にわけてる。おおむね4倍で大中小をわけてる。これを10倍でわけて、超巨大・巨大・大・中・小・極小・超極小の7段階にわけるとじっさいの火山噴火になる。さて、そういう絵を描けるだろうか。難題だろうね。

2015-10-05 11:07:24
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

ふぐさんの図と似た図はずいぶん前に自分も(数字を入れて)書いたことを思い出した。 pic.twitter.com/iXQ45wRxwo

2015-10-05 11:20:27
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

浅間山の場合を表にするとこうなる。 pic.twitter.com/ITfr9zzvXr

2015-10-05 11:24:44
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

・M2より小さい噴火は、火口のすぐそばだって地層として残らない。 ・M2とM3は、火口から5キロくらいまでなら地層として残る。 ・M4以上は、火口から何十キロも離れても地層として残る。 だから、9万年前の阿蘇4噴火(M8)の前後のM4以上噴火は、わかる。

2015-10-05 11:43:41
早川由紀夫 @HayakawaYukio

浅間山で言えば、平安時代1108年噴火(M5)の前後にM3がひとつあることがわかる。5キロ地点でみつかる。地層名は「A'」だ。1596年だと思う。しかし、20世紀前半みたいなブルカノ式があったかどうかは地層からわからない。ブルカノ式爆発1発はM1だからだ。

2015-10-05 11:45:24