渡邊芳之先生ynabe39の「「調べれば調べるほど,資料を読めば読むほど意見が偏る」というのが普通の人である。」
千の風になって。
渡邊 芳之(わたなべ よしゆき、1962年4月22日 - )は日本の心理学者。帯広畜産大学人間科学研究部門(人文社会・体育学分野)教授。博士(心理学・東京国際大学)。 佐藤達哉、尾見康博との共同研究を中心に心理学論、心理学史、人格心理学や血液型性格分類の批判的検討などの分野に論文・著作を持つ。趣味はレコード蒐集。
http://ja.wikipedia.org/wiki/渡邊芳之
渡邊 芳之 -帯広畜産大学-
http://www.obihiro.ac.jp/ichiran/watanabe_yoshiyuki.html
歴史こそ「専門家がなんと言うか」「多くの専門家の合意がどのへんにあるか」が大事だと思うが,専門家が自分の意見に反する意見を言ったらそれもなかったことにしてしまうのが普通の人なので。
2015-10-05 02:04:46自分に都合のよい「歴史」については「たしか」とか「聞いたことがある」程度の根拠で肯定してしまうのに,自分に都合の悪い歴史については一生懸命ネットを調べて否定する。
2015-10-05 02:07:24まあ「調べる」ということの動機づけが「違和感」なのは専門家も同じなのだが,専門家は自分に都合の悪い資料もちゃんと読むように訓練されている。
2015-10-05 02:08:19@ynabe39 たった100条の法文に人生を捧げた憲法学者もガン無視されますが、STAP細胞では生物学者がオリンピックロゴでは美術が無視され、一般人の方々はあらゆる分野の高度な専門的知見を否定する力があってすごいなあ、なんて。
2015-10-05 02:09:44まず「歴史学者の平均的意見はどのあたりか」を知った上で自分の意見を組み立てればいいのだが,ネット検索で上の方に出てくる意見はたいてい専門家の平均的意見とはズレている。これは心理学でもまったくそう。
2015-10-05 02:13:28「経済的社会的に成功した人々」という意味で「勝ち組」という言葉を使うのが普通になったが,それを聞くと自分はいつもブラジルの「勝ち組」を連想してしまう。
2015-10-05 02:24:50@ynabe39 いしいひさいちでブラジルの「(阪神タイガース)勝ち組」と「負け組」のネタがありましたね。タイガースが優勝できなかった証拠の新聞を見せられた勝ち組の「ウソだ、スワローズなんかが優勝している」という台詞がありました。
2015-10-05 02:27:58@ynabe39 もっと気になるのが、別の分野の専門家が”普通の人”として振舞う事ですね。、一昔前なら”ある分野を極めた者は他分野でも才能を示す”と言われていたのですが、ツイッター上では、他分野の背景・経緯を理解することもなく安易な発言をする事が多いと感じています。
2015-10-05 02:28:46これはツイッターに限らずネットの特徴で,出版や新聞の時代には「専門家が専門外のことについて述べる」情報には価値がないので掲載も出版もされなかったわけです。それがネットだと自由に発信される。
2015-10-05 02:30:40そこに情報を受信する側の「属人主義」が加わって「専門家として信頼できる人だから専門外でもそれなりに正しいことを言うだろう」と期待し信じるようになる。
2015-10-05 02:32:24独学させると「自分に都合のいい知識」ばかり集めて偏っていくのを防ぐためにも,カリキュラムに沿って本人が知りたくないことも無理やり教えることが大事である。
2015-10-05 02:38:10