小田嶋隆さんtako_ashiの「まあ、あんまり大げさに考えずに、失礼ということを楽しむためのツールだと思えば良いのかもしれません。」

小田嶋隆 @tako_ashi

友だちの友だちが友だちであってたまるかよ

小田嶋隆 @tako_ashi

素晴らしい人が素晴らしい友だちをたくさん持っているのかというと、案外そうでもなくて、魅力のある人間はクズみたいな友だちと付き合っている。

小田嶋隆 @tako_ashi

逆に言えば、他人にとってはクズみたいなヤツが自分にとっては大切な友だちだということがあったりするということだ。

小田嶋隆 @tako_ashi

でもまあ、それはそれとして、クズみたいなヤツがクズみたいなヤツとツルんでいる例が少ないのかというとそんなことはなくて、そういう例は信じられないぐらい多いわけだから、なにごとも一概には言えない。

小田嶋隆 @tako_ashi

ツイッターのアカウントをたぐって行くと、類は友を呼ぶということわざが確かな実質を備えた言葉であることがよくわかる。

小田嶋隆 @tako_ashi

区別がつかないほど似た人間同士が相互フォローしているツイッターの世界のコミュニケーションを見ていると、リアルな世界の健全さに思い至る。容易に本音が言い出せないからこそ、われわれは異質な人間と交流しているわけで、たぶん、その付き合いを通じてかろうじて正常さを保っているのだと思う。

小田嶋隆 @tako_ashi

ツイッターの世界のコミュニケーションは、いちいち発言の内容に配慮する必要がないほど考え方の近い人々との関係と、最低限の礼儀すら省略してしまうほど敵対的な相手との関係に二極分化して行く。と、普通の人間が普通に身につけているはずの対人スキルは、なぜか無効になっているのでした。

小田嶋隆 @tako_ashi

まあ、あんまり大げさに考えずに、失礼ということを楽しむためのツールだと思えば良いのかもしれません。