#比較優位説 は現実の国際社会では成立しない机上の空論 ~ 資本主義を憎悪し世界革命を叫ぶマルクス主義と、つくればつくるだけ売上が増える架空の世界を信奉してグローバル資本主義を追求するフリードマン主義の類似性

比較優位説は国内レベルでの分業の優位性を根拠づける理論ではあっても、国家間の分業(過激な国際自由貿易)を正当化する根拠にはならない。 世界史や世界情勢がそれを証明している。 「需要を奪い合う自由競争」を捨象した比較優位説の世界は、実は共産主義と同じ http://nomorepropaganda.blog39.fc2.com/blog-entry-1506.html
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リンク 現代ビジネス [講談社] 世界一わかりやすいスティグリッツの経済学第8回 「比較優位の構造」 前回のコラムでは、取引はお互いにメリットを生むということを解説しました。 感覚的に、自分の得意分野に集中した方がいいと感じている人が多いかもしれません。その感覚は、経済学の理論で考えても正しいので…

比較優位説って何?というかたは、こちら↑をお読みください。
こちら↓の議論の中からは論点の拡散がおこる懸念が生じましたので、

まとめ #比較優位説 はどんな時代のどんな国にも成立する普遍的な法則か? ~ #山本博一 @ hirohitorigoto .. 小室直樹 『国民のための経済原論Ⅱ』より 「イギリスに自由貿易を押しつけられた国々の哀れな末路」 「アメリカが比較優位を無視して驚異の成長を遂げたのはなぜか」 「比較優位説の結論と正反対な歴史の現実」 「最良の経済システムではなかった自由貿易」 「需要を奪い合う自由競争」を捨象した比較優位説の世界は、実は共産主義と同じ http://nomorepropaganda.blog39.fc2.com/blog-entry-1506.html 8413 pv 64 1 user 14

以下、私の考えをまとめてみました。

ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

関税撤廃の #自由貿易 が常に善をもたらすというのなら #ギリシャ その他のEU加盟国は総ての国がよくなっているはず。しかしEUは崩壊寸前でPIGSでは失業率が深刻なレベルに達している。#比較優位説 は机上の空論なのだ。 huffingtonpost.jp/2015/07/02/gre…

2015-10-08 10:27:47
リンク ハフィントンポスト 緊縮財政がギリシャに与えた8つの傷跡 緊縮財政がギリシャに与えた8つの傷跡とは何か。今後さらなる困難が待ち受けるギリシャが、すでに陥っている現状をまとめてみた。
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

#自由貿易 が常に総ての国にWIN-WINなら、スペインやギリシャの失業率はどう説明するのでしょうか? 出典)会社四季報オンライン(データソース:EU統計局の2014年11月の失業率) twitter.com/nomorepropagan… pic.twitter.com/AhZXIorjxS

2015-10-12 14:49:16
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

失業率の高さから世界を揺さぶる欧州経済を理解しよう | 会社四季報オンライン shikiho.jp/tk/news/articl… 2014年11月の失業率はユーロ圏全体で11.5%でした。 ギリシャは25.8%(10月分、11月は未公表)、スペインは23.9%

2015-10-12 14:44:59
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ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

梶田さんノーベル賞受賞で話題になったニュートリノの質量。理論物理学では質量が無いとされていたが、観測によって質量があることが確認され、理論の修正を迫られている。 理論的には間違いがない #比較優位説 を国際貿易レベルで裏付ける歴史的事実を私は知らないが、逆に反証する事例はある。

2015-10-08 10:36:49
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

#比較優位説 を国際貿易レベルで裏付ける事例を私は知らない。 大英帝国と自由貿易をした国で経済発展した事例は? 南北戦争で英国との自由貿易を拒絶した米国はなぜ英国を超える大国になったのか? EUという関税撤廃同盟でギリシャその他PIGSは成功したといえるのか?

2015-10-08 12:49:16
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

これまでのような私の異議申し立てに対して、こいつらは個人レベルでの分業体制の正当性を訴えるのみ。分業なら日本国内で充分成立する。ノーベル賞獲れるか獲れないか判らない基礎研究をする人、マイナースポーツに人生をかける人、などなど、、 twitter.com/ewa_nwd/status…

2015-10-08 10:50:26
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

日本国内で分業体制が理想に近い形で成立(ほぼ均衡状態)しているところに、国際レベル、つまり地球規模で分業をしていこうというのがこいつら。マルクス主義者が革命を信奉するように、フリードマン主義者がグローバル資本主義を信奉する。 twitter.com/hirohitorigoto…

2015-10-08 10:56:49
山本博一(ひろ) @hirohitorigoto

@ewa_nwd @nomorepropagand ツイッターやりながら比較優位を否定するのもどうかと思いますねw

2015-10-07 09:33:30
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

#比較優位説 には完全雇用という前提がある。二国二財でよりたくさんの財を生産することが総てであり善だという前提が。つくればつくるだけ売上が増える世界のお話だ。しかし現実世界は需要に合わせて雇用を調整する。机上の空論だ。 togetter.com/li/883156

2015-10-08 11:04:51
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

需要を超える生産が利益を圧迫することは経営学的に常識である。#比較優位説 を根拠に自由貿易を訴える経済学者は経営の現実を知らない象牙の塔の住人なのである。憲法九条を信奉し、自衛隊は違憲だが憲法改正はすべきでないとする日本の主流派憲法学者のように、彼らは現実から目をそらす。

2015-10-08 12:50:58
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

つくればつくるほど売上が増える世界では #比較優位説 は成立する。共産主義国家が国民に物資を配給して代金を強制徴収するような世界だ。グローバル資本主義と共産主義は対極にあるが実は似ている。どちらもまるで宗教のようだ。教義が違う宗教が覇権を争っているかのようだ。

2015-10-08 11:14:59
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

貿易は貿易商に莫大な利益をもたらす。しかしその他大勢にとっては失業という大問題をもたらす原因となる。 #比較優位説 は完全雇用(つくればつくるだけ売上が増える)世界を前提とし、貿易商だけでなく労働者にも利益がもたらされると”言いくるめる”のに都合の良い理論である。

2015-10-08 11:29:20
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

#比較優位説 の問題点は失業だけではない。安全保障の観点が全くないことも重要である。仮に日本が自動車や電気製品・電子部品に特化して穀物自給率がゼロになったら? 金融危機で投機マネーが小麦など商品市場に流れ込んで暴騰したら? 世界的な穀倉地帯が冷害・干ばつになったら?

2015-10-08 11:34:39
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

ありえない前提条件のもとでしか成立しない #比較優位説 を根拠にして関税ゼロ同盟拡大を正当化するフリードマン主義者は、EUの現状をどのように説明するのだろうか? ニュートリノに質量がないという理論物理学が観測結果を根拠に修正が迫られているように、比較優位説の評価を見直すべきだ。

2015-10-08 11:40:23
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

ノーベル賞:物理学賞に梶田氏 ニュートリノに質量実証 - 毎日新聞 mainichi.jp/feature/news/2… 観測データが蓄積された03年6月には質量の存在が確実なものとなり、「ニュートリノの質量はゼロ」という前提で組み立てられた現代物理学の見直しを迫る成果

2015-10-08 12:26:42
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

国内貿易によって生じた失業の解消や格差の是正のために財政政策を打つことは比較的容易だ。共同体意識を持つ国民同士だからだ。しかし国家間で新たな分業体制を模索し過激な自由貿易を推進した結果の失業や格差の解消については政治的に難しい。それはEUの現状を見れば明白である。

2015-10-08 12:35:55
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

くりかえすが、国内レベルでは自由貿易はよく機能し、それによって生じたデメリット(失業や格差)は一国の財政政策で解消もしくは緩和することが容易だ。 しかし国家間での過激な自由貿易は資本家の富をさらに拡大させるが、そのデメリット(失業や格差)を政治的に解消するのは難しい。

2015-10-08 13:00:18
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

「イギリスに #自由貿易 を押しつけられた国々の哀れな末路」 「アメリカが #比較優位 を無視して驚異の成長を遂げたのはなぜか」 「比較優位説の結論と正反対な歴史の現実」 「最良の経済システムではなかった自由貿易」 #小室直樹 『国民のための経済原論Ⅱ』より

2015-10-06 10:00:39
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

『ただ自由とだけ言って「分限(義務)」を知らなければ、わがまま放題になってしまう。その分限とは、天の道理に基づいて人の情に逆らわず、他人の害となることをしないで、自分個人の自由を獲得すると言うことだ。』 「学問のすすめ」 #福澤諭吉 #新自由主義 #自由と民主主義

2015-10-13 13:15:21
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

『リカードの比較生産費説の問題点』 ⇒ amba.to/1RzvNRL 「自由貿易やグローバリズムを国内の反対派を押しきるような強引な形で進めていくと、却って国際的な平和と安定に対して危険性が高くなることに、我々は気付くべきではないかと思います。」

2015-10-13 10:41:41

こちら↑のブログでもわかりやすく説明されています。

まとめ 関税自主権を放棄することが日本の消費者の利益にかなうことだ、と日露戦争までの人類史上前例の無い軌跡(奇跡)を全否定す.. いったい誰のための関税なのか? 関税自主権を取り戻すためにいったいどれだけの日本人が血を流したのか? 関税自主権に護られる生産者は消費者とまったく別人なのか? 消費者の大半は生産者(労働者)なのではないか? 日本に関税撤廃を要求する勢力は、日本の市場(需要)を日本の生産者(労働者)から奪いたいから要求するのだ。 低所得者には安い輸入食品を提供すべきだと善人ぶっているが、その仮面の下にはUSTRの代理人という顔が隠されている。 日本の生産者と消費者を意図的に対立させようとあおる自由貿易論者は海外の生産者と国内の輸入業者の利益を代弁しているだけなのだ。 彼らは輸入食品の安全性や日本の食料安全保障、日本の生産者の失業問題などには一顧だにしない売国奴である。 「需要を奪い合う自由競争」を捨象した比較優位説の世界は.. 4742 pv 19 2 users 2

まとめ 現実を直視せず自分の「信仰」に閉じこもり、根拠も示さず「教義」を他人に押しつけ、質問に答えないままやりすごそうとする.. 自分の主張を支える根拠を何も示せないで、デタラメな「教義」を他人に強要する「宗教の人」です。 日本語が不自由なせいか「・・という意味だろう」と、「おまえは・・・と言った」との区別がつかないようで、反論として提示したPDFを自分は読んでいないのに、他人に「読め」と言うだけでその概要を説明できない。 「需要を奪い合う自由競争」を捨象した比較優位説の世界は、実は共産主義と同じ http://nomorepropaganda.blog39.fc2.com/blog-entry-1506.html 2152 pv 5

「需要を奪い合う自由競争」を捨象した比較優位説の世界は、実は共産主義と同じ
http://nomorepropaganda.blog39.fc2.com/blog-entry-1506.html

比較優位説の前提条件

、、、比較優位説は、ある特定の条件の下においてのみにしか成立しないということである。その条件とは。
1.ダイナミックな経済変動を考慮に入れず、静学的であること。
2.多くつくればつくるほど生産性が向上するという、収穫逓増ではないこと。
3.外部経済、外部不経済が存在しない、つまり公害や産業の地域開発効果、あるいは後進国の国民が、先進国の国民のマネをするというような、いわゆるデモンストレーション効果が意味を有しないこと。
この3つである。
以上、小室直樹『国民のための経済原論Ⅱ』p.188より

「保護貿易は、有意義である」

ヘクシャー・オリーン・サムエルソンの定理は比較優位を生み、比較優位は自由貿易を生む。自由貿易でみんなが利益を得る(よりよくなる)。自由貿易バンザーイっていうイデオロギーもあやしんじゃないかしらん。自由貿易がベストとも断言できないのでは。まさしくそのとおり。
一見論理的に無謬と思われた比較優位説、無条件で成立すると思われたヘクシャー・オリーン・サムエルソンの定理は、自由貿易の最良の経済システムではなかったのである。したがって、ある国が自由貿易を行うことによって、必ずしもその前より良くなるとは限らないのである。(中略)
一九世紀の大英帝国、二十世紀の米帝国。
いずれも、「特定の条件の下においてのみ成立する比較優位説」を、あたかも公理のごとく振りかざすことで、不利益を被る国にも利益が得られるごとき錯覚を抱かせていたのである。
詐欺師のごとく。はたまたどこかの新興宗教のごとく。
しかも、更に大事なこと。
保護貿易は、有意義である。
このことの重大性、推して知るべし。
以上、同書p.192より

アメリカ産業は、自由貿易をしている間はイギリス産業と競争できるまでには育っていなかった。しかし、関税障壁を高くすること、つまり保護関税を設けることによって、何とかイギリスに拮抗できるような産業が、いくつか育ってきたのであった。(中略)
ここまでのストーリーで大切なことは、自由貿易ではなく保護貿易をした方が、国家は発展する。うまくゆく。これのことである。
これ、リカード大先生が唱えた比較優位説とは全く正反対。幼稚産業は、関税障壁を設けるなどして保護すれば、スクスクと発育するかもしれない。が、自由貿易によって幼稚産業が壊滅させられれば、これはどうしようもない。アイルランドのごとく、ポルトガルのごとく。
以上、同書p.146より

「自由競争は、独占に行き着く」

自由競争の結果、特別に有能な自由競争者は、他の自由競争者を駆逐して独占者となる。
資本主義者が教義とした市場機構は、実は右のごとき予定を内包したものであった。自由競争の行き着く果ては、自由競争の廃絶である。自由競争を排除する契機を内包する。
資本主義イデオロギーが内包する最大の矛盾ではないのか。べつに、マルクしズムによる批判を待たなくても。
自由競争は、独占に行き着く。
この命題(文章)が持つ意味は、限りなく大きい。
これ、資本主義原罪説ではないか。(中略)
資本主義者において根本的に不幸なことは、資本主義社会における市場機構は、右の意味における「原罪」を背負っていることだ。
「資本主義における教義=神の命令」を遵守せんと欲せば、それはあくまでも、市場機構の予定を信ずることである。
市場機構の自由なる作動は、最良の結果をもたらす、と。
ところがどうだ。市場機構の「自由な作動」は、それとは正反対の独占(寡占)を生むとは。何たる矛盾。(中略)
自由競争。行き着く果ては独占。自由競争は、その発展の極限として、その正反対物たる独占に転化する。
以上、同書p.178より

比較優位説というのは、、、

特定の国の全労働者を動員した場合の生産性だけを比較して、その国が比較優位な分野(比較的に生産性があまり低くない分野に特化する国と、比較的に生産性が高い分野に特化する国)にそれぞれ特化して国際分業した方が両国あわせてより多くの生産が出来るからどの国も豊かになる、という理論です。この理論が常に成り立つのなら、いつの時代のどの国にも自由貿易は恩恵をもたらすことになります。

日本とアメリカの二国、コメと自動車の二財を仮定します。
アメリカはコメと自動車で日本よりも生産性が高いが、コメよりも自動車で両国の生産性の差が小さい場合、アメリカはコメ、日本は自動車に特化して貿易した方がよりたくさんのコメと自動車を生産できる、というのが比較優位の概要です。
このケースでは、アメリカ国民も日本国民も、コメでも自動車でもどちらも作れて職業訓練期間がゼロという仮定がありますし、職業選択の自由など一顧だにされていません。干ばつや冷害でコメが例年の半分しか獲れない可能性、そのときにコメの価格が暴騰して餓死者が出ることなども考慮されません。もちろんアメリカ人と日本人の嗜好の違いなども考慮されません。とくに生産が二倍に増えても労働者が二倍必要になるわけではないことは重要です。自由貿易をすることによって失業者が出る可能性は考慮されないのです。さらに生産物が両国で過不足無く需要を満たす(つまり売れ残らない)という前提もあります。
比較優位説は二国二財のケースだけでなく多国多財でも成立するのですが、現実に自由貿易を推し進めようとすればいろんな観点から問題が起こります。

ケインズの貿易観の変遷~自由貿易の擁護から批判へ~松川周二

1923年の時点で、ケインズは自由貿易を尊重しながらも例外的なケースとして「農業のような比較優位の原則が望ましくない分野」その他を挙げています。

リンク 現代ビジネス [講談社] ポール・クルーグマン 私がTPPを支持しない最大の理由~この協定は、実際には貿易に関するものではない 知的正直さは、オバマ政権で十分に評価されていない長所のひとつだ。もちろん共和党の人々は、現政権のあらゆるところに欺瞞や、悪意ある隠れた動機を見出しているが、それは単なる推測に過ぎない。本当のところは…
ソクラテス雀@反緊縮 @nomorepropagand

ジョセフ・E・スティグリッツ|kotoba(コトバ) shinsho.shueisha.co.jp/kotoba/1306tac… 「これほど失業率が高いときに、さらに失業者を増加させることにつながる、労働力を省くイノベーションを追求していていいのか。」

2015-10-15 18:44:15
リンク 現代ビジネス [講談社] ジョセフ・スティグリッツ「グローバリゼーションの悪い面について」 貿易協定などを話題にすると、読者は目をトロンとさせがちだが、ここはわれわれ誰もがかなり気を付けなければならないところだ。現在、進行中の貿易協定案は、多くのアメリカ人をグローバリゼーションの悪い面に追…