津田敏秀さん 記者会見「福島事故後の子どもの甲状腺がんについて」

2015年 10月 8日、日本外国特派員協会。
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seki_yo @seki_yo

OurPlanet-TV 「甲状腺がん多発」津田教授会見 (10月 8日) アーカイブ youtube.com/watch?v=NORBfs…

2015-10-08 17:37:38
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seki_yo @seki_yo

2011年 3月、東日本大震災後の 福島第一原子力発電所事故を 受けて、2011年の 10月から 事故当時 18歳以下だった 福島県民 全員を 対象に、甲状腺スクリーニング検査が 継続して 行なわれています。(津田敏秀さん)

2015-10-08 22:54:44
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これらの 検査結果は 2013年 2月以降、日本語と 英語の 両方で、福島県 あるいは 福島県立医科大学の ホームページ上に 公表されています。(津田敏秀さん)

2015-10-08 22:56:43
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しかし、その 発表される データについて、疫学的な 分析が 行なわれないため、因果関係を 考えたり、公衆衛生学的 あるいは 臨床的対策の 立案、あるいは 将来予測 および 住民への 情報公開を 行なうために、きわめて 不十分な 状態が 続いています。(津田敏秀さん)

2015-10-08 22:59:44
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今回、私たち 岡山大学の グループは、疫学において 使われる 非常に 標準的な 手法を 用いて、この 福島県が 発表する データを 分析、その 結果を 国際環境疫学会の 学会誌である エピディミオロジーに 論文として 投稿、受理されまして、(続)

2015-10-08 23:04:53
seki_yo @seki_yo

先日、先立って アーリー リリースが 行なわれましたので、ご報告に 参りました。(津田敏秀さん)

2015-10-08 23:06:19
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オープンアクセスとして どなたにでも 入手できるようになってますので、是非 ご覧になってください。 日本語訳は まだ 作成しておりませんが、できるだけ 早く 作成して、それも 公開したいと 思っています。(津田敏秀さん)

2015-10-08 23:08:39
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お手元に 昨日 公開されました 論文を 配布してございます。 その 論文には E アペンディックスという、収まりきらなかった 情報も 併せて 作成、まだ 公開されてませんけれども、いずれ 同じように 公開され、皆様の お手元に 届く 予定です。(津田敏秀さん)

2015-10-08 23:12:02
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論文の 構成は 非常に 簡単です。(津田敏秀さん)

2015-10-08 23:13:03
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2011年 3月の 福島第一原子力発電所の 事故により 放出された 放射性物質と、今 住民に 起こってきている 甲状腺がんの 因果関係を、定量的に 明らかにするのが この 論文の 目的です。(津田敏秀さん)

2015-10-08 23:15:45
seki_yo @seki_yo

分析しました データは、福島県が 2011年当時 18歳以下だった 全県民を 対象に 行なっています。 甲状腺の 超音波エコーを 用いた、甲状腺スクリーニング検査の 結果、データを 用いました。(津田敏秀さん)

2015-10-08 23:18:24
seki_yo @seki_yo

この スクリーニング検査は、2011年 10月から 始まっていますが、今回の データは 2014年 12月 31日までに 集計した データを 用いています。(津田敏秀さん)

2015-10-08 23:21:25
seki_yo @seki_yo

その後も データの 発表があり、2015年 3月 31日までの データは、E アペンディックスに まとめてあります。 2015年 6月 30日までの データは、お手元の スライドの ハンドアウトに 記載してますので、ご参照ください。(津田敏秀さん)

2015-10-08 23:24:05
seki_yo @seki_yo

私たちは この 福島県内の データを、まず 日本全体の 甲状腺がん 年齢別 年間発生率と 比較し、その 何倍 多発かという 数字を、がんの 潜伏期間も 調整して、分析した 結果を 示しました。(津田敏秀さん)

2015-10-08 23:26:51
seki_yo @seki_yo

また 甲状腺がんの 発生率が 高いところと 低いところを、福島県内どうしでも 比較しました。(津田俊英さん)

2015-10-13 16:48:44
seki_yo @seki_yo

その結果、日本全国と 比べまして、最も 高いところで 約50倍の 甲状腺がんの 多発が 起こっているということが 推定されました。 低いところでも 20倍の 多発が 起こっています。(津田敏秀さん)

2015-10-08 23:29:39
seki_yo @seki_yo

最も 低いところは まだ 1人も がんが 見つかっていません。 福島県内の 比較において、その 最も 低いところと 比較してしまいますと、それ以外の 地域は すべて 無限大の 多発ということになってしまいますので、(続)

2015-10-08 23:32:22
seki_yo @seki_yo

2番目に 低いところを 基準にして、その他の 地域と 比較しました。(津田敏秀さん)

2015-10-08 23:34:13
seki_yo @seki_yo

2番目に 低い 地域は、放射性プルームの 流れが 避けて 通った 地域であることが わかってますので、比較的 汚染が 低かった 地域と 見られます。 その 2番目に 低い 地域と 比べて、最も 高い 地域は 2.6倍の 違いがあります。(津田敏秀さん)

2015-10-08 23:50:13
seki_yo @seki_yo

そして これは 1巡目、いわゆる 最初の 福島県内 全体を 検査した、2013年までに 行なわれた 検査結果ですが、2014年に 行なわれた 検査、2巡目の 結果も、今 発表されはじめています。(津田敏秀さん)

2015-10-08 23:52:55
seki_yo @seki_yo

2巡目の 検査結果は、今 発表されている 甲状腺がんの 症例数以外、全員 がんが ないであろうという、極端に 低めの 仮定において 計算しても、もう 10倍以上の 多発が 観察されています。(津田敏秀さん)

2015-10-08 23:55:38
seki_yo @seki_yo

これらの 数十倍が 観察された 結論としては、福島県内において 放射線の 影響による 著しい 甲状腺がんの 多発が 起こっていて、それは チェルノブイリにおいて 4年以内に 観察された 甲状腺がんの 多発と 同じような 状況、(続)

2015-10-08 23:58:52
seki_yo @seki_yo

チェルノブイリで 起こった 5年目以降 あるいは 6年目以降の 大きな 多発が、これから 起こるような 状態が 避けがたいということ ... (津田敏秀さん)

2015-10-09 00:01:49
seki_yo @seki_yo

2013年 WHO は、福島において (東電福島第一原発から) 20キロ以遠の 地域において、甲状腺がん、白血病、乳がん その他の 固形がんが 多発すると 予測していますが、その WHO の 予測の ペースを かなり 上回っているのが わかります。(津田敏秀さん)

2015-10-09 00:05:59
seki_yo @seki_yo

現在、日本国内では その 状況が ほとんど 理解されず、何の 準備も されていませんので、よく このことを 理解し、今後の 対策を 立案、実行していく 必要があります。(津田敏秀さん)

2015-10-09 00:08:19