- king1234stone
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次のミニレクチャーまで少し時間があるので、ポスター発表でも見るか、と思って会場に行くと、梅永雄二さんが一生懸命話してはる。あれ?と思って足を止めたら 「T-STEPによる高校から就労への移行支援 〜発達障害生徒のキャリア教育への新しい取組〜」 の発表でした。
2015-10-11 15:04:37T-STEP とは TEACCH SCHOOL TO EMPLOYMENT PROGRAM の頭文字をとったもの。
2015-10-11 15:08:32もともとアメリカ全土で10歳(日本で言えば小学校4年生)から成人後の就労に向けてITP(個別 移行 計画)が作られていますけれど、T-STEPは高校生になってからの就労支援のプログラムです。
2015-10-11 15:09:52感じとしては就労に向けてのSST(キャリア教育)をTTAP(これ、家庭尺度・学校/事業所尺度、とかいう言葉もあったから、たぶんPEPやAAPEPみたいに、行動を評価する検査じゃないかな)を受けてそれに基づいてあれこれやってく、みたいなもんかな。
2015-10-11 15:12:39例えば職場でいい人間関係を作るために「誰かが近寄って来たら挨拶する」とか「肯定的な言葉や態度:『今日は素敵に見えます』」とかを身につけるとか。
2015-10-11 15:14:05あるいは「整理・統合システムを作る」として ・棚に物を置く時、左から置くことができます。 ・これは本(ただし洋書だよね)を読む時と同じようなルーチンです。 ・・・・以下略
2015-10-11 15:15:48とかを身につけていくわけ。(「整理・統合システム」については、昨日、一緒に飲んでた人との話題に「仕事をする時に片付けが大事」というのが出たので、いやはやほんまやなあ、とうなずきましたです)
2015-10-11 15:17:23なお、たぶんノースカロライナの小学校の自閉症スペクトラムの児童の話だと思うけど、キャリア教育は小学校1年生から始まるって。例えば1時間(週にかな?)だけ、教会に行って掃除する、とか。で、これがまた校外に出るわけだから結構楽しかったりするって。その感覚よくわかる。
2015-10-11 15:19:18またあちらの方に「キャリア教育って何年生くらいから始まるんでしょうね」と質問したら相手の方はけげんそうな顔をして「3歳くらいから始まってるでしょう」と言われたそうな。(これわかる。例えば、自分の出したおもちゃを、遊びが終わったら、あるいは次の遊びに行きたい時は片ずけるとか)
2015-10-11 15:21:11なお TEACCH は T-STEP の検証のために Autism Speak から1500万円弱の予算を受けてるって。(なるほど検証にもお金を使うんや。確かにそうでないと、後々検証抜きで予算を使う説得力のない活動になるもんな)
2015-10-11 15:24:32なお、日本の大学で高機能の方の就労は課題になっていて、富山大学・明星大学・関西学院大学なんかが頑張ってるって。大学1年から現場実習に行ったりするプログラムをやってるって。
2015-10-11 15:25:46