人種・血液型・タバコを採用基準にすると差別か

ブログコメント欄でのNATROMさんとの討論 http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-292.html#comment
4
早川由紀夫 @HayakawaYukio

血液型性格判断は就職差別に使われるからイケナイとする論があるようだ。この論を張る人は、殺人に使われることがあるから包丁はイケナイと言うのだろうか。家で料理するとき包丁を使わないのだろうか。血液型性格判断がイケナイのではない。就職差別がイケナイのだ。

2011-01-06 06:26:18
@ublftbo

@HayakawaYukio なるほど。とすると、「血液型」を「瞳の色」「髪の色」「肌の色」(+性格判断)などに置き換えても、それをイケナイと評するのは的外れである、と。大変に興味深い見解です。

2011-01-07 14:53:35
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@ublftbo 「瞳の色」「髪の色」「肌の色」を直接的に表現してもイケナイとぜんぜん思いません。そういうカルチャーの中に私はいません。私は黒人にblackというし、黒人自身も自分をblackというのを耳にします。blackのチリチリ頭かわいいから写真撮らせて、とかしてます。

2011-01-07 15:16:51
@ublftbo

@HayakawaYukio えーっと、何か壮大な読み違いがされているようですが。私が言ったのは、早川さんは、瞳の色や髪の色や肌の色をもって性格を云々することは構わないのですね、ということです。「血液型性格判断」の「血液型」を置き換えても、と書いていますでしょう。

2011-01-07 15:19:48
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@ublftbo 「瞳の色や髪の色や肌の色をもって性格を云々することは構わない」と思います。ただしそれを語るときに人を傷つけてはダメです。実際、肌の色と性格に関係があるだろうと私自身の経験から導きます。ある種の肌の色は人種識別の鍵ですから。

2011-01-07 15:56:47
@ublftbo

@HayakawaYukio なるほど、よく分かりました。後段については、個人の経験から導いた一般論など割とどうでも良い、と申し上げておきます。

2011-01-07 15:59:23
@ublftbo

早川さんは想像していた通りの答えをくれた<「構わない」

2011-01-07 16:01:24
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@masmt 肌の色が赤いとされる南米のひとたちは陽気、黄色いとされる日本人は寡黙、白いとされる欧米人は合理的な性格をもつ傾向があると広く知られていると思いましたが、これは私の思い違いですか?ただし黄色がかならず寡黙だと主張するわけではありません。これのどこが危険なのでしょうか?

2011-01-07 19:55:38
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@suna_kago クラスの子どもたちを瞳の色で区別して授業した有名な事例です。http://ht.ly/3AfWp 目的は差別意識の解消ですが、瞳の色という生来の特徴で人を見分けること自体は許されると考えてこの授業が成立しています。瞳の見分け自体が不可だとはしてません。

2011-01-08 07:47:46
早川由紀夫 @HayakawaYukio

イギリス人は歩きながら考える。フランス人は考えた後で走り出す。そしてスペイン人は、走ってしまった後で考える。」 (笠信太郎『ものの見方について』冒頭) 人種(国民)と性格に関係があるとした有名な言説@suna_kago

2011-01-08 07:55:04
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@suna_kago 瞳の色と性格に関係があること自体が言及してはならないことならば、この授業自体が非難されたでしょう。しかし(すくなくとも米国では)非難されませんでした。大きなインパクトをもってこの授業が米国社会に受け入れられたといいます。

2011-01-08 08:05:38
早川由紀夫 @HayakawaYukio

青い目、茶色い目。この授業が可能だったのは、目の色の違いに能力の違いが宿っていない(と信じられていた)からだろう。もし視力の違いで2グループに分けたら授業は成立しなかった。2日目の交代劇はできない。この授業がいまの日本の学校で可能かどうか私は懐疑的である。

2011-01-08 11:59:11
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「あれ(水からの伝言)は、疑問を封殺しない限り、成立しないストーリーです。だから疑問の声をあげると先生に怒られる。(略)それ(物質の化学的性質)を使って、道徳を教えちゃったら、不寛容なシナリオにしかならない」(香山リカ・菊池誠、2008、p28)『信じぬ者は救われる』

2011-01-09 18:15:28
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「血液型と関係なくある種の性格分類で、キリン、ゾウ、ワニ型みたいな、そんなもんですよね、使っている人は。」同書p99(香山)

2011-01-10 08:06:59
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「血液型と性格に相関はない(ある)」と「血液型と性格の相関を論じてはいけない(かまわない)」は、似ているけど、全然違う。この二つを混同してしまって区別がついていないひとが多いようだ。前者は科学的命題。後者は価値的命題

2011-01-10 09:02:47
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「現在、血液型はABO式だけでなく、e式、s式、q式、Rh式、白血球の血液型など、おびただしい種類があることが知られています。(略)だいたい外国人は日本人ほど自分の血液型を知らないでしょう。」安斉育郎(1995、2009、p39-40)『科学と非科学の間』

2011-01-10 09:26:05
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「血液型は、せいぜい、酒場で隣り合わせた人に「あなたもしかするとB型じゃないですか」などと話しかけたら、たまたま当たって話に花が咲いた--という程度にとどめておくほうがいいでしょう」同書p40

2011-01-10 09:37:23
早川由紀夫 @HayakawaYukio

人種というのは、生物分類学上は種ではなく亜種なんだろうな。

2011-01-10 10:36:05
早川由紀夫 @HayakawaYukio

肌の色と性格に相関があると言ってはいけないのひとは、ひとの顔をみて性格がわかるとも言っちゃいけないというんだろうな。そんなんじゃ、好きな異性をみつけるプロセスに手間がかかってしょうがない。

2011-01-10 12:58:07
早川由紀夫 @HayakawaYukio

あ、そうか。ほんとは相関があると思っても、それを言わないで隠しておけということか。ほんとのことをいわないのが大人なんだよね。きょうは成人式だけど、そういう大人にはなってほしくないものだ。

2011-01-10 12:59:45
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@akami_orihime 少し前に、混血は美人が生まれやすいと私が言ったら、そうでない例を出されてしまった。そうであることにしといても、誰も困らないのに。

2011-01-10 13:13:55
早川由紀夫 @HayakawaYukio

安斎育郎さんが「恥ずかしながら、筆者の得意技のひとつである」(同書、p50)と自慢する「演歌・血液ガッタガタ」は盆踊りで人気の曲のようだ。みなさん、楽しく踊ってらっしゃる。 http://ht.ly/3AXKT

2011-01-10 17:08:32
早川由紀夫 @HayakawaYukio

同書ではなかった。もうひとつ別の本だった。安斎育郎(2007)だまし博士のだまされない知恵、のp50。この本に書かれた血液型性格研究史の説明(p50-74)はたいへん詳しい。

2011-01-10 17:21:14
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「酒の肴に血液型を話題にするのは一向に差し支えあるまいが、血液型と性格の関連性にまつわる哀史を知っておくことは、あながち無益なことではないと思うのだが」同書p73

2011-01-10 17:43:34
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「水伝道徳授業」をあれだけ叩いておきながら「血液ガッタガタ盆踊り」は不問だというのは、納得がいかない。

2011-01-10 19:56:02