【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようと言うコーナー。第76話「禁酒令」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」01】 第76話でございます。呂布の最期が近づいてきましたね。 雪降る下邳城内では、やることもない呂布は酒をあおるばかり。城の中で息を潜めているだけでストレスがたまっているようです。一方曹操軍の方も凍死者が増えるなど厳しい状況にあります。

2015-11-24 12:41:25
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【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」02】 これで大雪風に見舞われたら曹操軍は全滅してしまうかもしれません。しかし、城攻めをやめて引き返すこともできません。どうやら、呂布と曹操の根比べとなりそうです。しかし、曹操軍の部下たちは、川をせき止め、城を水浸しにする作戦を進言します。

2015-11-24 12:44:39
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【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」03】 早速その作戦は実行に移されます。何もしないよりかは身体を動かすほうがいいかもしれませんね。山の木を切り倒し、川の水をせき止める工事が進みます。一方、酒を飲んでいるだけの呂布のもとに、一大事と報告が飛んできます。

2015-11-24 12:46:59
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【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」04】 川の水かさが増し、下邳城に流れ込んできます。酔った身体で見に行く呂布。慌てる城兵に対し、高い所に移動して敵に備えるように指示を出します。雪がますますひどくなれば、曹操の方が雪の中にうもれると、冷静に対処するように言います。

2015-11-24 12:48:51
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【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」05】 さて、この水攻め。それ自体は曹操の嫌がらせみたいなものでしたが、思わぬ効果がありました。呂布が城の浸水した水面を見て、自分の顔がひどく疲れきっているのを見たのです。部屋に戻った呂布は、鏡を持たせます。

2015-11-24 12:51:21
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【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」06】 鏡で見ても、髪の毛が白髪交じり、目の周りがどす黒い、老いと疲れを一気に自覚してしまいました。しかし、その原因が酒にあると睨んだ呂布。毎日無茶のみする酒が、自分の肉体を衰えさせていると気づいたのです。とまあ、ここまでは良かった。

2015-11-24 12:52:59
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【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」07】 主がこれでは家来たちが不安になると、今日から酒を禁じることにしました。しかも、自分だけでなく、家来たちにも禁酒を命じます。酒を飲んだ者は誰であろうと首を刎ねると、極端なことを言うのです。

2015-11-24 12:54:18
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【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」08】 さて、下邳城で空を見上げながら、雪よもっと降れ、寒さをもっと厳しくなれと祈る侯成(こうせい)の姿がありました。そこに部下が馬小屋の馬が二十頭ほどいなくなったとの報告がきます。どうやら誰かが盗みだしたようです。

2015-11-24 12:56:36
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【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」09】 城の中で馬を盗んでも仕方ありませんが、不審に思った侯成は調べることに。馬小屋頭が馬を外に連れだしたのを見た男がいましたが、誰もとがめなかったようです。兵士たちが無気力になってきています。侯成はすぐに追うと、橋を降ろさせます。

2015-11-24 12:58:37
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【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」10】 門の兵士たちは、水に浸かりながら門の鎖を巻きつける器械を回します。多分とっても冷たいんだと思います。橋が下げられ、侯成達が外に出ます。橋も水に浸かっていて、とても冷たいんだと思います。馬を盗んだ者達は曹操軍の陣を目指していました。

2015-11-24 13:01:25
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【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」11】 馬を手土産に曹操軍に降ろうとしていたようです。そこに、侯成達の追っ手が到着します。慌てて逃げ始めますが、侯成が放った矢にあっけなく倒されます。なぜ、馬を盗んだのかと尋ねる侯成に、馬小屋頭はいくらがんばってももう城はだめさと言います。

2015-11-24 13:03:40
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【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」12】 侯成は、卑怯者めがと首を切り落としますが、このまま放っておいたら後に続く者が増えていきます。なんとかしなければ、と考えながら城に戻る侯成。

2015-11-24 13:05:10
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【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」13】 しばらくたって、侯成の部下が、猪を捕らえてきたと報告に来ます。侯成が確認すると7頭ばかし転がっていました。侯成は、酒倉から酒を出し、猪料理を出せと命じます。これには部下たちも喜び、ワッショイワッショイと猪を持って行きます。

2015-11-24 13:07:42
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【横三かるたの登場人物】その15 「関羽・かんう」 字は雲長。桃園の誓い以来、張飛とともに劉備を支え続けた。曹操に降った際も、劉備の生存がわかれば帰参するという条件をつけ、五つの関門を突破し劉備のもとへ戻った。

2015-11-24 13:08:28
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【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」14】 侯成は、部下たちに何か楽しみを与えられたことに満足します。そして、呂布にも一匹差し上げようと思いつきます。きっと喜んでもらえるだろうと。ここまで独断でやらなければ良かったんですけどねえ。

2015-11-24 13:09:20
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【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」15】 呂布のもとに、猪一匹と酒をもってやってきた侯成。得意満面に差し出しますが、呂布はおのれ…、と酒の入った瓶を蹴り倒してしまいます。意味がわからない侯成に対し、呂布は禁酒令を出しているのにもかかわらず、大将が主演を開くとは何事かと叱責。

2015-11-24 13:11:43
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」16】 侯成は、家来達にも時には何か楽しみをあたえないと…と食い下がりますが、呂布は自分が酒を飲みたいだけだろうと言い訳を聞かずに、刀を抜きます。侯成の首を切ろうとする呂布を慌てて止める部下たち。侯成の首をはねて喜ぶのは曹操軍だけだと。

2015-11-24 13:14:16
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」17】 さらに、侯成の首がはねられたら、彼の部下は戦う気がなくなります。呂布はおさまりませんが、首をはねないかわりに、百叩きの刑を命じます。侯成は鎧兜を脱ぎ、黙って鞭打たれます。途中気を失ってしまいますが、呂布は最後まで続けるように命じます。

2015-11-24 13:16:39
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」18】 この百叩きの刑はムチを使って行われていましたが、絵を見る限り、ムチの先ではなく、持ち手に近い部分が侯成の背中に当たっています。先っぽの方に当たるほうが痛いと思われるので、多分、執行人は侯成に同情して、多少手加減したのかもしれません。

2015-11-24 13:22:50
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【横山光輝「三国志」講座76「禁酒令」19】 部下を喜ばそうとした侯成の配慮が、思わぬ形で帰ってきてしまいました。こんなことをしていたら、それまで呂布に従ってきた侯成の心が離れてしまうのは当たり前です。いよいよ次回は呂布の最期となりますが、今回はここまで。

2015-11-24 13:25:42