編集部イチオシ

アマゾン・シングー河釣行記

アマゾン河の支流、シングー河を2週間釣りしながら旅して分かったこと、個人的に感じたことを簡単にまとめてみた。自分用の備忘録としても。
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4C3 @yoshi_dai

これから自分が読み返すための備忘録も兼ねて今回のアマゾン・シングー川釣り旅行のお話を写真も添えて連続投稿します。めっちゃ長いので興味ない人は無視していただいて構いませぬ。誰も読まないかもしれないけど、Twitterはそういうところだしね。

2015-11-24 21:58:54
4C3 @yoshi_dai

今回の旅で個人的に思ったこと、アマゾンの怪人小川氏に聞いたことを帰りの飛行機であまりに暇だったのでつらつらとまとめてみた。個人的な意見だし、今回旅したシングー川のみの経験なので間違っていることもあるかもしれない。詳しい人いたら指摘お願いします。

2015-11-24 21:59:45
4C3 @yoshi_dai

なんせアマゾンはバカみたいにデカいから、一人が経験したことくらいでは一概に語れないのである。その辺は多めに見ていただけると。魚好きの人がアマゾン行きて〜〜!!ってなるような内容ではあると思います。それが目的の一つでもある。

2015-11-24 22:01:37
4C3 @yoshi_dai

開高健のオーパ!を読んでいる人ならさらに楽しめることと思う。たぶんアマゾンに来る旅人が誰もが感じることだろうけど、頭のどこかで常にオーパ!の内容が焼き付いているのだ。読んでない人は面白いのでぜひ読んでください。読みたければ貸します pic.twitter.com/OIlnSFYXFj

2015-11-24 22:03:03
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4C3 @yoshi_dai

まずはアマゾンと言うと誰もが連想するピラーニャ。 pic.twitter.com/NxlIGmZq8v

2015-11-24 22:04:51
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4C3 @yoshi_dai

ピラニア伝説。ツクナレやアロワナを釣り上げた後アレ?っと思うことがある。ファイト中に尾鰭をピラニアに齧りとられ、鮮血をポタポタと垂らしているのである。自分よりもデカい魚でも、バタバタともがいていればすかさずガブリとやる。あな恐ろしや pic.twitter.com/ITfUzH9IDL

2015-11-24 22:08:04
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4C3 @yoshi_dai

さらには、ルアーをアクションさせると、必然的にラインが水面をピシャピシャと叩く。それに反応してガブリ。ラインは一瞬にして高切れ、大事なルアーは当然オサラバである。数は多くないが、やっぱり数度ルアーを持って行かれてしまった。

2015-11-24 22:08:52
4C3 @yoshi_dai

延べ竿でコーンを餌にウキ釣りをやっていてもたまに釣れるので、一瞬でラインを切られることも。あとは顎の力が強いので、小さいルアーを使っていると、細いフックはバキバキと折られることが。これはフックを外すときに力が加わることも影響してるかもしれんけど。

2015-11-24 22:10:34
4C3 @yoshi_dai

とにかく彼らは種類は違えどほぼどこにでもいて、虎視眈々と犠牲者を待っている。開高健は彼らはさながら神のように遍在すると書いていたが、激流の流心でブラックピラニアが釣れた時はさすがに驚いた。あの体型でものともせず激流に潜んでいるのかと pic.twitter.com/UJxICkIhhc

2015-11-24 22:12:13
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4C3 @yoshi_dai

ただ、開高健が書くようなことは起こりはしたけれども、尾鰭を齧られているのも、せいぜい10匹釣っているかいないかというところである。神は遍在はすれど、顕現するかは気まぐれのようである。

2015-11-24 22:13:08
4C3 @yoshi_dai

基本的に臆病な魚なので、人間が襲われたとかはほぼ迷信だと思うが、アラグアイア川にはトンデモネェ密度でピラーニャがいる場所があるらしく、そういう場所だとさすがに安全は保障できかねるという話である。

2015-11-24 22:13:23
4C3 @yoshi_dai

小説とかテレビは盛るのが仕事だからとにかく自分の目で見て体感したかった。普通にピラーニャが釣れた場所でも風呂として利用してたし、まずピラニア伝説のほとんどは迷信だといって差し支えないと思う。 (ピラニアを釣った場所で水浴びする風景) pic.twitter.com/0Bs2xs914v

2015-11-24 22:15:17
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4C3 @yoshi_dai

自分で体感したいからってよりによってブラックピラニアに指をガブリされるこたァないだろうって話なんだが。とりあえず切れ味はすんごいってことは分かりました。指の怪我でこんなに血出るんだと思ったもの。好奇心を抑えられない性分はつくづくアホだなと…

2015-11-24 22:16:32
4C3 @yoshi_dai

ピラニアはもともと草食性のメチニスから進化したせいか臆病な性格だし、生存競争が過酷なアマゾン河において、一瞬で肉を噛み切って離脱するという方向の進化としてあの鋭利な歯を獲得していったんだろな。

2015-12-14 22:23:01
4C3 @yoshi_dai

次は、最近やけにもてはやされてる吸血ナマズ、カンディル。いわゆるカンディルと呼ばれてるナマズも種類が多岐に渡るので、一概に語れないのだが、都市伝説では水浴びしてるとケツの穴やアソコに入り込むとか言われてますね。

2015-11-24 22:19:58
4C3 @yoshi_dai

今回カンディルも採集できたらいいなあと思ったのだが、残念ながらイガラッペの採集で一尾見られただけだった。今後の課題ですね。まあションベン中に登ってきて尿道に入り込んだとかは確実にウソなので、安心してアマゾンの流れに身を任せてください pic.twitter.com/f50vxONQLI

2015-11-24 22:21:21
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4C3 @yoshi_dai

今回アマゾン旅での一番の心配はやっぱり蚊。これは多いと言われるシングー川でも年や風向きで状況が変わるみたいで、下流ではほとんど刺されなかったが、上流ではテントから出るのを躊躇するような日もあった。日没とともに襲いかかるので、早めに撤収するのが一番。

2015-11-24 22:21:42
4C3 @yoshi_dai

上流では、日中は蚊の代わりにピューンと呼ばれるちっこいブヨが襲いかかる。これがまた痒くて、半日から1日後に痒みが増す。刺されすぎて後半もうどうにでもなれという感じに。これも風向きによって状況は変わるが、タパジョス川はすんごいという話を聞いた。

2015-11-24 22:22:09
4C3 @yoshi_dai

アマゾン河というと、ジャングルの中を蛇行しながら流れ、白濁した水もしくはネグロ川のようなブラックウォーターを想像する方が多いかもしれないが、シングー川はブラジル高原の岩盤地形を流れてくるためか無色透明に近い。タパジョス川も同様と聞く pic.twitter.com/n9KYHIXpqD

2015-11-24 22:26:01
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4C3 @yoshi_dai

当然支流ごとに環境が異なれば生息する魚も異なる、それぞれに特徴的な魚がいる。アマゾン河は一度ではしゃぶり尽くせないのである。

2015-11-24 22:26:59
4C3 @yoshi_dai

シングー川下流では、倒木が絡むような浅瀬には必ずタライーラがいて、ルアーに見境無く食いついてくる。泥の中や落ち葉の下に潜んで、獲物を待ち受けているのだ。本当に無限にいるんじゃないかと錯覚するほど釣れる。 pic.twitter.com/nhofKQuuVk

2015-11-24 22:30:08
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4C3 @yoshi_dai

一方上流ではタライーラの姿はほとんど見られない。おそらく泥質の浅瀬が少なく、砂浜か岩盤が多いことも関係していると思う。代わりに岸際の岩盤の抉れにはタライロンやシクラ・メラニアエが獲物を待ち受けている。 pic.twitter.com/g1OoXcxqme

2015-11-24 22:32:26
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4C3 @yoshi_dai

シングー川はアルタミラの街の下流に大激流があり、そこを境に魚の種類や河畔の環境が一変する。下流は岸際を木に囲まれ、アロワナやタライーラ、上流は先カンブリア時代の岩盤の間を時折大激流となって流れ、カショーロ、タライロンなどが生息する。 pic.twitter.com/q6KPx0o41z

2015-11-24 22:36:04
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4C3 @yoshi_dai

ツクナレは、下流ではシクラ・モノクルス、ピニーマの2種、上流ではシクラ・メラニアエの1種が生息する。もっと上流に行くと違う種がいるのかもしれないが、今回行った場所では一種のみだった pic.twitter.com/RYucAbFzst

2015-11-24 22:40:21
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