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メモ)光武範吏、山下俊一ら(15年)BRAF V600E mutation is highly prevalent in thyroid carcinomas in the young population in Fukushima nature.com/articles/srep1…
2015-11-26 17:08:11▪️光岡範吏、山下俊一、鈴木眞一ら(2015年)
「福島の若年層における甲状腺癌でBRAF V600E 突然変異が多く検出:チェルノブイリとは異なる発癌性プロファイル」
oO(悪性度の高い甲状腺癌が多発となる? ヨード摂取量が高いとBRAF遺伝子異常の頻度が高くなるのでは?
→「甲状腺癌における癌遺伝子の役割と分子標的治療」〜日本内科学会雑誌 第98巻 第8号(平成21年8月10日)
光武範吏、山下俊一
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/98/8/98_1999/_pdf
※以下に詳細。
関連ツイート&まとめ(時間順)
メモ:「甲状腺癌における癌遺伝子の役割と分子標的治療」光武範吏 山下俊一 jstage.jst.go.jp/article/naika/…
2014-11-16 07:33:05引用:「RET/PTCはパートナー遺伝子の違いで,現在まで15種類以上が報告されているが,RET/PTC1 とRET/PTC3 が最も多く全体の 90% を占める. RET/PTC1,RET/PTC3 とも,10 番染色体内の逆位によって生じる.
引用: 「チェルノブイリ原発事故後に発生した小児甲状腺癌には,高率にこのRET/PTCが検出され,被曝後の潜伏期が短い症例は RET/PTC3が多く,発症までの経過が長い症例にはRET/PTC1が多く検出されている.」
2014-11-16 07:34:21引用: 「しかしながら,その後の被曝歴の無い自然発症小児甲状腺癌における調査でも 50~70% にRET/PTCが検出され,RET/PTCが放射線照射に特異的とは言えず,RET/PTCは単に若年発症と関連がある可能性が高い.」
2014-11-16 07:34:49引用: 「事実,チェルノブイリ周辺の成人発症例においてはRET/PTC再配列の頻度は減少し,逆に成人甲状腺癌に多いBRAF遺伝子変異が観察され始めている.」
2014-11-16 07:36:03引用: 「この遺伝子異常(BRAF点突然変異)は, 成人発症の乳頭癌において最も頻度の高い遺伝子異常である事が判明している.また,BRAF遺伝子異常は臨床上も悪性度と相関があるとする報告があり,特に甲状腺外浸潤,リンパ節転移,進行度,再発率との関連が報告されている」
2014-11-16 10:24:27「BRAFは,セリン・スレオニンキナーゼである RAFファミリーの 1 つ」 pic.twitter.com/HwVOOYlEis
2014-11-16 10:25:54引用: 「また,乳頭癌を伴った未分化癌ではBRAF変異が見られるが,RET/PTCはほとんど検出されない (表 1).この事も,BRAF変異は甲状腺細胞によりaggressiveな性質を与える可能性を示唆する. 」 pic.twitter.com/8O0iU081P0
2014-11-16 10:29:06引用: 「我々は吸引細胞診における針洗浄液を用いた遺伝子診断法を開発し,容易に術前にBRAF変異の有無を検出出来る様になった.ただし,臨床的な悪性度との相関は,それを否定する報告もあり,未だ議論が分かれる所でもある.」
2014-11-16 10:33:40引用: 「さらに最近,ヨード摂取量が高いとBRAF遺伝子異常の頻度が高くなるという報告がなされ,ヨード摂取 量が高いとされる我が国ではこれも注目される.」
2014-11-16 10:33:55引用: 「濾胞癌で高頻度に見られる遺伝子異常の 1 つにRAS点突然変異がある(表 1, 図 1).RAS変異は,他の固形癌でも高頻度に見 られる遺伝子異常であり」 pic.twitter.com/kXfHLIpfCn
2014-11-16 10:40:20引用: 「RAS変異はヨード欠乏地域でより多く見られ,乳頭状の組織型よりも濾胞状の 組織型と関連がある.また,チェルノブイリ原発事故後に見られた甲状腺癌での頻度は著しく低い.RAS変異もまた腫瘍の発生初期に起こるとされ,事実,濾胞腺腫,濾胞癌の両方で検出されると報告されている.」
2014-11-16 10:41:58六号通り診療所所長のブログ 「放射線誘発甲状腺癌の遺伝子マーカーの話(2011/06/01)」rokushin.blog.so-net.ne.jp/2011-06-01
2014-11-16 11:11:20引用:
当初甲状腺発癌との関係が指摘されたのが、
ret/PTCと呼ばれる遺伝子の再配列の異常です。
本来は発現していない細胞分裂に係わる遺伝子が、
過剰に発現することにより、
甲状腺の発癌を促すのではないか、
と指摘されました。
特にret/PTC3と呼ばれる再配列が、
乳幼児期の被曝後早い時期の発癌の事例に、
特徴的とされました。
しかし、その後検討が進んでみると、
実際にはその年齢ではそうした再配列異常の検出が多く、
必ずしもそれが放射線の影響により、
誘発されるものとは言えない、
ということが分かって来ました。
メモ: #甲状腺乳頭癌(PTC) #BRAF V600E mutation thyroid.org/thyroid-physic… pic.twitter.com/81cLCRfbKE
2014-11-18 14:53:34メモ: #甲状腺乳頭癌 #BRAF V600E Mutation (2013) – jama.jamanetwork.com/Mobile/article… pic.twitter.com/9ILAwhx96n
2014-11-18 15:21:02訳)
BRAF V600E突然変異の存在は、甲状腺乳頭癌(PTC)患者の間で増加した癌関連死亡率と有意に関連していた。しかし、PTCの全体的な死亡率は低く、その関連性は腫瘍の挙動と無関係ではなかった。したがって、PTC患者の死亡リスクを管理するためにBRAF V600Eを用いる方法はクリアではない。
児玉龍彦 ishiyaku.co.jp/magazines/ayum… 「世界のがんゲノムプロジェクトで399 例の甲状腺がんのゲノム解析が終わり,じつに62%がBRAF キナーゼの変異をもち,そのほとんどが800 番目のバリンがグルタミン酸に置換して活性化されるV600E 変異であった.」
2014-11-25 12:40:53引用: 「乳頭がん臨床例の解析および動物実験から,この変異がドライバー変異であることがわかってきた.検診での発見率の高い韓国では8 割程度のがんがBRAF 変異をもつ. BRAF のV600E 変異にはベムラフェニブ(Vemurafenib)がよく効く.」
2014-11-25 12:42:03