ドローン規制 目視飛行とFPV
- HayakawaYukio
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目視飛行とFPV。国交省は、FPV (First Person's View)を目視飛行に該当しないとしたが、この処置は疑問だ。この産業界の技術開発に冷水を浴びせる効果を持つだけでなく、安全管理と論理にも不具合がある。 pic.twitter.com/hUMrkqyDWW
2015-11-28 07:40:18DJI Phantomのような小型ドローンの場合、野外で100m飛ばすと機体認識は難しい。青森県の蔦沼で飛ばしたときの経験を述べよう。蔦沼の直径は300m。岸から離陸させると、沼の真ん中あたりで背景にまぎれて機体認識できなかった。 pic.twitter.com/XkJ13ZTbcU
2015-11-28 07:43:52肉眼では、対岸の森とドローンの距離がまったくつかめない。モニタ画面を見て(FPVで)操縦することが必須だ。それでも、早めに高度を上げて紅葉した森の上を撮影しつつ上昇させた。このような場合、安全な操縦のためにFPVが必須である。FPVがあるからこそ安全に操縦できる。
2015-11-28 07:46:23国交省の文書をもう一度見てみよう。「目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること」と書いてある。おそらく、FPVだと視野が限られるから周囲の安全が十分に確認できないと考えたのだろう。
2015-11-28 07:47:59電波を使って操縦するのだから、物陰ではPhantomは操縦できない。その意味で、電波が届いている限り機体の周囲は見えていて、肉眼で安全を確認できる。1キロも2キロも離れると機体は目視できないが、その周囲空域の安全は十分に確認できる。
2015-11-28 07:50:53FPVは、飛行させるためではなく、適切な被写体を撮影するために使用していると考えれば、FPVしたからといって目視外飛行にはならない。機体がある(はずの)空域の安全を目視で確認していれば目視飛行だ。FPVで撮影する行為を目視外飛行だとして禁じるのは妥当でない。
2015-11-28 07:54:22FPVは操縦技術の範疇だ。操縦技術の改良を行政が禁じるのは不適だ。目視外飛行を禁じるなら、目視飛行とは何かをきちんと定義しなければならない。肉眼で機体が見えることをいうのか、それとも機体が存在する空間の安全を肉眼で確認できることをいうのか。本来の規制動機は後者だったはずだ。
2015-11-28 07:57:25紅葉の蔦沼 youtu.be/R5tQCuTaWLc 岸から離陸させたあと、150メートルほど進んだ沼の中央で対岸までの距離感が肉眼ではつかめなくなっていったん停止した後、上昇させた。
2015-11-28 08:16:44ドローンを目視で安全に操縦できるのって50mくらいまで。それ以上離れてFPVなかったら、距離感つかめなくて怖くて操縦できない。50mと55mは目視で区別つかない。目視だけだとぶつかる。FPVを目視飛行から除外するのはおかしい。FPVは安全確実に操縦するために有用な技術だ。
2015-11-29 16:03:25あ、物件までの距離を30m以上保ての指示があった。それなら、目視だけで100m先の物件まで70m飛行させることができるだろうか。私なら、危なすぎてやりたくない。距離感がつかめそうもない。FPVがあれば、難なくこなせる。
2015-11-29 16:15:38FPV は、First Person's View。機体を目視して操縦するのではなく、機体に取り付けたカメラの画像を手元のモニタで見て操縦する方法。DJI Phantom 3だと、途中に障害物がなければ、3km先で思い通りに操縦することができる。
2015-11-29 19:03:06あ、FPVは禁じられるけど、自動操縦はOKなんだ。なんか、おかしい感じがする。FPVより自動操縦のほうがはるかに危なそう。ドローン宅配は自動操縦で開発するつもりなのかなあ。
2015-11-29 19:10:00ドローンFPV。きのう子持山で、雲ひとつない青空の下で飛ばしたら、1.5キロ離れても肉眼で白く視認できた。手前の山陰にはいると電波が届かなくなるので、視認してその加減を見計らった。(もちょっと先に進めたかったが、断念した)
2015-12-08 06:19:18いっぽう市街地だとそうはいかない。岩神飛石のまわりを半径20mでぐるぐるさせると、木陰に阻まれて一瞬どこにあるかわからなくなる。そのときはモニタ画面を見る。FPVは目視飛行の安全を助けるものである。目視外飛行と呼ぶのは正しくない。
2015-12-08 06:22:46