続いてアカネマニアックスについて少し。これに関しては以前ロボットアニメの流れをまとめた際に「アカネマニアックスがない!」との意見があったため、「え、これロボットアニメなの!?」って躊躇しながらこの機に視聴する事にした。
2015-11-28 22:12:44一応「君が望む永遠」と「マブラヴ」のインターミッションになるストーリーだそうだが、えーと、これロボットアニメとしての要素があるの?と思って見ていたら……ゴ、ゴーバイン……? pic.twitter.com/sGbFUvYj4Y
2015-11-28 22:13:59どうやら全体を通して見ると基本学園ラブコメ路線なのだが、主人公・剛田城二がヒロインこと涼宮茜の事を考えると恋愛成就の暴走と共に、彼がゴーバインのパイロットになって悪の組織から茜を取り戻してみせるという妄想にトリップしてしまうという。
2015-11-28 22:15:25いわば学園ラブコメと並行して彼の妄想世界の中ではロボットアニメという……これはちょっと今までに見た例のないケースだ。1話限りならまだしも全話揃ってロボットもの世界の妄想にトリップしており一発ネタとして割り切るほど微弱ではない。
2015-11-28 22:16:21正直、これはどうだろう……って思うけれども、もうアイドル達のPV世界で戦っているロボットや夢落ちのロボットものをセーフにしているなら、妄想世界で戦っているロボットアニメもセーフだろうという半ば投げやりな見解でここはひとまずロボットアニメとして扱う事にはする。
2015-11-28 22:17:46ただ、ロボットアニメとして見るとかなり危ない立ち位置であり、君望とマブラヴ世界のインターミッション(両作を知っている前提の世界観)で作品が展開しているのだが、その観点を抜きにしてもそれなりには楽しめる。怪作として楽しむと考えるとアリといえばアリ
2015-11-28 22:19:37とりあえず怪作として際立つ存在としては主人公・剛田城二の清々しい程の熱血馬鹿っぷりに尽きる。一人だけお前島本先生の世界から来ただろ……って存在感と関智一さんの清々しい程フィットした熱血演技に腹筋がやられるおそれはある pic.twitter.com/2ER0AWbDm9
2015-11-28 22:20:55なんというかこの彼の勘違いと熱血馬鹿っぷりで学園に騒動を巻き起こし茜を戸惑わせるというもので、彼女がらみで自分がスーパーロボットのパイロットだという妄想にトリップする訳だが……意外と妄想のロボットパートが本編の恋愛模様と上手く絡み合っていたり。
2015-11-28 22:22:19第1話で甲子園の夢が挫折して転校してきた城二が茜を前に一目ぼれ。ここで新たな人生の始まり!って期待するよそ担任の香月先生からゴーバインを与えられるとの妄想世界で力を与えられる訳で、ここで彼女のハートを射止める力を得た!と確信する pic.twitter.com/7K0UupHZ8w
2015-11-28 22:24:39第1話では事がある度に茜へアプローチしていい関係になろうと城二が必死に迫る訳だがことごとく空振りする。挙句の果てに文化祭の名前を”茜祭り"に改称すべきだと声高に主張したら却下されるのは当たり前で、彼女からはサイテーと詰られてしまう……まぁ、当たり前だが
2015-11-28 22:27:09ここら辺でフルボッコにされるゴーバインのシーンと重ねて、ロボットを手に入れた主人公が自分には力があると過信して敗れる展開と、茜を口説き落とす事が出来ると過信して過剰なアプローチを前に嫌われた展開はなかなか似通う。
2015-11-28 22:28:15それから第2話では、城二だけクラス替えになってしまいここら辺で一時呆然とするものの、その後あっさり自分はMKⅡとしてパワーアップしたからこんな苦しみはへっちゃらだ!とふっ切る……たくましい。 pic.twitter.com/SRXmcSXZdk
2015-11-28 22:30:05それからというものの、茜に執拗なアプローチを続け、彼女が用事の際にも何時でも自分が待ち続けるとアピールすると相変わらず躊躇しない城二さん。その際に茜が「待ち続けても戻らない所だってある」と意味深な発言を送る訳だが……無論聞いていない。
2015-11-28 22:31:09それから城二は茜のいる水泳部(競泳水着姿が可愛い)へ入部するという、常にそばで守って見せる!とアピールする訳だが……彼は泳げない!そんでもってアカネからは甲子園の夢を捨てて水泳部へ変わるなんてと余計見そこなわれてしまう。 pic.twitter.com/SyQs9iqLll
2015-11-28 22:32:32そんな中でロボットバトルパートで、敵幹部の正体はどうやら君望の方の主人公の鳴海君という説が……。どうやら彼が女性関係にルーズらしいのか女をたべらかしており、妄想世界の城二は彼が許せないとか…… pic.twitter.com/Mb66vIFOnj
2015-11-28 22:34:22この鳴海君っぽい敵幹部は「相手の気持ちが分かっても解決しない」と自分自身の過去を呪いながら攻めかかる訳だが、ここで城二は「相手の気持ちが分かっても解決できないなら、相手の気持ちが分からなくても解決できる!」と論破……! pic.twitter.com/Vf7gZROsfp
2015-11-28 22:35:30……いや、何がもう良く分からない理屈(反対にしていいもんじゃねー!)なのだが、このむちゃくちゃな理屈と共に「この勝負は五分五分だ!」と負けたにもかかわらずドヤ顔の城二君。どうやら相手は「試合に勝って勝負に負けた」との事で。 pic.twitter.com/MdbAwbEt88
2015-11-28 22:37:15正直へ理屈だ!これでいいのか……と困惑の色が隠せないネタなのだが、最もこのロボットが存在している世界観に関してはあくまで城二の妄想で成り立っている事を考えると、へ理屈?と思っても彼が正論と考えているならばまぁあっているのかもしれないということにしておこう(汗)
2015-11-28 22:38:41だが、その後の城二の行動は熱血馬鹿なりにくそ真面目だ。必死に自主トレを重ねてクロールの25mを彼は泳げるようになるまで連日で奮闘する。 pic.twitter.com/jTmeZS91q5
2015-11-28 22:39:45ここら辺でネタアニメのようで案外そうでも割り切れない味わいが見いだせたかもしれない。この城二の行動は「これ以上付きまとわないでほしい」と茜が思っている様子を考えては実践できないだろう。彼女を振り向かせるには泳げるようになること。その思い込みがくそ真面目な努力へと繋がっていく。
2015-11-28 22:40:59ここで茜が「どうしてそこまで自分を変える(野球の夢から水泳へ)事が出来るの」と城二へ問うと彼は笑いながら「自分は1つのことしかできないから今は茜さんに夢中」「野球は諦めてません、少し休んでいるだけです」と答える訳で pic.twitter.com/AydqeYt6RF
2015-11-28 22:42:38例え、その自分の想いが報われなくとも、茜が好きな自分を信じて必死に頑張ったんだから敗れた時はその時はその時と潔い。結果の分かっている勝負なんてない、未来の自分に悔しい想いをしたくないとの不器用ながら愚直な姿勢に茜は思わず涙するという pic.twitter.com/IpbnpmJL12
2015-11-28 22:44:40ここら辺の第2話で茜に対してことごとく空回りを続けた城二だったが、一度彼女に嫌われている現実を知って身を引くべきとの誘惑に負けそうになりながら、嫌われても報われなくても彼女に振り向いてもらおうと必死に押す。茜をくどく可能性に加えて彼女の為に本気になれるかどうかの姿勢……
2015-11-28 22:47:36かくして、茜の為に必死になれる城二は、彼女にとって自分の為に野球の夢を捨てて変わった存在として見なされる。そして彼女が変わる事を嫌っていた理由は自分の姉が事故で3年眠っていた間に恋人が別の相手と付き合っていた事をトラウマとして味わっていたというものが……
2015-11-28 22:49:27第3話では、姉が変わった世界の間で苦しんでいた葛藤が抜け、茜自身にも変わるきっかけが訪れる。冒頭で水月と鳴瀬が交際している"望まない世界(でも現実)"が見せられる訳だが……。 pic.twitter.com/2bp0jmf4S6
2015-11-28 22:51:19