稲川淳二の『つぶやき怪談』(2015.11.30)

稲川淳二 @Junji_Inagawa

夏の間は見えなかった富士山が、 くっきりと見えてます。 都会の窓からも季節の移り行くのがわかります。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

お元気ですか？　稲川淳二です。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

あれやこれやと追い回されているうちに今年が終ってしまいますね。 過ぎてしまえば、あっという間の事ですね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

ここでひと息入れたいところですが、全く暇がとれないんです。 今日は、ＤＶＤの収録で、 今週末には、恐怖の現場の撮影に入ります。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

冬のツアーと各地での講演に原稿書き、 やる事があるというのは、有り難くもあり、面倒でもありますが、 冬のツアー会場で皆さんと一緒にコワ楽しく締め括れたら嬉しいですね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

それでは、今回の「つぶやき怪談」そろそろ始めましょうか。 節電のために、部屋の明かりを消して、 怖ーい噺で楽しんで下さい。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

稲川淳二の「つぶやき怪談」、怖・楽しい時間を、共有しましょう。 何が起こっても、責任はとれませんけど。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

前の話を出版パーティで聞きましたでしょう？ で、パーティーは結構盛り上がったんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

みんな、いい気分でね。抽選会なんかあったりして。 何にももらえない人は、帰りには、一応出版記念ですから、 本がいただけるんですよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

で、パーティーが終わって。 ずいぶん長かったなと思いながら会場を出たらば、 本来ならそのパーティ、９時前には終わっているそのパーティーが、 10時をはるかに回ってる。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

よその宴会場はとっくに戸が閉まっちゃってて。 会館に残ってるのは我々だけ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

途中で帰った人もいましたが、 我々だけといっても、それでも400人以上いるんですよね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

玄関口のタクシー乗り場にみんながウワーッと押し寄せちゃった。 大混雑ですよ。もう大変なんだ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

会場は、文京区にあるんですがね。 そこ、すごくねえ、静かーなとこなんですよね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

タクシーは来るんですが、たまに。 で、１人か２人乗る。 で、行っちゃう。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

次のはまたしばらく待たなきゃ来ない。 それが四百何十人分ですから----。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

なかなか順番が来ないですよ、 年配の方が多いんで、みんなじーっと待ってる。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「これじゃあ、いつになったって帰れないな」 と思ったから、

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「じゃあ、いっそのこと歩いてって、 どっか通りでもってタクシーが来たら、拾って帰ろう」 と思ってね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

会館の前が、前庭になっていて。 その向こうに、出入り口が二カ所あって。 一方は、車が入ってくる入り口になっている。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

もう片一方は、車が出ていく出口の門になってる。 この出口になってる門のほうをスーッ、 と私出てたったんですよね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

そしたら、ちょうどその通りのとこで、この会館のボーイさんがね、 赤い棒のライト振って、タクシーを呼んでるんです。