生き物系イベントは生物・自然の保全や啓蒙に役立つのか?

大盛況となった博物フェス・いきもにあですが、生き物イベントは保護意識を啓蒙する力をもつのか、期待と不安の入り混じったツイートをまとめました。 拾いきれてはいないので、追加編集大歓迎です。
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ツク之助 @tukunosuke

「レオパと一緒に手をあらおう」の耐水ポスターや、新作のクリアファイル&缶バッジもありますよ。みんなだいすき爬虫類!おいでおいでいきもにあ! #いきもにあRT祭り @equimonia pic.twitter.com/XCJv9bR2GT

2015-12-10 20:03:55
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よこがわ @yokogawa12

とりあえず、ツク之助さんのこれは 、生き物飼育初心者が集まる場所で配布できるとええんちゃうかと思う。 #いきもにあ戦利品 pic.twitter.com/tpDuV7A5Qk

2015-12-12 16:17:08
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よこがわ @yokogawa12

@tukunosuke お疲れ様でした!グッズの実物、すごく素敵でした!帰ってからカレンダーも買っておけばよかったと後悔。 「フトアゴとおぼえる いきものをいがしちゃいけないワケ」はとっと流行らせたいところです。

2015-12-12 23:43:37
Haruyoshi KAWAI (text) @yumegondou

昔、生き物の知識が正しく伝われば、知った人は好奇心を刺激され、最終的にそれらの住む自然を守る事に意識が向かうと考えていた。だからイラストレーターになって、なるべく判りやすく正確に描く事を心がけてきた。でも、それは間違いだったと感じている。好奇心と保護意識は別の物らしい。

2015-12-16 04:39:18
Haruyoshi KAWAI (text) @yumegondou

思い返せば、海外の水族館では、生き物を学ぶ場がそのまま保護を訴える場でもあった。単に情報で好奇心を満たすだけはダメで、セットで生き物を守る倫理観を伝える必要があるのだろうと今は思う。

2015-12-16 04:39:55
Haruyoshi KAWAI (text) @yumegondou

そう言えば、欧米の動物研究者は同時に活発な保護活動家であることも多い。一方日本では自然保護活動は反社会的?な印象があり、水族館や研究者がそういう主張を公にし辛い。 理由はさておき、教育・娯楽と保護は別物とする考え方が、日本で自然の保護意識が高まらない事の一因の様な気がする。

2015-12-16 04:51:12
Haruyoshi KAWAI (text) @yumegondou

最近生き物系イベントが増えてきて、それ自体はとても喜ばしく思う。ただ、その事だけを捉えて、日本の自然や生き物に対する意識が高まったとは思えない。チョコエッグは社会現象と言えるくらいのブームだったけど、その後生き物や環境を守ろうという機運が高まった記憶は全く無い。

2015-12-16 04:51:34
Haruyoshi KAWAI (text) @yumegondou

気をつけなければ、今回も一過性の収集家を増やすだけではないかと危惧している。イベントに来た人たちが好奇心を満たすだけでなく、グッズのモデルになった生き物の背景にまで意識を向けられる様なイベントになるといいなあと思う。自分もグッズを作る側なので、今後は意識したい。

2015-12-16 04:54:38
福田雄介(ワニ研究者) @GingaCrocodylus

これは僕も感じるなあ。ワニについて色々質問してくれる人はいても、保護のことまで興味持つ人は少ない。逆に一目でも自然の河に住む野生のワニを見たりするとその保全に熱心になったり(僕もその一人)。そこにエコツーリズムの存在意義があると思う twitter.com/yumegondou/sta…

2015-12-16 05:30:00
レプチンって大事 @seaslugegg

これは痛いご指摘です。生き物が好きで、その生態を理解する努力はしても、環境問題まで考えるという発想はなかなかいきつかないです。 twitter.com/yumegondou/sta…

2015-12-16 17:25:10
レプチンって大事 @seaslugegg

うみうしのために何ができるのか。

2015-12-16 17:26:32
Haruyoshi KAWAI (text) @yumegondou

@seaslugegg 「好き、だから守りたい」は自然な流れだと思っていたのですが、意外と難しいようです。「生き物好き」のゴールとは、昔ならコレクションや知識を溜め込む事でしたが、現代では彼らの生きる自然に意識を向けることではないかと私は思ってます。

2015-12-16 17:43:23
レプチンって大事 @seaslugegg

@yumegondou おっしゃる通りです。コレクションで満足していてはいけないのですね。見えているものが、一歩後ろに下がって視野が広がった感じです。

2015-12-16 17:47:26
Haruyoshi KAWAI (text) @yumegondou

生き物好きと、それを守りたいと思う事は別の話で、生き物イベントでは難しいというツイートが散見される。だがイギリスの海洋生物・環境イベントで、多くの人たちが保護に関心を持つ様子を実際に自分は見た。やり方次第ではと思うのです。 pic.twitter.com/29JVTG2cmP

2015-12-16 18:50:03
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レプチンって大事 @seaslugegg

@yumegondou 指南役がいないので、どうしていいのかわからないんです。方法がある程度わかれば、関心の高い人は多いと思います。

2015-12-16 19:02:11
Haruyoshi KAWAI (text) @yumegondou

イギリスも最初から自然保護に熱心だった訳ではない。写真は大英自然史博物館にあったビクトリア朝時代のコレクション。このコレクターは恐らく当時「ハチドリ好き」と呼ばれただろう。これを現代の私たちはどう見るか。 pic.twitter.com/jOUSyZpEbv

2015-12-16 19:04:10
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Haruyoshi KAWAI (text) @yumegondou

@kinoboriyagi 一番印象に残ったのは、親が保護に非常に熱心だった事です。親が解説員と話し込んで、それを子供が横で聞いている、という場面を何度も見ました。これによって価値観が受け継がれていくのだろうと思いました。

2015-12-16 19:13:37
蟷螂自慰 @Liturgusa

これ欧米の昆虫学者はどうなんだろ? 日本で昆虫の保護(生息環境を含む)を訴える人々(学者含)ってその動機が自然の恵みを享受するために森の環境を守る狩猟採集時代の人々に近いものを感じる 自然保護団体とはその辺で対立してしまう twitter.com/yumegondou/sta…

2015-12-16 19:19:46
Haruyoshi KAWAI (text) @yumegondou

@kinoboriyagi さらにイベントでは研究者があちこちでレクチャーをしていたのですが、そこでも保護の大切さを語っていました(日本ではあり得ない熱量でした)。親と子の関係と同じで、オピニオンリーダーが保護を価値あるものとして伝えることで、それが一般に伝播するのではないかと。

2015-12-16 19:19:57
蟷螂自慰 @Liturgusa

自然保護団体は「採集それ自体の禁止」を求めるからね 美しい自然を宝の山ととらえる昆虫保護を訴える人々からすれば宝の獲得の禁止は保護のモチベーションを下げるし、それが却って自然から人々を遠ざけるととらえている 昆虫採集を通して自然の重要さを訴えようって論理はまさにそういう事だ

2015-12-16 19:22:00
蟷螂自慰 @Liturgusa

かく言う自分も自然を宝の山、素晴らしい冒険を提供してくれる場所 そう考える人が老若男女身分問わず増えれば自然保護に流れる人々は増えると思うのよね

2015-12-16 19:25:29
蟷螂自慰 @Liturgusa

日本の場合、自然保護を訴える2つの勢力、採集家由来と動物愛護由来で拮抗・対立しているから自然保護の普及が広まらないっていうのもあるんじゃないかな。 欧米は動物愛護由来が採集家由来を打倒してしまったよね。

2015-12-16 19:32:05
Haruyoshi KAWAI (text) @yumegondou

@seaslugegg (実践できているとは言えませんが)動物園は本来その役目を担うべき施設で、幾つか提言がされています。このあたりの資料が参考になるかもしれません(PDFです)。 jaza.jp/jaza_pdf/waza_…

2015-12-16 19:32:06
Haruyoshi KAWAI (text) @yumegondou

@polyspilota 功利主義と、それ自体に生まれつき価値があるという考え方の違いですね。脊椎動物業界では大まかな方向性はもう決まっている様に感じますが、無脊椎業界の認識はどうなのでしょう。私も知りたいです。

2015-12-16 19:39:38
蟷螂自慰 @Liturgusa

@yumegondou 九州大学出版の昆虫採集学を始めとした研究者が書いた昆虫採集の本を読めば 昆虫業界の認識とか思想が理解できると思います。

2015-12-16 19:46:52
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