忍者スレイヤー第十五話：「暗雲」

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇これから更新する「忍者スレイヤー」は、当アカウントでやっているニンジャスレイヤーとは設定上の繋がりは一切ありません。おうちのひとが、きをつけてね◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇KICK KICK JUMP！素晴らしいFIGHT！夢見るBOYは今日もちょっとSTORM！LETS GET STUCK THE NINJA！忍者スレイヤー！◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇第十五話「暗雲」◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇「藤木戸！」「ああああ……離れろ……俺から……どうってことはねえ……忍者を殺す……それが……俺様の……殺す！イヤーッ！」「ヌウーッ！」忍者スレイヤーの突然の忍者サマーソルトキックを忍者ブリンガーはガードした。「イヤーッ！」「イヤーッ！」「イヤーッ！」「イヤーッ！」◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇忍者スレイヤーと忍者ブリンガーは両手で組み合い押し合う。忍者ブリンガーの装甲接続部から白煙が立ち上る。『危険領域』HMDが警告した。「忍者……殺すべし」正気ではないか！「藤木戸！ヌウーッ！」KBAM！装甲がスパークした。その時である。「現況確認！」「展開！」「包囲せよ」◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇二人をSWATめいた武装部隊が取り囲み、ライフルを構えた。赤いレーザーサイトが忍者スレイヤーに集まった。「あああああ！貴様ら……あああ……」赤黒の眼光がやがて薄れ、力失せ、がっくりと膝をついた。フジオは周囲の者達を見渡した。機関の者達を。「なぜ通信を切った。片倉」◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇「通信障害でしょう」フジオは取り合わない。上官は手を差し出した。「風魔鏡を確保したな？早く渡せ」「……ここに」フジオは応じた。その後ろで、機関トルーパー達は意識を失ったケンジをうつ伏せに倒し、手錠をかけた。変身は既に解けていた。「彼をどうするつもりです」「重大事案だ」◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇「つまり？」「マキモジュール継承による肉体変化、脳への影響を調査する。そのうえで……」「実験ですか？」「必要に応じ、そうなるだろう」上官は無感情に言った。「社会的に明るみに出ない段取りを踏んだ上で対応する。幸い彼には肉親もない。どうした」「……いいえ」輸送ヘリが降下する……。◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇……「ウワーッ！」ケンジは回転ジャンプで起き上がり跳躍しようとして……できなかった。「グワーッ！」両手足がハイテク長椅子に拘束されているのだ。「なんだこりゃ……これじゃまるで手術台じゃねえか。畜生……一体俺は……あの時俺は……敵を倒したまでは良かったがなんだか記憶が」◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇『検体が意識を取り戻しました。予想していたより遙かに早いです』スピーカーから音声が聴こえた。「誰だ！こんな真似を！」ケンジはもがいた。動けない！「ふざけるんじゃねえぞ！」『藤木戸ケンジ君。きみは何も知らずマキモジュールを装着し非常に危険な状態にある。助けさせてほしい』◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇「なんだと？」円形の部屋！デバイスが動きケンジの網膜にレーザーを当てた。『バイタル確認』「勝手に確認するな！」『マキモジュールは重要なレリックだ。個人の手に委ねてはならない。我々はノストラダムス禅機関。公的な組織だ。市民には存在を伏せているが』「それが何の用だ！」◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

『落ち着いてほしい。忍者ブリンガーつまり片倉フジオ君は我々のエージェントだ。我々は風魔忍者による日本侵略を規定のものとし、対策を進めてきた。国家予算が組まれている』「挨拶もしに来ねえ奴を信用するわけがねえだろう」『……どちらにせよ、君は既に我々の管理下だ。協力してもらう』◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇「くそッ……！」ケンジは頭を動かし、手の届かぬ場所でシリンダーに入れられたマキモジュールを見た。モニタにはサーモグラフィやワイヤフレーム三面図、様々な数値が表示されている。力を込めるが、拘束具が破壊できない。「ウオオオーッ！畜生ーッ！」ケンジの怒声が虚しく響いた……！◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇……「起きろ！瀬戸内さん」「アイエッ！」小梅はガバと身を起こした。「じ、時間！」午前3時。警察署の待合室。「5分寝ちゃった……」「探したぞ」「片倉君！」小梅は立ち上がった。「ケンジ君が……どこにもいないの！警察に相談したんだけど……」「警察では見つけられない。絶対にな」◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇小梅は息を呑んだ。「どういう事」「警察よりも上位の組織の手中にあるからだ」「それって」「微に入り際に穿ち説明する時間は残念ながら無い。きみは藤木戸と共に行動していたな？特に電子関係でサポートしていた筈」「……」小梅は頷いた。フジオは小梅を伴い、警察署を出た。「ねえ一体何が！」◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇フジオは立ち止まった。「藤木戸は現在、ある組織に捕らえれている。ぼくの所属する組織だ。かつて、藤木戸の兄もそこに居た」「そんな……！」「力を貸してくれ、瀬戸内さん。現状、動けるのは、きみとぼく以外に無い」フジオは小梅を振り返った。「藤木戸を助けに行く」◇

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇第十五話「暗雲」終わり。第十六話「変転」に続く◇CMタイム→

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇「YOYO、物理と電子、読書の行為、キメるニンジャスレイヤー、俺の世界、凄い、期待、没入したい、境目、曖昧、俺ニンジャ、ニンジャ装束が欲しい」DXニンジャスレイヤーなりきりアイテムにパーカー赤と黒が登場！◇ pic.twitter.com/JUR6OgiNx0

拡大

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◇「YOYO、現実曖昧、VR技術進歩、でも俺欲しいのは物理的なメンポ、被るフード、奥ゆかしいムード…！俺まさにニンジャ！ニンジャパーカーが欲しい！」個数限定の延長受注期間が今日から！◇ ninjaheads.hatenablog.jp/entry/2016/01/… pic.twitter.com/NiSzegz94J

拡大

拡大