【怒りの日】エジプト反政府デモ Morley Robertson氏中心版

【怒りの日】エジプト反政府デモの日本語Twitterの様子(1) http://togetter.com/li/93261 が長すぎる(重すぎる)ので、縮小版です。 Morley Robertson氏( @gjmorley )を中心に2011年1月26日22時までのツイートをまとめました。 続きを読む
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モーリー・ロバートソン @gjmorley

エジプトでエルバラダイ氏(元IEAEのお偉いさんー肩書きは調べてね)が政府に抗議するデモを支持 「私は参加しないが、その精神に賛同する」長期政権の高齢大統領に再選を断念するよう進言 http://bit.ly/er93An

2011-01-24 00:36:14
@itodai006

なんだ、参加しないんだ。フェイスブックでエジプト全土で八万人参加表明の25Janデモ RT @gjmorley: エジプトでエルバラダイ氏が政府に抗議するデモを支持 「私は参加しないが、その精神に賛同する」長期政権の高齢大統領に再選を断念するよう進言

2011-01-24 01:29:29
モーリー・ロバートソン @gjmorley

「アメリカにとって使える独裁体制なら、そのままにしておいた方がいいんじゃないのか?」といった意見が先のNYT記事では露骨にのぞいていました。これが、今回の民衆の気持ちと一体感を共有してきた人たちの大反発を買っているようです。それにしても、喧嘩売っているよなあ、ネオコン。

2011-01-24 03:09:00
モーリー・ロバートソン @gjmorley

「アメリカに都合のいい中東の独裁者」と「日本経済にとって都合の良い一党独裁の中国・ミャンマー」が重なって読めます。「経済援助だけをして、政治には介入しない友好関係」って、結局思い切り独裁体制を支援して、その不幸から生まれた余剰を日本に吸収しようという「経済界」の意向なのか?

2011-01-24 03:10:26
モーリー・ロバートソン @gjmorley

倫理をあまり前面に押し出して議論をすると、情緒論にはまって出てこられなくなるという落とし穴があるため、日頃はその路線を行かないのですが、グローバル経済の諸問題に向き合う上で、他人の不幸で自分たちが便利に・快適に生活することのひずみが因果応報で返って来ている。これ以上無視できない。

2011-01-24 03:11:58
モーリー・ロバートソン @gjmorley

マルクス主義陣営やそのなれの果ての人たちがひたすら信仰している「邪悪な米国帝国主義史観」や「資本主義の暴走が世界を破滅させ、その後ろで仕掛けているやつらがいる」世界観は、論理が破綻するのですが、その論理を「苦しんでいる人を助けたい一心で」乗り越えるところがあります。

2011-01-24 03:14:13
モーリー・ロバートソン @gjmorley

そこに行きたくないからこそ、倫理という切り札は外堀を埋めてから最後に出すべきだと考えています。ただ、地球上で人類が仲良くやっていくには相手の話を聞いて、相手の価値観に違和感を覚えても、少しずつ共鳴できるところまで自分が変わっていくということでしか実現しないでしょう。

2011-01-24 03:15:34
モーリー・ロバートソン @gjmorley

しかるに、アメリカのメディアや政治アドバイザー、および中産階級の人々によく見られる「アラブ異質史観」には辟易しています。アメリカ合衆国は先住民以外、全員が移民なのですから、特定の民族や宗教観を「異質で我が国と相容れない」と決めつけ、都合良く民主化の過程をさぼるっていうのは、恥。

2011-01-24 03:17:34
モーリー・ロバートソン @gjmorley

アメリカの冷戦時代は虚飾にまみれていたかもしれないし、冷徹に狂った決定を次から次へと出していたかも知れない。だがそこにはアメリカ国民が信じていた正義が確かに存在していた。同時に、真珠湾を攻撃されたら原爆で返すことが妥当とされる正義感でもあり、破綻していた部分もあります。

2011-01-24 03:19:24
モーリー・ロバートソン @gjmorley

ただ、自分たちが最も大切にしている自由や基本的人権を世界中の人たちが持つ日が来てほしい、という願いや思いがあったからこそ、ソ連とのプロクシ戦争を朝鮮やベトナムでも戦っていたわけです。日本の政治家はもしかすると基地が置かれていることの経済利権しか見ていなかったかもしれないけど。

2011-01-24 03:20:38
モーリー・ロバートソン @gjmorley

アメリカの軍人として戦いに行った多くの若者は、そういうアメリカの正義を信じていました。もちろん戦地に赴くとすべてがただ混乱していて倫理観や正義はたちどころに消えてしまいますが、そういうしっかりとしたものがアメリカにはかつてあり、それがアメリカのパワーでもあった。

2011-01-24 03:21:43
モーリー・ロバートソン @gjmorley

それが今はどうですか、と、中東の民主化にぐずつくアメリカ国内の言論を見ていて、感じる。ちょっと日本からは遠い話ですが、アメリカ人としては危機感を覚える内容です。自分の国には良くなってほしいと考えるのが人情。でも、こうして即座にネット上で異論が噴出することは健全だとも考えています。

2011-01-24 03:22:59
モーリー・ロバートソン @gjmorley

中国の民主化は、みんなが豊かになれば自ずと訪れる。という議論をよく聞かされて困っちゃいます。お花畑です。貧困がどうして生まれるのかという構図を理解していないのか、見たくないのか。考えるのが面倒くさいから、そういう議論を煙幕のようにはっているのか。貧困や抑圧は今・現在の問題なのです

2011-01-24 03:24:30
モーリー・ロバートソン @gjmorley

たとえば「地球温暖化はうそかもしれない。それに環境を守るには負担が必要となり、経済が回復しない。だから経済が回復するのを待って、それから考えないか?」と言われた場合、みなさんは「そうだな。温暖化はうそかもしれないし」と、ちゃっかり背を向けられるでしょうか?

2011-01-24 03:25:38
モーリー・ロバートソン @gjmorley

そこには手続き上の議論以前に、やっぱり今の生活の便利さや快適さの裏に何かおかしいこと、矛盾があるという後ろめたさが感じられています。それをぬぐい去りたくて「温暖化なんてそもそも仮説だしね」へと逃亡するのです。葛藤すること、考えることが苦手な人ほどそっちに飛ぶんじゃないかと。

2011-01-24 03:26:58
モーリー・ロバートソン @gjmorley

アメリカやフランスで関わりの深いアラブ世界の人たちとそろそろちゃんと向き合おう、対話しようという気運が起こり、それを保守的な陣営の人たちがひたすら阻む意図でパラノイアに満ちた議論を展開する、というのは時代の変わり目を見ているようです。

2011-01-24 03:28:16
モーリー・ロバートソン @gjmorley

経済的な優位性を追求する以前に、幸せになりたくてがんばっているのだという大人の自覚が必要だと思います。そのお話は先週金曜に配信した民主党・牧野議員とのインタビューにも含まれています: http://bit.ly/ieFaBT

2011-01-24 03:29:48
モーリー・ロバートソン @gjmorley

UKG:来る1月25日・火曜にエジプト全土で抗議デモが予定されています。長期政権を維持する独裁的なムバラク大統領(80代)への抗議と経済改革などの要求。警察は暴力的なので、市民がどれほど恐怖を乗り越えて街頭に出るかが注目されています。 http://bit.ly/gcxmxd

2011-01-24 03:37:41
モーリー・ロバートソン @gjmorley

NYTの「差別」が感じられるオピニオン記事よりUKGの冷静なルポの方が、よほど上質なジャーナリズムを感じます。NYTは自分がスクープをしたときには徹底して追求するのですが、「Wikileaks」以降、かげりが見えてきたようなところがある。前からあった傾向が今のぞいているだけかも。

2011-01-24 03:39:50
モーリー・ロバートソン @gjmorley

UKGより「公式な政治のプロセスはすべて独裁者の支配下に置かれ、選挙も歪められている。だが非公式なブログやソーシャルメディアでは大統領が制御できない言論が急速にわき起こっており、政権はこれを最も恐れている」

2011-01-24 03:41:25
モーリー・ロバートソン @gjmorley

カイロの人口の60パーセントがスラム生活。それをいつまでも抑圧できるわけがないぢゃないか…と素人のぼくは考える。しかし何十年も一人の大統領と彼の張り巡らせたシステムが欧米からのヘルプで続いてきた。繊維工場の町では大規模なストライキが頻発し、警察が介入して射殺される人も。

2011-01-24 03:44:30
モーリー・ロバートソン @gjmorley

労働争議とオンラインの若い世代の体制変革の気運が融合したときが、エジプトの体制にとって一番のトラブル、とされています。その日はもう近いのかも知れない。

2011-01-24 03:45:10
モーリー・ロバートソン @gjmorley

独裁体制にヒビが入る最初のほころびは、国営テレビで指導者が「対話を重視し、みんなにご褒美をあげる」と下手に出たときかもしれません。中国政府ならあり得ない話だと思います。しかし国内でネットを通じて情報が共有され、そのスピードと量があるレベルを上回ると、懐柔策しかなくなるのかも。

2011-01-24 03:55:43
モーリー・ロバートソン @gjmorley

江沢民体制あたりから、中国の若者が抱く共産党体制への不満を愛国心へと転嫁し、アメリカや日本などの「仮想的」や競争相手に憤慨を向けるという誘導作戦が展開されてきました。オリンピックに際して欧米メディアが批判記事を載せると、国内から大変な反発が起こり、欧米メディアはひるんでいた。

2011-01-24 03:57:26
モーリー・ロバートソン @gjmorley

でも2008年は第1ラウンドで、これから第2ラウンドが始まるということも十分考えられます。中国の民主化要求。天安門事件以来、「不可能」という印象が強く、外から最も介入しづらい国というイメージが続いていましたが、これからはどうなるんだろう。

2011-01-24 03:58:28
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