(新連載まとめ1)朝の三分小説〜おかん〜(導入編)

最序盤のまとめ。〇〇編のタイトルが存在しないため、便宜上最初のツイートから、糸魚川市に到着する直前のおかん六、あとおかん主題歌とおかん総集編一まで。 このまとめは、さんのみ屋カメックスシ氏が平日の朝七時くらいにツイッター上に投稿する謎の現代ファンタジック風日常バトル的なカオスノベルをまとめてます。 次回からはフォッサマグナ編に突入します。主題歌と総集編はまた別にまとめたいですね。 (本編) 続きを読む
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カメックスシ @agodenderu

おかん主題歌「友情パノラマウェイ」 初めて出逢ったのはアイガー北壁だったね はじめは喧嘩もしたけど 今では(二番目に)最高の友達 困った時はパノラマウェイで駆けつけるよ 誰よりもはやく、疾く 疾きこと風の如く 徐かなること林の如く 侵掠すること火の如く 動かざること山の如し

2015-10-18 10:14:08
カメックスシ @agodenderu

(新連載)朝の三分小説~おかん~ 安賀多おかんはシングルマザーであった。これはおかんが失われた秘宝を捜し、息子とともにハイウェイを旅する物語。

2015-10-13 06:57:34
カメックスシ @agodenderu

おかん二 おかんは幼い一人息子(ムーンライトさだみつ)を連れ、南へ爆走する。おかんはシングルマザーの中でも稀少なレッカー車に変形出来るタイプである。

2015-10-14 06:55:36
カメックスシ @agodenderu

おかん三 おかんは違法駐車された車を裏中古車センターに売って生計を立てていた。だが二人の生活が一向に豊かに成らないのはおかんのメンテナンス費用や駐車場代、自動車税、パチンコ等の複合的な要因があるからだ。

2015-10-15 06:56:01
カメックスシ @agodenderu

おかん四 「母ちゃん、ぼくもはたらく」 まだ、八歳の息子(ムーンライトさだみつ)が貧しさに堪えかねて言った。食卓の上にはわずかに二本のカロリーメイト(チーズ味)が乗っているだけであった。

2015-10-16 06:55:56
カメックスシ @agodenderu

おかん五 おかんはちゃぶ台を↓Bで叩いた。 「働いたら負けよ」 そこで二人は朝の星占いを見て糸魚川にヒスイを採りに行こうと決めた。

2015-10-19 06:57:06
カメックスシ @agodenderu

おかん六 「駄目だメタンハイドレートしかとれねぇ」 「それじゃあ蟹とは交換してもらえないよ」 蟹は手に入らなかったが、二人には焼き芋を作った思い出だけが焼け残った。

2015-10-20 06:56:53
カメックスシ @agodenderu

おかん総集編一 シングマ(シングルマザーの略)の安賀多おかんは幼い息子を連れて新潟市から西へと向かっていた。道中に息子の 「蟹が喰いてぇ、情熱的にな」 という発言から二人は漁港を探して直江津の街にたどり着いたのだ。 「この街では蟹はヒスイ三キロと交換だよ」 さあ、どうするおかん

2015-10-18 10:42:50