セブンシネマ倶楽部2/6 新作映画紹介『エヴェレスト 神々の山嶺』レポ
2016年2月6日(土)13時30分~15時 池袋コミュニティ・カレッジにて セブンシネマ倶楽部新作映画紹介『エヴェレスト 神々の山嶺』 聞き手:近衛はなさん ゲスト:夢枕獏先生、平山秀幸監督、井上文雄プロデューサー
2016-02-07 19:17:31昨日の講座のレポ、備忘録として。自分でメモしたので少々解釈やニュアンスが違っているかもしれないけど大体で。そして自分の興味のあるところだけメモしてますので全てではありません。
2016-02-07 19:19:09夢枕獏先生:エヴェレストのベースキャンプ以上に登る技術がないので羽生丈二みたいな人に憧れていた。『エヴェレスト 神々の山嶺』を書いた後に自分の中にあった“薪”が全て無くなってしまったなぁと思った。
2016-02-07 19:25:16映画化の流れ:井上P(KADOKAWA所属)いわく、台湾人の高プロデューサーが獏先生と企画を立てた。当時は集英社から本が出ていたからKADOKAWAで映画化は無理だと思っていた。井上Pは自分には関係ないけど映画化するならと色々意見とかアドバイスみたいなことはしていたそうです。
2016-02-07 19:31:37今の技術をもってすればわざわざ現地に行かなくてもセットで撮ればいいとは思うけど獏さんの希望でエヴェレストで撮影するというのが大前提であった。平山監督は高所恐怖症で原作を渡されたときに嫌だなぁと思ったそうです。嬉しくて行くロケ現場ではなかったと(笑)
2016-02-07 19:34:42エヴェレストのロケの本番はシェルパの方を含めて100人くらいだった。そのうち日本人はキャスト、スタッフ総勢30人くらい。過酷な現場ではあるけれど面白くやろうよという気持ちがあった。本番前に平山監督と井上Pはエヴェレストの視察?に行っていたとのこと。
2016-02-07 19:38:44井上P:映画化するのに岡田くんと阿部さんを狙っていた。井上Pは自身がまず現地に行って、帰って来てすぐに事務所に行ってオファーしたんだそう。「僕が行ってきたんです!」と井上Pが言ったらその体型(恰幅良い)を見たマネージャーさんが井上Pが行けたなら大丈夫だろうと(笑)←若干失礼ww
2016-02-07 19:44:04岡田くん:最初は僕じゃないですよね(これは岡田くんの深町ありきではなく阿部さんの羽生ありきだと岡田くんが言ってたということだと)。阿部さんが羽生丈二をやるから僕はやることにしたと。
2016-02-07 19:46:38獏さんはキャストが決まったとき、本当にいいのって思ったそうです。二人が同時期に時間が取れるなんてと。井上Pは売れっ子の二人を拘束する(歩いてエヴェレストを登ってロケ地まで行くとかそういうことも含めて)ことが出来たのがすごいことだと。
2016-02-07 19:53:03昨年のV6のコンサートに高Pと獏さんと平山監督3人で行った話。“深町”と“想え”が表と裏に書いてあるうちわを高Pが作ったけど平山監督は「遠慮します」って。なので獏さんと高Pがうちわを持って岡田くんが来た時にアピったんだけど岡田くんは意識して見ないようにしていたんじゃないかと(笑)
2016-02-07 22:07:54尾野さん、普通でいるのが難しい場所で普通のオーラで素晴らしい。エヴェレストではヤクの糞を燃料にして暖を取ったりご飯を作ったりしていて、その辺にあるのを拾ってきて使うそうなんですが尾野さんも拾いに行ってたそうです。
2016-02-07 22:14:07アン・ツェリン役のテインレィ・ロンドゥップさんは今回撮影した場所よりも上の方に住んでいる山岳民族で降りてきて撮影に参加していた。でも撮影中にいきなり吐き出してしまい一人だけ高山病になってしまったそうです。なのでアン・ツェリンの出演シーンだけ先に撮ってからヘリで搬送されたとのこと。
2016-02-07 22:25:14高山病は慣れているからならないとか関係ない、今回の撮影で高山病になったのは彼だけだった。監督たちが心配していたら病院から看護師さんに囲まれてピースサインをした写メが送られてきたそうで監督がなんだよ~って笑ってましたww
2016-02-07 22:30:09現地での食事事情についてのお話で、日本人用に日本食や日本のカレーを作ってくれたりしたんだけどやっぱりネパールの味になってしまうんだそう。飽きて食べられなくなってくると。その話を聞いたときに岡田くんのファーストシングル「今日も朝からダルバート♪」が浮かんだのは私だけではないはずww
2016-02-07 22:38:59その後に獏さんがロケ現場にそば打ちを出前した話になって、高地なのでお湯の沸騰する温度が80℃でおそばを茹でるのにどうしようかと思っていたので、ロケ地まで登っていく途中途中ででそば打ちをしてどうなるかを確認しながら行ったと。実際に現地に行ったら撮影隊、さすが!圧力鍋があったので解決
2016-02-07 22:44:57圧力鍋でお湯を沸騰させて美味しいそば(しかも打ちたて)を食べてもらえたそうです。そば打ち師の太田さんが素晴らしいのはエヴェレストに行くのにご自分のお店を弟子に任せてきてるんだけど「これ出前だから、仕事で行くんだから」って(笑)普通出前でエヴェレストは行かないよねww
2016-02-07 22:48:54出前グループに落語家の林家彦いち師匠がいらっしゃってて平山監督がむちゃぶりでせっかく来たんだから落語が見たいとリクエスト。しかもよりによって話の途中で何度もジャンプをしなければならない「反対俥」が見たいと。空気薄い中でやってほしいとおねだりするとは平山監督鬼だなwww
2016-02-07 22:54:29彦いち師匠はスタッフとかみんな疲れているのに落語とか見たがるのかなとテンション下がっていたらしい。でも阿部さんがポンっと肩をたたいて「俺が聞きますよ」と言ってくれてめっちゃ嬉しかったって。
2016-02-07 22:58:08平山監督:エヴェレストで撮影していて虚と実がみえなくなってくるのが面白かった。岡田准一と深町と。山の天気は変わりやすいので前の晩に軽いリハーサルをやって上に登ってすぐ撮っていました。ちなみに全カット本人です。顔が映っていないシーンも本人です。
2016-02-08 18:40:40山のトップクラスの人たちが岡田くんと阿部さんの技術がちゃんと技術になっていると。本物のトップクライマーの技術になっていると言っていたそうです。
2016-02-08 18:42:26岡田くん、リュックに20~30Kgは入っているのに体がしっかりしているからトップクライマーが岡田くんが歩いているのを見てリュックが軽く見えると。トップクライマーの人たちが嬉しそうにその辺の石をどんどん詰めてリュックは40Kg越えに(笑)それを背負った状態で撮影していたそうです。
2016-02-08 18:47:30トップクライマーの人たちは岡田くんのことを信頼して入れてた(はず)と平山監督。岡田くんのリュックに石を詰めた話をするとき、平山監督めっちゃ楽しそうに笑ってましたw
2016-02-08 18:50:42この後は質疑応答になります。キャスティングの決め手は?井上P:山に登ることを知っていたのと天地明察で一緒に仕事をして岡田くんに惚れていた部分があった。ストイックさと本気モードが素晴らしい。岡田くん、気を遣わなくて結構です。追い込んで下さいとかカッコいいこと言うんですよ(笑)
2016-02-08 18:58:51