海外在住時代、日本のことを知らなすぎて、欧州人の同級生や国連勤務のアフリカ人に注意されたり激励されたりした話。

シャフテ廃塵 @hygiene_jp

アイツら、どこかでアメリカを見下してるフシがあるけど、少なくとも今日においては日本のことは絶対に見下さないねぇ…古くて自分たちを凌駕するだけの伝統がある国って認識してもらえてるのか？

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ヨーロッパっつー土地は、何を混ぜたものまでをチョコとして認めるかをめぐって、フツーに国同士で戦争が起きてもおかしくない地域だったんじゃないかっつー空気がある。 ヤツらが江戸の無血開城の話を聞くとものすごく驚くって話、現実味ある。

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友人と、一度こんな会話があった 欧「おめーの母国の人、開国直後の日本が欧に劣ってたって思ってるだろ？」 俺「そうね」 欧「それ完全に間違ってるからな」 俺「ハァ！？」 欧「哲学面ではとんでもなく進んでた」 欧「それを悟られないために、我々の先祖は科学を振りかざした」

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基本的に欧州人はキモが座ってる。ヤバいと思っても顔色一つ変えずに相手を威圧できちゃう。ハッタリ系のスキルに超絶強いのね。本番ぶっつけ上等、予行演習は大きな式典の前だけ。 twitter.com/tahiro86j/stat…

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こういう時、一応、内心はかなりヤバいと思ってるらしい。人によっては長期戦に耐えられない。そこを、日本人が理詰めで時間を掛けて突くと、いきなり顔の表情が緩んでﾃﾍﾍﾟﾛしたりする…割とガチで可愛い人たち。 twitter.com/tahiro86j/stat…

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見透かしたように「知ってんよ…だって教科書にそう書いてあるらしいもんな。学校でそう教わるみたいだし…」的な態度だった。ゾクゾクしたけど怖かった。 twitter.com/tahiro86j/stat…

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独人は南アとの混血で身長が2m前後の大男だったし、仏人（カリブ系）は恰幅が良かったし、英人は髪が紫でhydeを白人にしたような見た目だったし、そりゃー、いきなりシーンとなってこんなこと言われたら、めっちゃ怖いわな。 twitter.com/tahiro86j/stat…

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その仏人が教えてくれたスキルで一番多用してるのはパスタのゆで方だな。ゆでる量の半分を、半分の長さに折ってから鍋に入れろって。やってみれば効果はわかるよ、食う時に違いに気づくから。

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帰国直前の時期に、英独仏の人間と酒飲んで面白おかしくやってた時に、突然真顔になって言われたんだよ。たぶんガチで言ってたんだと思う。

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欧「威圧をしようとしたら、お前らの先祖、屈しないで教えてくれといい始めた…ウチらの先祖は拍子抜けしたと思う」 俺「ほぉ…」 欧「渋々教えてやったら凄い勢いで吸収するのな…征服できないぐらい強くなっちまった。だから列強になれたんだよ」 twitter.com/tahiro86j/stat…

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とはいえ、そうなると、さぞかし日本が怖かったことだろう… twitter.com/tahiro86j/stat…

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欧「他のアジアの国が植民地にされて、日本は植民地どころか欧州勢の仲間入りまでできたのは、そういうことだ。」 俺「なるほど…」 欧「ここまでの話は、割と知っている日本人も多い。問題はここからだ…」 俺「？」 twitter.com/tahiro86j/stat…

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欧「お前の世代の人間は、今の日本と中韓と比べて、日本はまるで違うレベルにいるような見方してるだろ？格が違うみたいな見方してるだろ？」 俺「否定出来ないな…」 欧「気をつけろ。要するに、それがウチらの祖先が開国直後の日本を見た時に自分たちに言い聞かせてた言葉だ。現実は違った。」

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これを言われたのが２００４年の夏。 それから１１年半が経ちましたね…あっという間に「気をつけなくちゃいけなかった理由」が明らかになりましたね…おいら、今ものすごく反省してます。 twitter.com/tahiro86j/stat…

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あの頃は欧州向け事業の縮小を進める消極的な日本勢と、欧州向け事業の拡大を続ける積極的な韓国勢が徐々に勢力均衡に達していた時期。僕には日本勢が近いうちにボロ負けするのは見えてたんですがね…僕は高校を出たばかりで、知識も発信手段もなかった。 だから「気をつけろ」と言われてもね…

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そんなわけで、CMなんかで「信頼の日本製」とか自画自賛を続ける風潮を僕は冷め切った目で見てるし、よくある「日本のココが凄い」みたいな番組を見ながら「"日本が凄い"んじゃなくて、"この人達が凄い"んでしょ？勘違いしてんじゃないよ…」みたいに思ってる。

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後日、母校校長の退任が近づいたことを知って卒業生中心の送別会を開こうって話になった。2007年ぐらい（送別会は2009年になった）。打ち合わせに現地に行った時に、住んでいた頃の隣人（UNHCR職員）のお宅に泊めてもらった。ガンビア人とブルンジ人の国際結婚（息子さんは同級生）。

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もう、その頃の僕は徐々に今の「冷め切った視線」を身につけつつあって「日本の高度経済成長なんて、特別なものでも何でもなかったんだ…条件さえ整えばどの国にだって起こることなんだ」ぐらいに思い始めてた。 そんな思いを、その職員の方にぶつけた時のこと…

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「ものすごく冷たく客観的に、そして一般化して見てしまえば、それは嘘ではない。でも、お前さん、一つ大事なことを忘れてないか？」と返ってきた。

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職「まず、わかりやすい話から。日本が国連に出している額の話だ。これは僕ら国連機関の職員が頻繁に目にしている数字。アメリカが最大の拠出国…ということになってる。」 僕「そうですね…でも大半が滞納だって…」 職「そうだな。あれが50年前、どういう数字だったかお前さんは知ってるか？」

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僕「拠出なんて出来たはずないですよね…すると…」 職「借金だよ、凄い額だったの。いつ返し終えたっけなぁ…とにかく返済は凄いペースだった。未だかつて国連という機関は、あそこまでの借金して、あんな勢いで返して、今のような額を拠出できるようになった国を見たことがない。」 僕「ドイツ…」

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職「落ち着け」 俺「はい…」 職「その後、終戦直後の日本と似たような政治的・経済的な条件が揃ってた国はいくつかあった。皆、這い上がれなかった。なぜだかわかるか？」 俺「…」 職「人だよ人、気質とか教育レベルとか。この気質というのは大きい。」 俺「なるほど…」

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職「今はどうか知らないが、まだ残っているだろう…君らの国には、恥の文化があるの。多額の借金したら、返すまで心がずっと痛む人たちなの。そうじゃない国ならいくらでも見てきた。」 俺「確かに、電車が数分遅れただけで詫びが入る…英じゃ２時間半遅れでも顔色一つ変えないのに…」

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これ、考えてみると非常に面白いよね。 たとえば「○○が許されるのは小学生までだよね－」の例をとっても、完全にこの「恥」の部分を煽ってる言い回しだもんなぁ… twitter.com/tahiro86j/stat…

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職「その状態を、そういう気質の人たちが存在する状況を特別だと言うんじゃないのか？」 俺「ああ、確かに…」 職「これからの世代がそれを維持できれば、日本は真面目に稼ぎ続けることが出来る国のまま。心配は要らない。他の国の手本であり続けられる。」