ジム・バスがなぜこれだけ批判されているか実によくまとめられた記事。あとでまとめTweetします。 silverscreenandroll.com/2016/2/23/1110…
2016-02-25 17:13:59NBAの名門チームロサンゼルス・レイカーズがプレーオフで見られなくなって3年となった。故ジェリー・バスの息子ジム・バスが人事責任者となって約10年経った。同じく娘のジニー・バスが賞賛を受けることはあってもジムは批判をよく受ける。
本人は2017年までにウエスタンカンファレンスファイナルを争えるチームにならないと言うが、現実的には厳しい。
以下のデータを見てもらいたい。
過去フルシーズン(ロックアウトは除く)で14〜20勝に終わった55チームの傾向 ①翌年の勝率は平均32.6% ②翌年5割を越えたのは5チーム ③翌年勝ち星が24〜25増えたのは4チーム ④翌年勝ち星が16〜17増えたのは10チーム twitter.com/jadubin5/statu…
2016-02-25 15:21:32Again, a reminder for anyone who was somehow expecting NY to make some massive immediate leap to contention. pic.twitter.com/gZCDMouRI2
2015-06-27 02:26:22つまり来年レイカーズが5割を越える確率は9%、来年勝ち星が24〜25増える確率は7%、勝ち星が16〜17増える確率は19%という事。さてジムはこのギャンブルに勝つ事が出来るかな?
2016-02-25 15:24:571000試合以上のキャリアを誇るNBAコーチの中でスコットの勝率41.6%は最悪の数字(笑) twitter.com/hmfaigen/statu…
2016-02-25 13:59:52さてこのデータを見ても来年レイカーズがウエスタンカンファレンスファイナルどころかプレーオフさえ進出出来る客観的な根拠は無い。
さてなぜそんな約束をジムはすることになったのだろうか?
①ジム・バスの2017年問題について バス一家がオーナーとなって35年間で3度目のプレーオフ不進出となった後2014年4月にバス一家(6名)はレイカーズの練習施設に集まり話し合いを持った。ジニーが言う「レイカーズに何が起きたの?」
2016-02-25 21:07:32ジムは3〜4年あればレイカーズをまた栄光のポジションに戻せると豪語した。一族はジムが求めた時間を与える事に同意した。ジムはそれを一族内に留めておくよりもマスコミに話す事を選択する。「私はこれから3〜4年以内にウエスタンカンファレンスやタイトルを争うチームを作れなければ、
2016-02-25 21:12:37辞任する。私はこの取組に自分の地位を懸けて取り組む。自分が所有するチームで自分自身をクビにできるかはわからないが、私は適任では無くなるのだから後任を探すことになるだろう。成功するという確信がある。恐れはないよ」
2016-02-25 21:15:42オーナーの一族でありながらジムは自ら人事責任者を務める。昔からオーナーよりGMに興味があったらしい。ジム曰く師匠は名GMジェリー・ウエストらしいが、全てを学べたわけではなかったようだ。
予てから球団所有より人事責任者に興味があったジムが師と仰ぐのはレイカーズでGMを務めたジェリー・ウエストである。「ジェリーから学んだことは山のようにある。例えば選手がベンチにいる時の仕草はコートにいる時と同じくらい大切だという事だ」
2016-02-25 21:25:23「ジェリーは選手が交替させられた時にコーチにどういう態度を取るか観察していた」一方でジムはスカウトを軽視する傾向がある。「バスケットボール選手の才能を見極めるのはさほど難しい事ではない。バーにいる10人の客を連れ出して、誰がプロスペクトか聞けばスカウトの考えと大体一致する」
2016-02-25 21:28:59このジムのコメントはウエストを困惑させた。「私はうちの感嘆させられてきた。スカウトの仕事が簡単だというのなら、なぜ成功するチームが限られているのだろう?」しかしウエストの声はジムに届かなかったようだ。ジムは言う。「自分が自分のしている事に満足している限り批判は気にならないよ」
2016-02-25 21:38:25ウエストはジェリー後のレイカーズについてこう語っていた。「権力というのは使い方次第で人を恐れさせる。でも正しく使えば、誰も権力に気付きはしない」
2016-02-25 21:48:22一方ジニー・バスは多方面から高評価を受けていた。
ジェリー・バスはジニーを高く評価していた。「ジニーは私のように事を勧められる人物だ」と。ジニーを高く評価していたのは父親だけではない。当時のコミッショナー、デビッド・スターンもだ。「ジニーが父からチームを受け継ぐのなら、その過程で失われるものはないだろう」
2016-02-25 21:52:56ジニーやジムの兄妹、ジェイニーはジムの事をこう評価する。「ジムには交渉のために必要な勇気も、成功のために必要な自信もないのよ。権力を得るとコントロールを失うタイプね。私の兄弟は欲望や失敗に対する恐れがある。失敗を恐れていては権力と向き合えないわよ」
2016-02-25 22:30:39「唯一ジニーには願望と知能があるわね。ジニーは交渉もうまいし、マーケティングにも明るい。また断り方を知っている。ジムとジョニーはそれを理解すべきね。いつも私は父は私たちの10歩先を行っていると言ってきた。誰が自立出来るか試しているのよ」
2016-02-25 22:36:41「父は自分が何時迄も子供のそばにいてあげられないとわかっているのよ」このインタビューから18年後家族問題は変わらず起きている。ジムがレイカーズに加入した18年間にジムがしたことは以下の通りだ。
2016-02-25 22:38:412004年レイカーズはファイナルでピストンズに敗退。フィルは辞任、シャックはトレードされた。チームはコービー中心となったが、フロントは本格的にジムが舵取りを行うようになった。
2004年ついに人事責任者になったジムはヘッドコーチにルディ・トムジャノビッチを選んだ。この動きは即座に失敗に終わる。トムジャノビッチはシーズン途中に辞任、プレーオフを逃したのは30年間で2回目だった。
2016-02-25 22:41:412005年、ロニー・レスターがバイナムを発掘してきた。ジムはバイナムの才能に惚れ込み、バイナムの指名を働きかける。ジムのハイライトになるかもしれない。その後もバイナムの一番の理解者はジムだった。
2016-02-25 22:43:492011年 フィル・ジャクソンの後任の選定にあたり、ジムは父から全権を得た。ジムはブライアン・ショー、リック・アデルマン、マイク・ブラウンに対して、バイナムにボールを持たせる回数を増やすことを採用の条件だとした。
2016-02-25 22:46:27ブライアン・ショーはフィルとの関係をアピールしないようにとフィルに言われていた。ジムが禅マスターを気に入っていないと知っていたからだ。しかしショーはフィルを擁護せざるを得なかった。ジムが面接でフィルをバッシングしていたからだ」
2016-02-25 22:49:43最終的にはショーを希望していたコービー、アデルマンを希望していたカプチャックの希望は叶わず、マイク・ブラウンがコーチに選ばれた。この決断はコービーに全く相談する事なく、行われたのだ。
2016-02-25 22:52:06