スプラトゥーン戦略構築論

砂鉄 @satetu4401

スプラトゥーン戦略構築論 まずAIMや立ち回りなどのについては戦術なので無視する。今から語るのは「戦略」であり、試合開始前の作戦会議段階で考慮すべきことについてである。

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スプラトゥーン戦略構築論2 まず戦略前にこの世界の「コスト」について理解する必要がある。スプラトゥーンの戦場において弾薬であるインクは３秒ほどで全回復する、そして兵隊の命も８秒で回復する。この世界で唯一回復しない資源それは「時間」である。「時間の使い方」全ての戦略の基本になる

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スプラトゥーン戦略構築論3 スプラトゥーンは時間というコストを消費して様々な事ができる。どんな場所からでも4.3秒あれば仲間やスタート地点にスーパージャンプ出来る。インクは３秒で全回復。１～２秒かけてで床を塗れば大きな地形有利を取ることができる。もちろん射撃で敵を倒すことも

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スプラトゥーン戦略構築論4 この思考で戦略を考えれば「相手の陣地近くで相打ち」になった場合、復帰時に相手の方が３秒ほど早く最前線に来ることになる。つまり「こちらの方が相手より３秒分多くの資源を失った」という不利な状態になるのだ。相手陣地で死ぬのは完全に悪手である

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スプラトゥーン戦略構築論5 そして悪手であるが故に敵は「そんなリスクを犯して前に出てこないだろう」と思う。そこに対して「マップ全体を見て自分が相打ちで３秒失っても押し返されないであろうと判断した上で、あえてリスクを取って前に出る」ことでノーリスクの奇襲が成立するのだ。これが戦略で

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スプラトゥーン戦略構築論6 きちんとマップを見て戦略的にリスクを調整した上で「相打ちでも押し返されないし、倒せば一気に押し込める」という状況で裏取りすると、かなりの強行動になる。これが出来るかどうかが「裏取りして相打ちで勝つプレイヤー」と「裏取りして相打ちで負けるプレイヤー」の差

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スプラトゥーン戦略構築論7 これを逆に考えれば「自陣近くまで押し込まれてる時は相打ちでも有利を取れる」という事になる。相手は移動に時間を掛けるか、リスクを取ってスーパージャンプを出すしかないのだから、相打ちに持ち込めば十分逆転はありえる。ではどうやって相打ちに持ち込むか？

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スプラトゥーン戦略構築論8 それは「有利地形に引きこもって４人揃うまで死ない」事である。死ななければスペシャルは溜まるし相手の注意は散漫になる。負けてる時に最も悪い行動は「１人づつ突っ込んで行って死ぬ」で、最善は「４人復帰するまで生き延びる」事である

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スプラトゥーン戦略構築論9 相手に幾ら押し込まれても気にする必要はない。何故なら「前線に出れば出るほど死んだ時に失う時間（選択肢）が増える」からだ。最も危惧すべき事は「試合終了時までそれを維持される」事であって、試合終了しない程度の押し込みであれば焦って博打に出る必要はない。

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スプラトゥーン戦略構築論10 そして、死なない為に必要なのは「さんぽ」である。自陣付近のどこの足場がどう見えるのか理解して、敵から攻撃されにくい場所を探すこと、どこから来られたら辛いか自分と敵の視点両方で理論立てて考えることが重要になる「実戦で成功した経験」に頼るべきではない

砂鉄 @satetu4401

スプラトゥーン戦略構築論11 よくやられる苦手武器があるなら、やられた場所を記憶し、後で散歩で苦手武器を持って行ってみること、武器によっては特定地形をやたら攻撃しやすい場合があるからだ。そして同時に「攻撃しにくい場所」も調べよう。そして実戦でそこに隠れ、理論が正しいか調べてみよう

砂鉄 @satetu4401

スプラトゥーン戦略構築論12 塗り時間の相対性について考えること。例えばデカライン高架下のスタート地点周辺は敵からすれば非常に塗りにくい、ここを塗ることで相手に対し時間的優位を得ることができる。一方で相手のスタート地点周辺を塗ってもさほど意味は無い。これは極端な例だがー

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スプラトゥーン戦略構築論13 もっと細かく区域を分け「塗りやすく、重要で、塗りかえしにくい場所」を探していく事。例えばハコフグ倉庫の赤位置は長射程ブキが左から行けば割と塗りやすいが相手からは影になっているので非常に塗り替えしにくい pic.twitter.com/OSlVjdpDOx

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スプラトゥーン戦略構築論14 緑に塗ってる場所は相手が同じルートから攻めてきた場合である。ここを塗られるとかなり出る方向が制限されて辛くなるのが分かるだろうか？　こちらから見た視点だけでなく、相手の視点も考えながら、有効な攻めルートを探せるのがさんぽの利点である

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スプラトゥーン戦略構築論15 逆にやってはいけないのは「頑張って敵陣の塗りにくい場所を塗る」ことである。そこは自分がしんどいだけで、敵にとっては塗り返しやすくスペシャルも稼げる場所なので「１回倒されただけで（敵のスペシャルを誘発し）一気に状況を逆転される」という現象が発生する

砂鉄 @satetu4401

スプラトゥーン戦略構築論16 相手が塗り替えしにくい場所を、こちらが何もする事が無い時間帯に塗ることで「相手の時間資源を消耗させる」という考え方。逆に言えば「近くで戦いが起こってる」とか他にやる事があるのに塗っていると、味方が倒されてチーム全体の時間資源がマイナスになるのでー

砂鉄 @satetu4401

スプラトゥーン戦略構築論17 自分の時間配分だけ考えていると「一生懸命塗っているのに負ける」という事が発生する。呑気に３秒塗ってる間に仲間１人を倒されたら、１２秒前後の時間資源をチームが失う事になる。相手はその１２秒で３秒塗ったプレイヤーの４倍も塗れるのだ。勝てるわけがない

砂鉄 @satetu4401

スプラトゥーン戦略構築論18 ここまでの考え方をまとめた上でスプラトゥーンの戦略とは「チームの時間資源を有効活用する戦略を構築する」という土台の上に「ここで待つと相手の時間資源を効率的に奪える」と「ここを塗るとその場所に到達できる確率が高くなる」というものを積み重ねた物となる

砂鉄 @satetu4401

スプラトゥーン戦略構築論19 これは例えば君がBバス中央がやたら得意で「中央に居れば敵を右や後ろに流さない」というタイプなら、君に必要な戦略は「Bバス中央にたどり着く為の様々なルート」となる。Bバス中央で暴れる細かいノウハウは戦術、そこにたどり着くまでが戦略である

砂鉄 @satetu4401

スプラトゥーン戦略構築論20 そして戦略を立てる前には敵を知るより先に「自分が何が出来るか？」を知る必要がある。「彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し」というように、敵を知り～の前段階として自分自身を知る必要がある。

砂鉄 @satetu4401

スプラトゥーン戦略構築論21 自分自身を知り、自分の能力を最大限に引き出せるポジションを探し、そこを確保するための作戦を建てて実戦に行き、駄目だったら改良する。戦略があれば敵に倒されても「失敗」ではなく「不具合」になる。人間である限り失敗からは逃れられないが不具合は修正できる

砂鉄 @satetu4401

まとめ ・戦略上のスプラトゥーンは時間資源の奪い合い ・相打ちのリスクは「復帰に掛かる時間差」で決まる ・裏とりの強さは「相打ち時の時間リスク軽減力」で決まる ・場所を塗る価値は「自分が塗る時間－敵が塗り替えす時間」で決まる ・場所の強さは「相手の時間を奪う力」で決まる

ふーみそん🔨🐢 @Foomison

砂鉄さんはナワバリ前提で話をしてるっぽいけど、例えばエリアでも基本は同じで、これに「打開の早さ」と「抑えの固さ」が重要な要素として関わってくる。

ふーみそん🔨🐢 @Foomison

わしが復活短縮やらステジャンやらインク回復やらを崇拝してるのも全部この「時間コスト」削減のため。 またわしが銀モデのスパショ弱いって言ってるのも、スパショを発動すると6秒間メイン射撃が撃てないが故。

ふーみそん🔨🐢 @Foomison

塗りに関して言えば、「キルに繋がる塗り」を徹底的に行なって、「デスに繋がる塗り」を徹底的に潰して行くことがチーム全体の時間コスト優位に持っていくことができる。