- okura_mikura
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中国ばかりか米国も望まない台湾独立
蔡英文・新総統が採るべき対中政策
「独立」か「隷属」か!台湾にとって前政権の対中国政策踏襲が「事実上の独立」を維持する最善の選択肢だ
文谷数重
ヨナト的には「蔡英文政権は馬英九政権と同様に対中政策は融和路線をとるだろうけど、馬英九よりも進んだ「二つの中国」を意識した政策を取るだろうな」と。
2016-04-09 12:20:32前回の馬英九政権が行過ぎた対中融和路線が台湾の市民にとって危機に写り、総統選挙では独立志向の強い蔡英文率いる民主進歩党が勝利する結果になったわけですけども。
2016-04-09 12:24:38確かに現時点で台湾が独立するのは無理があるし、その土台も無い。なによりも中国が許すとは思えない。仮に台湾で独立運動が始まったら96年の台湾海峡ミサイル危機のような軍事的恫喝も含めた阻止行動に出る可能性が高い。
2016-04-09 12:27:11アメリカは58年の金門島での武力衝突から台湾に様々な支援策をとっており、最近のミサイル危機でもアメリカは二個空母打撃群を派遣して事態の沈静化を図っています。
2016-04-09 12:30:34もっとも、最近のオバマ政権では外交面で弱腰ともいえる対中政策が目立つからそう見えるのかもしれないけど。
2016-04-09 12:31:28話は逸れるかもしれないけど、大学時代の台湾人の恩師に「日本の集団的自衛権の容認をどう思うか?」と去年尋ねた事がありますが、「台湾の人達は日本の行動を歓迎している」との事でした。
2016-04-09 12:33:48「自衛隊が台湾に展開して侵攻してくる中国軍と対峙するというのは無理な事かもしれないけど、台湾有事の際に台湾の近海に自衛隊が来て事態の沈静化、ないし中国の行動を抑止するというオプションを日本が取れるようになるのは素直に嬉しい」というもの。
2016-04-09 12:36:12日本は台湾に対して冷遇している感はあるけど、最近の動きから察するに台湾有事が発生したら知らぬ存ぜんで通す事はしないだろうと。そう考えているから文谷氏の「台湾に対して日米は冷たくあしらうだろう」というのには同意出来ません。
2016-04-09 12:39:58また、文谷氏は「台湾は防衛力整備が停滞し、中国とのパワーバランスはますます広がっている」と言っていますが、台湾はアメリカからの装備提供が進まない中でF-CK-1のアップグレードや雄風Ⅲ型超音速対艦ミサイルの装備、新型ミサイル艇の装備など独自路線で防衛力整備を行っています。
2016-04-09 12:44:28あと、台湾が独自の防衛力整備といえば70年代の米中国交正常化に伴う米台関係の断裂した時期に蒋経国が行った自強政策の一環である「救国献金の設立」や「国防工業発展基金会の発足」と同じ動きとも言えます。
2016-04-09 12:50:3279年2月に発足した国防工業発展基金会の特別口座には二十一億三七〇六万元という莫大な資金が台湾中から集まり、これを元手にして台湾空軍は当時の主力戦闘機であるF-5Eの増強や独自設計の龍江型ミサイル艇の戦力化などの防衛力強化を行っています。
2016-04-09 12:55:36ヨナトとしても、発言が前後しますが確かに米国からの装備提供は活発とは言えない。しかし、台湾独自の防衛力強化路線が取られる事によって台中のミリタリーバランスはそこまで極端に崩れる事はないだろうと考えています。
2016-04-09 12:57:39あと、一つ気になったのは文谷氏が論文の中で何回も「台湾防衛法」というワードを出していますが、「台湾防衛法」なんて法律ありません。正しくは「台湾関係法」です。何だこの間違いは。ふざけているのか馬鹿野郎。
2016-04-09 12:59:27