インド在住者によるよく分かるラーマヤーナ

Fate/grand orderに参戦したことである程度有名になったものの、どういった話の主人公なのかよくわからないという人が多いであろうラーマ様。 インド神話独特のぶっ飛びっぷりを交え、面白おかしく解説しておられます。
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てんぞー @Tenzo_Dogeza

なに? 最近てんぞーやFGOっでラーマヤーナの話題が出てくるけど謡的にどういう物語か解らない? 話題に乗りづらいだって? 安心した前、日本は深夜のこの時間帯、現在インド在住のてんぞーさんが現地から解りやすく、初心者向けに解説しよう

2016-04-11 01:50:22
てんぞー @Tenzo_Dogeza

まず初めにラーマヤーナとは主人公「ラーマ」が妻の「シータ」を取り戻すための物語だ。出会いがあり、決断があり、戦いがあり、そして勝利して帰ってきたラーマの物語だ

2016-04-11 01:51:10
てんぞー @Tenzo_Dogeza

そのすべての始まりは羅刹王、FGOでは魔王と言われている「ラーヴァナ」に発端がある。10ある頭を一つずつ年をかけて落としながら自らを燃やす苦行を乗り越えたラーヴァナは「神に害されない」という特権をブラフマー神にもらったのだ

2016-04-11 01:52:42
てんぞー @Tenzo_Dogeza

その結果、  当 然 の 様 に 奴 は は じ け た

2016-04-11 01:53:07
てんぞー @Tenzo_Dogeza

「神なんかこわかねぇ!! こわかねぇよ!! なにも通じないしなwwww」 というノリにのった羅刹王ラーヴァナ君、神々から略奪と妻シーフをし始めるのであった

2016-04-11 01:53:54
てんぞー @Tenzo_Dogeza

むろん、これに抵抗しようとする神もいたわけだが、ブラフマー神の与えた神に害されない力のおかげで神々ではどうにもならなくなってしまった! 街のサイズの戦車をパクって夜のインドを疾走したラーヴァナ君についにヴィシュヌ神がキレた

2016-04-11 01:55:00
てんぞー @Tenzo_Dogeza

「神でころせぇなら人間になってぶっ殺すわ」 そういう発想でヴィシュヌ神は自らを分け、転生体としてコサラへ、ラーマという一人の男に転生を果たす事になった。神の力を持たないラーマは”人間”である為、ラーヴァナの力に関係なく戦えるのだ

2016-04-11 01:56:10
てんぞー @Tenzo_Dogeza

そういう訳でラーマの道筋は生まれる前から確定していた。妻であるシータも実は「ラクシュミ」の転生体であり、ラーマとシータの出会い、そして繋がりとは即ち”ヴィシュヌとラクシュミの邂逅”というものでもあるのだ(`・ω・´)

2016-04-11 01:58:32
てんぞー @Tenzo_Dogeza

さて、必然的に結ばれたラーマとシータ。”あの”パラシュラーマを超えるとされたラーマはシータと婚姻を結んだ直後に応急から追い出されてしまう! なぜか!

2016-04-11 01:59:45
てんぞー @Tenzo_Dogeza

それはラーマの父、つまりはコサラの妻が彼にそう進言したからなのだ! 昔命を救われた彼は彼女に対して救われた分だけはその言葉に従うという約束をしていた。 彼女は別の息子を王にしたく、ラーマを追放したのだった! なおラーマパッパは追い出した直後寂しさで衰弱して死にました

2016-04-11 02:01:14
てんぞー @Tenzo_Dogeza

ラァァァマァァァ! 帰ってきてぇぇぇ! 帰らねぇからか!! 12年は帰らねぇからな! パッパとの約束だから! そういう事でラーマ、その弟ラクシュマナ、そしてシータの三人は王宮から出て旅に出る事になったのだ

2016-04-11 02:02:32
てんぞー @Tenzo_Dogeza

ここでラーマヤーナのバージョンで割と話は別れたりするのだが、大体共通しているのがラーマとラクシュマナが離れている隙にシータがラーヴァナに見つかり、連れ去らわれてしまうという展開だ なお「それは残像だ」バージョンだとここらへんでシータが残像を出し始める

2016-04-11 02:04:11
てんぞー @Tenzo_Dogeza

ともあれ、残像シータ版以外だと連れ去らわれるのでラーマとラクシュマナがキレる。キレたインドは実際怖い。そしてまたバージョンで色々と展開が派生するが、ここでハヌマーンと出会うのだ。スグリーヴァ(萌え猿)の部かであるハヌマーンをラーマへと遣わしたのだ!

2016-04-11 02:08:16
てんぞー @Tenzo_Dogeza

ラーマの誘拐を目撃する事に成功したスグリーヴァは【割と自業自得な理由】でキシュキンダーから追放されていたが、王座を欲しがっている故に自分が戻る手伝いを、猿王ヴァーリンの討伐を手伝ってくれればシータの探索に尽力する事を約束したウッキー

2016-04-11 02:09:30
てんぞー @Tenzo_Dogeza

そしてここでFGOで有名なら「離別の呪い」がやって来る猿王ヴァーリンと1対1で戦うスグリーヴァは残念ながら敗北しそうだった。シータを救うためにラーマは手段を選ばず、奇襲を選び、そしてヴァーリンを打ち取ったのだ。そしてその対価に、離別の呪いを背負った

2016-04-11 02:10:35
てんぞー @Tenzo_Dogeza

大体スグリーヴァが悪い

2016-04-11 02:10:41
てんぞー @Tenzo_Dogeza

こうやってスグリーヴァを玉座に戻す事に成功したラーマは【億を超える猿(ヴァナラ)】の協力を得る事が出来、ハヌマーンを含めた猿たちを四方八方へとシータの探索の為に送るのだ

2016-04-11 02:11:44
てんぞー @Tenzo_Dogeza

そしてハヌマーン氏、シータを発見する。ぐう有能。 シータ氏、ハヌマーンに助けられるのを断る。ラーマが絶対救うと信じている。 ハヌマーン、困惑しっつ逃亡しようとしたらバレる。 なお逃亡中に尻尾を燃やされ、それで狂化EXを取得してランカー島(スリランカ)を半分炎に沈める

2016-04-11 02:13:08
てんぞー @Tenzo_Dogeza

インドスケールはクレイジーだなぁ! そしてハヌマーンによってラーヴァナの本拠地が判明したのだ。 ラヴァ「ヤらせて」 シータ「ラーマ様以外はやだ」 ラヴァ「(´・ω・`)無理やりは良くないよな」 お前は魔王のクセして紳士か

2016-04-11 02:14:14
てんぞー @Tenzo_Dogeza

ちなみにラーマ様、みんなが思う程この時はまだ鉄血ではないのだ

2016-04-11 02:15:11
てんぞー @Tenzo_Dogeza

ラーヴァナの本拠地を見つけたラーマ様は降伏勧告を出すし、そもそも自分の生まれが対ラーヴァナの為であるとは知らず、自分の至らなさが原因でシータをさらわれてしまった、と夜は泣いていたらしい

2016-04-11 02:16:01
てんぞー @Tenzo_Dogeza

サルンガやブラフマーストラは渡す癖に「お前、ラーヴァナと戦う運命だからぁ!」とか一言も言わない神々の畜生感は今更じゃないな。 ともあれ、これによってラーマとラーヴァナの戦争が始まるのだ

2016-04-11 02:17:16
てんぞー @Tenzo_Dogeza

ちなみに表記されていて【億人】死んでいるのがインドスケールの可笑しさである。お前らどんだけいるんだ、と言いたいところだが文字通り猿だから数はいてもおかしくはないんだよなぁ、と思いながらファイッ! 山のサイズのクンバカルナが登場!!

2016-04-11 02:18:44
てんぞー @Tenzo_Dogeza

像を何百乗せても反応しないマウンテンサイズ! 戦場を歩きながら猿を食って殺しまくったぜ! ラーマ「そんなに食らいたいなら死ぬほど食らえば良い」 ラーマはクンバカルナの口を矢で埋めてふさぎ、四肢を切り飛ばしました。インド怖い

2016-04-11 02:19:50
てんぞー @Tenzo_Dogeza

俺様はインドラを超える者! インドラジット! 儀式して戦場に出ると無敵なんじゃああ!! じゃけん儀式妨害しましょうねー。 インドラジット、儀式妨害されて死亡

2016-04-11 02:20:38