「ニンジャスレイヤーってパロディネタだらけの物語だよね」「うん、続けて」めいたもの
ニンジャスレイヤーはネタ性強いけど、それを取り除いて残るのが「妻子をちょっと良いお店に連れて行って幸せを噛み締めていた時に、理不尽にそれを悪の組織に潰されて、残りの人生と息子の為に積み立ててた教育費を使って復讐劇に走る、ごく普通の家庭の父だった男」の話だから、かなり悲劇の話です。
2016-04-26 21:13:52ニンジャスレイヤー、その「父親の復讐劇」という物語構造もネタなんすよ。80年代のショー・コスギのニンジャ映画のパロディです youtube.com/watch?v=pPIrds…
2016-04-27 19:42:1080年代のアメリカのニンジャ映画っていう「元ネタ」の存在を知らないニンジャヘッズは多いな。まあ知らないでも楽しめるけど、そこらへん全部知ってしまうとサンタさんの正体知ってしまう人もいるだろうし……
2016-04-27 20:05:31私は忍殺初めて見た時、80年代のニンジャ映画と、90年代にそれらを逆輸入して紹介していた別冊宝島「変なニッポン」や山田五郎「奇妙な果実」までの流れを知ってたので、これは成り立ちから含めて全部ネタでパロディなんだ、皆そのつもりなんだと思っていたんだが
2016-04-27 20:22:52その後、そういった文脈を知らずに本当に成り立ちからして信じ込んでしまった上で楽しんでる人もいるっていうか、びっくりするほど多いってのを知って、「これはあまり触らんほうがいいかも」って。ウィキペディアにすら書かれちゃってるからな。あれもどうかと思う
2016-04-27 20:24:56割合その辺はどっちでも楽しめる構造になってると思うぞ。 ミュータントタートルズがデアデビルのザ・ハンドのパロディとかその辺を知らなくても楽しめるようなもので。 リリカルなのはが元エロゲーとか。
2016-04-27 20:41:08単なるパロディとはまた違うというか「共通項の抽出と再物語化」よ、ニンジャは。映画やらエンタメやらに対して比較神話学じみたことをやってなんかしてる。だからどれがハッキリ物語の原型がとは言い切れないし、どれもが原型。
2016-04-27 20:57:13本気で信じたら「ニンジャ真実をニンジャに分からない形で物語に隠しているんだ」を信じなきゃならんだろ!信じた方が面白いってだけじゃ!似非ダブルシンクなんだよ!
2016-04-27 20:58:21確かにカラテシャウトも側転回避もやってるわ Revenge of The Ninja: Final Ninja Fight youtu.be/o5WBSgJaVRc @YouTubeさんから
2016-04-27 20:57:11忍殺の場合ボンモー実在がジョークだったとしてもいつまで経っても同じジョークを続けているので、いちいち真顔で突っ込むのは確実に挫折するんだ。もはやボンモー資料も膨大で1つの断片の集合した物語と化している。まことしやかに囁かれることを初めから計算に入れてる。
2016-04-27 21:05:19「普通一発で終わるジョークが続くことで真実味を持ち、真実味を持ったらジョークではなくなる」を徹底して実行しているのがニンジャだと思うんだ。
2016-04-27 21:08:47ジョークから認識上の(ミーム上の)真実へと昇華した結果見えてくる忍殺がいわゆる「ニンジャのシリアスな部分」なわけで、読み進めるほどに「ジョークだったものが繰り返されることで当然のものになる」わけで、よくもまあここまで計算に入れて書くよねボンモーは……。
2016-04-27 21:13:28「型だけ借りたパロディのその先」こそが比較神話学の利用、忍殺なのかもしれない……。いや利用対象が明らかにB級映画だったりするんだけど……。
2016-04-27 21:16:05「型の性質をよく理解して利用」すればするほど味付けの微調整がされるからパロディとは言い難くなるんだけど、忍殺の場合は複数の参照元から得られる共通構造を取り入れて再構成するという形でパロディとは言い切れないなんかになってるわけで、このアプローチはすごいよね。
2016-04-27 21:18:59ガイナ立ちからゲッターのパロディという読み方が失われたようにニンジャスレイヤーからニンジャ映画のパロディという読み方が失われる日もそのうち来るよね
2016-04-27 21:23:43