4月28日　三笠の昔話

戦艦だった三笠 @senkan_mikasa

ネタがないので古い話。 今日は、英・バウンティ号の反乱発生の日(1789)です。 洋上で突如航海士が反乱を起こし艦長以下乗員の1/3を救命ボートに乗せ追放。その複雑な人間模様は後に小説化・映画化され有名になりました。 #三笠の昔話

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反乱者によって船から追放されるブライ船長たち。こんな小舟で南太平洋上に放り出されたにも関わらず、ブライ船長たちは41日間を生き延び帰還しました。 upload.wikimedia.org/wikipedia/comm… pic.twitter.com/cENzImSUpo

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映画のタイトルは｢戦艦バウンティ号の叛乱｣なのですが、実際は徴用商船のため｢戦艦｣ではありません。 反乱を起こした航海士他一行はタヒチに寄港した後、隠遁のためピトケアン島という島に定住し船を処分。その子孫たちの一部は今も同島に住んでいます。 #三笠の昔話

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映画では無慈悲で残酷なドS艦長として描かれたウィリアム・ブライ艦長ですが、実際には ・艦を追放されたあと救命ボートで南太平洋を41日も死者を出さずに生き延び本国に帰還 ・描かれたほどドSではなく、むしろ当時の士官としては常識人だった (続く) #三笠の昔話

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・後にネルソン提督の艦隊に参加、コペンハーゲンの海戦では総司令官の後退命令とネルソン提督の突撃命令とをネルソン座乗艦以外で唯一両方視認できたが、ネルソン提督の命令に従い勝利に貢献。ネルソン提督に誉められる ・最終経歴は中将。かなり出世した #三笠の昔話

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そんなブライ艦長、その後も別の反乱の鎮圧に向かった先で逆に軟禁されたり部下の裏切りに遇ったり。おまけに｢バウンティ号の叛乱｣がブライ艦長を貶める内容だったことも手伝って、ダメ軍人のレッテルを張られてしまうなど、運ステータスはかなり低かったよう。 #三笠の昔話

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バウンティ号自体は、ピトケアン島で反乱者たちが身を隠すため破壊処分され跡形もない(一部建築資材として転用されたものが現存)と思われていましたが、1950年代にピトケアン島を調査した人の手により錨などの遺構が発見され、話題となりました。 #三笠の昔話

戦艦だった三笠 @senkan_mikasa

Googleマップでも、その遺構が沈んでいる場所は簡単に探すことができます。ご興味のある方は探してみてください。 おわり #三笠の昔話