ベレンコ中尉亡命事件と、ベレンコ氏のその後

下呂子(げろこ)は人生♪人生はでゅらちん Geroko さんによる、ベレンコ中尉亡命事件についての読書感想まとめです
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下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

"長年、秘密を守るよう訓練を受け、ミグ-25は最も重要な国家機密の一つであると教え込まれていたので、ベレンコは衝動的に、まだソ連にいる様な行動を取った" これが、ベレンコが函館で機体から降りるや否や、手持ちのピストルで威嚇射撃を(撮影してきた連中に対して)行った理由

2016-05-07 15:27:13
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

@polpoiyudati2 ベレンコ機はハイウェー(書籍ではそうなっている)の側に止まったので、ドライバーが車を停めて降りてきてパシャパシャやり始めたので、反射的に「写真を撮るな!国家機密だぞ!」(発砲)とのこと

2016-05-07 15:34:27
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

@polpoiyudati2 いや、社会主義に全力で絶望した上での亡命なので西側に行く以外の選択肢は絶無ですね…

2016-05-07 15:36:16
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

ベレンコに威嚇発砲された野次馬(MiG-25が道路の側にとまったので、車を停めて降りて写真を撮り始めた)は、"即座にカメラを構えるのをやめ、ある者はフィルムを抜き取って、彼の前に放ってよこした"そうですww(こりゃ命がけだわ…

2016-05-07 15:38:27
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

ベレンコと日本人のファーストコンタクトのシーンをご覧下さい(小柄な老人、抑留帰りか何かなんだろうか) pic.twitter.com/OZyuM0JNCL

2016-05-07 15:43:21
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下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

ホテルに連れ込まれたベレンコw "「日本には素晴しいビールがあるそうですね」ベレンコは期待を込めて言った。「これはどうも、ただ、今の所あなたにアルコールを出すわけにはいかんのです」(中略)ソ連側は既に、日本側が迷い込んだソ連のパイロットに薬物を飲ませていると非難していたのである"

2016-05-07 15:50:05
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

湯の川グランドホテルを出たベレンコ、車で出たら報道陣を撒いて、ゴミ処理場まで車を回して、そこにヘリが飛んできてベレンコをピックアップして、そのヘリが千歳基地に運んで自衛隊の輸送機にベレンコを移乗させたんだそうな

2016-05-07 15:56:08
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

なお、この本にはベレンコが喰ったのは親子丼かカツ丼…という長年の論争(あるのか)の結論は出ず、"八皿の夕食が差し入れられた。肉、魚、鶏、野菜、米―どれもベレンコには初めてお目にかかる料理だったが、美味だった"とあります

2016-05-07 15:58:47
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

ベレンコを護衛するおまわりさんがトランシーバーで連絡を取り合ってるのを観て、"ミグに装備するためにソ連が日本から盗んだのと同じトランジスタで動くんだろう―ベレンコはそう思った"なる話が…(;´Д`)

2016-05-07 16:01:02
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

ベレンコを東京で保護していたのは東京水上署の留置場だったのだが、ホントに安全確保のためにやむなしなんだなぁと解るおもてなしである pic.twitter.com/LsHP23erPp

2016-05-07 16:06:33
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下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

twitter.com/Geroko/status/… 文中で「基地」と書いてありますが、ベレンコは東京水上署を海軍の基地だと思っていたようです

2016-05-07 16:08:24
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

@ross_makarov 東京でいちばん安全な場所はここしかないのです、と言う話が…

2016-05-07 16:11:45
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

この本読んでて史上最高に乾いた笑いで満たされているww 日本の法律を犯したので茶番の裁判を受けるベレンコをご覧下さい(呵々大笑 pic.twitter.com/upEhhMjflZ

2016-05-07 16:21:09
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下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

なお、この茶番の裁判中にアメリカ側はベレンコにロシア語の本を2冊差し入れていて、1冊がソルジェニーツィンの作品集、もう一冊がロバート・コンクエストの「大粛清」(正しい邦題は『スターリンの恐怖政治』)だったそうだw(いずれもソ連で読んだら3年はブチ込まれる禁書だったらしい

2016-05-07 16:30:33
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

Wikipediaのベレンコ亡命事件にあるように、実はベレンコは日本を発つ前にソ連大使館員と面会して自由意志であることを伝えているのだが、その事前に日本の外務省とアメリカ側がベレンコにどういう形でソ連が揺さぶってくるか、と言ったこと等々を徹底的にレクチャーしていて超優秀である

2016-05-07 16:40:31
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

ソ連大使館員と会う前に日本外務省側がベレンコに施したアドバイス(全くその通りにソ連側が仕掛けてきて、この通りにベレンコは話を打ち切って出て行きます) pic.twitter.com/gD0dZx9r7c

2016-05-07 16:45:40
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下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

@patriot_3 ベレンコ視点で書かれた、と言うだけでもかなり珍しいと思います(驚き桃の木20世紀のドキュメンタリーの底本はこれだと思います)

2016-05-07 17:10:45
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

むっ、ググってたら今僕が読んでる本の英文がそのまんまここに全部あるっぽいぞww: John Barron. MiG Pilot - Contents: testpilot.ru/review/mig_pil…

2016-05-07 23:51:21
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

色々ググり倒していたら、ソ連じゃMiG-25のアルコールを飲みまくっていたがアメリカ海軍では、当時魚雷の燃料だったアルコールを飲んでて、「トーピード・ジュース」なるものがあったとな…(;´Д`) en.wikipedia.org/wiki/Torpedo_j… アル中はどこにでも沸くんや…

2016-05-08 00:13:45
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

魚雷燃料用アルコールを飲めないように色々毒性のある物質を混ぜたが、船乗りはめげずにアルコールを分離する様々なメソッドを用いたとあって、最高にろくでもない(褒めてる)<米海軍のトーピード・ジュース

2016-05-08 00:19:53
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

ベレンコは日本からアメリカへノースウェストの747に乗るのだが、"ベレンコはワイドボディのジェット機を見たことが無かった。彼がソ連にいた当時、ソ連はまだその種の飛行機を生産できなかったため、外国のワイドボディジェット機の着陸を認めなかったからである" とあり…w

2016-05-08 07:10:31
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

ベレンコは747の操縦室に入って1時間ほどレクチャーを受けたのだが"たった三人でこんな飛行機を操縦できるなんて信じられなかった。<他の乗員はどこかに隠れているんだ。しかし、彼らの仕事が俺を騙して感心させることにあるのなら、彼らが成功したように思わせてやろう>" www

2016-05-08 07:14:22
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

亡命後のベレンコ、ほんとに「キャピタリズム(資本主義)・リアリティ・ショック」みたいになってて至る所で感激しまくっててしめやかに失禁しそうなアトモスフィアがある

2016-05-08 07:16:25
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

ベレンコは、ソ連体制側からすればあまりにも模範的すぎる人間(労働者階級出身で野良仕事や工場勤めの経験あるエリート)なので、芸術家や知識人や外交官やKGB将校のように、気が触れただの資本主義にかぶれただのetc.と言う釈明が国民に出来なくて、それがホントにソ連を困らせたそうな

2016-05-08 07:26:39
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

ベレンコ亡命の前、1970年にアメリカはソ連からの亡命希望者を受け入れない失態(アメリカ沿岸警備隊の臨検を受けたソ連漁船の乗員の一人が沿岸警備隊のカッターに飛び乗ったんだが、上の判断で保護せずに彼は他の漁船人にボコボコにされて連れ戻された)を犯していたと…φ(. . )

2016-05-08 07:37:32
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