ASTRO-H異常事象調査報告書を斜め読みして、早速頭を抱えてる…RCSのパラメタ変更について、運用計画書が文書で規定されていなかったために指示が曖昧になり検証の漏れにも気付かなかったって、もう僕は「福島第一原発運用は素人か、宇宙ではそんなことあり得ない」とは言えなくなったよ…
2016-05-24 13:03:46これ申し訳ないけど、ISASは総点検が終わるまで業務停止ぐらいの大問題だと思う。こういう常識を疑うような運用が認められていたということは、一事が万事と考えざるを得ない。この件以外はちゃんとやってます、とは考えられない。
2016-05-24 13:10:21そして、ISASの組織の特徴のひとつにマトリックス型の組織がある。各職員が各プロジェクトに張り付くのではなく、各プロジェクトでそれぞれの分野のスペシャリストがその部分を担当する。だから、他の衛星や探査機の経験が共有される。同時に、問題も共通する。
2016-05-24 13:13:24JAXA | X線天文衛星ASTRO-H「ひとみ」異常事象調査報告書等について jaxa.jp/press/2016/05/… 「異常事象調査報告書」から読むのがいいかな。
2016-05-24 13:14:32ASTRO-Hの不具合の一因となったスラスタの不適切なパラメータ設定は、運用支援ツール間で値を(手作業で)転記する際に負の値を絶対値(正の値)に変更するという操作を行わなかったため ... orz ナンデソンナウンヨウナノ...
2016-05-24 13:14:39つまり、このスタイルの運用がASTRO-H固有のものとは考えられず、他の衛星や探査機でも同じことをやっていたと考えざるを得ない。というか、はやぶさに設計図にないダイオードを付けたときから世間に明らかになってた。
2016-05-24 13:15:17ただ、今回の報告書はしっかりしてる。これまでの報告の延長だけでなく、ネット上で議論されてきたあらゆる疑問点に丁寧に答えている。技術的な問題はほぼ明らかになった。ここから先は、こんな失敗を繰り返さないようISASを再生する、処方箋作りだ。
2016-05-24 13:21:55@kin_mokusei まて、これは単なる人為ミスじゃないぞ。なぜこれを許してしまったのかという、JAXA/ISASの体制の問題から出てきたことじゃないのか?
2016-05-24 13:28:51マネジメント不足は非常に大きい。人材がそもそも足りてない 管理運用まで回せてないというのが辛い。 計画後、予算おかわりとかできると違うのだろうか…?
2016-05-24 13:29:26ISASの問題を「予算不足」と考えるのも違うと思う。筑波の衛星などはミッションと予算を国に決められているので、予算ではミッションが達成困難なら、予算増額かミッションの見直しを求めることができる。ISASは予算だけが決まっていて、ミッションは自分達で決めている。
2016-05-24 13:39:44つまり、ISASが予算不足だとすればそれは過大なミッションを設定した自分達の責任が大きい。「この小遣いで自由に旅行へ行っていらっしゃい」と言われて、予定外の出費が嵩んで帰りの電車賃が足りなくなったら、小遣いの不足という問題ではない。
2016-05-24 13:41:54ASTRO-Hの異常事象調査報告書、やってる失敗の原因が、学生ものつくりサークル並みなような気がする...まぁ、金も人も時間も無くて作業が大量にある状況だと、口頭での雑な指示とか、そういう手抜きをしたくなるだろうけどさ... jaxa.jp/press/2016/05/…
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