コロラドさん解説【ウラン235と天然ガス 単位重量あたりのエネルギー量について】(2016.5.26作成)

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Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 @BB45_Colorado

ウラン2351kgあたりのエネルギー量と天然ガス1kgあたりのエネルギー量は100万倍の差がある。 これを覚えていると,色々と便利よ。 但し,二酸化ウラン燃料にウラン235は4%しか含まれないので,核燃料そのものの質量は25倍になるけどね,

2016-05-25 23:40:29
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1GWeの原子炉で1日に燃える235Uの質量は3kg程度。 広島原爆で燃えた235Uは、1kg。 1GWe級の原子炉は,1日に広島原爆の3倍の死の灰をつくると言うこと。 だから、1年で広島原爆千発分の死の灰ができる。(実際には更にこの一桁近く多い。)

2016-05-25 23:42:52
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天然ガスや石油は,出てきたものは概ねそのまま原油やガスとして出荷される。 石炭も,鉱滓がぼた山をつくるけど,採掘・選炭した石炭は,ほぼそのまま全部石炭。 ウラン鉱石には,0.02~1%のウランを含有する。 だから、例え100万倍の熱量があっても,採掘ベースでは,1000倍程度。

2016-05-26 00:11:02
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@BB45_Colorado 235Uの分裂量よりも一桁近く死の灰が多くなる理由は,96%を占める238UがプルやTRUをつくり、更にプルが核分裂する為。 中性子の収率だけで単純計算すると1.7倍になるし,更にプルの核分裂で2.5~3倍程度となる。燃焼度や炉内の滞在期間もある。

2016-05-26 00:23:07
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(差換) 控えめに計算して,1GWe級の原子炉で1年間に生産される”死の灰”は広島型原爆の3000倍程度。核燃料の炉内滞在期間は4年なので,燃料交換の効果を勘案して,4年間で炉内にたまる量は、8000倍程度。 よく言われる数値とだいたいあっている。(2割ほど少ない。)

2016-05-26 00:52:53
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(差換) ここまでの計算は設備利用率80%で計算している。 ということは、1GWeの原子炉を設備利用率80%で40年運転すると,広島型原爆の8万倍程度の”死の灰”が産まれると言う事。 たいへんだ。

2016-05-26 00:53:54