考えなしに補助金獲得を狙う会社はいつかつぶれるよ。補助金獲得を狙うなら慎重に。

補助金はタダでもらえるお金なので一見するととても有利に思えます。しかし、補助金獲得には見逃しがちなデメリットもあります。
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アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

補助金が出るからといったのが、何かの事業に取り掛かる理由になっているケースがあります。

2016-05-26 22:34:43
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

確かにもらえるお金なんですが、補助金を前提としてお仕事をしている方は危ういなと感じることがあるので共有しておきます。

2016-05-26 22:34:58
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

また、補助金の獲得支援もあまり安易にやってはいけないんだろうとも感じています。(もらえるお金だけど、事業者さんにとってメリットだけではないということです。)

2016-05-26 22:35:59
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

まず、大前提ですが、補助金は確かにもらえるお金です。しかし、一般的には、補助金はもらえるお金とはいっても、事業にかかった費用の全額が補助されるわけではありません。

2016-05-26 22:36:21
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

例えば、ものづくり補助金とかは事業費の3分の2は補助されます、しかし逆に言うと、3分の1は自己負担となります。

2016-05-26 22:36:45
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

これは、例えば、1500万円の事業をものづくり補助金でやろうと考えた場合、1000万円が国から補助されるということです。

2016-05-26 22:37:07
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

しかし、結構な人が見逃しがちになるのですが、この場合、500万円は自己負担になっているということです。

2016-05-26 22:37:33
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

しかしこの場合1500万円の投資を500万円でできるというお得感が生じます。

2016-05-26 22:38:11
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

このことから、最終的に収益を上げることが難しいような、投資計画でも、「3分の2も補助してもらえるからいいや」と甘い計画を立てる社長さんがいるので注意が必要です。

2016-05-26 22:38:15
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

でも、投資と消費は違います。投資の目的はしっかりとした適正な利益を確保することにあります。

2016-05-26 22:38:22
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

そのため、回収の見込みがないような投資は安いからと言って、決して行ってはならないのです。(このような安いから買うという発想は消費の発想です。)

2016-05-26 22:38:39
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

しかし、チョット気の利くコンサルタントなら、本当は回収の見込みがない事業計画であっても、さも有望な投資計画であるかのように計画書を書くことができます。

2016-05-26 22:39:00
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

幸いものづくり補助金などは厳しい審査がありますので、甘い計画で申請をした場合はしっかりと落としてくれますが、なまじ気の利いたコンサルがついていると審査を通過するような計画書を作成してしまいます。

2016-05-26 22:39:26
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

作成してしまうとネガティブな表現をあえて使います。というのは、無駄遣いはどんな理由をつけても無駄遣いだからです。

2016-05-26 22:39:40
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

このように安易に計画書を作成するだけでなく、本当に腕のいいコンサルタントとなるためには、投資の回収見込みが薄い案件に対してはその旨をしっかりと事業主に説明したいものです。

2016-05-26 22:40:08
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

もちろん、収益性も十分で心から応援したいような事業に関与できる幸運に恵まれたら、120%の力を尽くしたいものです。

2016-05-26 22:40:42
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

このように、補助金には投資判断が甘くなりがちといったデメリットがあります。

2016-05-26 22:41:18
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

また、補助金をもらうことにはもう一つ、見逃しがちな大きなデメリットがあります。

2016-05-26 22:41:37
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

それは、補助金で購入したものは一定期間自由に処分できないということです。

2016-05-26 22:41:45
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

このデメリットは、事業をやる前にはそれほど気にならない条件だと思います。しかし、大きな設備を導入した際などは、経営環境が変わったとしてもその設備を処分できないといった問題が生じます。

2016-05-26 22:42:14
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

言い換えれば、補助金で買ったものは、使わなくなって邪魔になっても、国からお金をもらった以上、基本的には持っていないといけないのです。

2016-05-26 22:42:40
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

工場の大部分を占有するような大きな機械を補助金で導入しようとしている際にはココは注意してください。

2016-05-26 22:42:49
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

また、補助金は後払いになるというのもデメリットです。つまり上の例だと一旦1500万円の資金を用意して、支払いまで確実に実施し、その後補助金を受け取るといった事が必要となるのです。

2016-05-26 22:43:07
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

つまりキャッシュフローも考えておかなければならないのですね。

2016-05-26 22:43:26
アミーゴ経営事務所 @amigoconsul

このように、補助金を受けとることはメリットだけではありません。補助金を活用した事業を関代える際は、ぜひデメリットまで目を向けて総合的に判断をしてください。

2016-05-26 22:44:12