リターン・デイズ 第03~04話「キリキリ・レイラグラグ・リリリリリ」

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「キリキリ・レイ・ラグラグ・リリリリリ」表紙イラスト pic.twitter.com/GQJgpp4QAk

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◎りはびり◎

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これまでのあらすじ 惑星ヘブンのどこか、「ファクトリー」と呼ばれる謎の地下工場内。 そこではあるモノを組み立て、直後に解体するという意味不明なプロセスが延々と繰り返されていた。

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アームヘッド・ストーリー：リターン・デイズ第03話「キリキリ・レイ・ラグラグ・リリリリリ」

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...真っ白な正方形の窓の無い部屋に、白髪の少年が一人。 『シリーズRRRRRRRRRR。起動テストを行います、意識はありますか？』 壁に埋め込まれたスピーカーから無感情な音声、それに頷く少年。

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『...起動を確認、次のプロセスに移行します』 丸い銀色の光線銃を一丁手渡され、部屋の扉が開く。 『貴方はセクト866に配属されます』 扉の向こうには、白い壁と床の迷宮のように長い廊下...小型アームヘッドなら通行できる程度の広さだ。

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迷宮の一角では、セクト866の少年達が集められていた。 「...セクト866ってなんだろう」 「わからない、僕達が866なら865もいるのかな」 ...その少年達は何故か全員同じ顔、同じ白髪だった。

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「君も、キリキリレイラグラグリリリリリっていう名前なの？」 「奇遇だね、僕もキリキリレイラグラグリリリリリだよ」 この迷宮内には、無数の「キリキリレイラグラグリリリリリ」が存在するようだ。

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『第9437回、選別プロセスを開始します、各位戦闘配備』 「戦闘？戦うの？」「この銃で戦えばいいの？」「何か来るの？」「君は知ってる？」「しらないよ」 困惑する白髪の少年達に、通路の先から赤い光が照射され...

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閃光！ 強烈な攻性テトラダイ粒子が迷宮の壁ごと焼き尽していく！ 『セクト473、598の消失を確認』 砲撃と共に通路の奥から現れた四脚のアームヘッド！

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四脚のアームヘッド"エクスキューション"は、細い足を壁に引っ掛け、胴体に格納された攻性テトラダイ粒子砲の再チャージを開始！ ワンテンポ遅れて白髪の少年達も光線銃で反撃を開始する！

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ーーー ...あまりにも一方的な戦闘だった、光線銃の火力は対人兵器程度の火力しかもっておらず、彼らは攻性テトラダイ粒子砲で次々と焼き払われたのだった。 迷宮のあちこちに焼け焦げた残骸が散らばり、その上をエクスキューションが進んでいく。

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無数の残骸に紛れ、二人の少年が倒れていた。 まだ息がある二人へ向け、粒子砲が発射されようとするが... このタイミングで"偶然"砲身が熱暴走を起こし、エクスキューションは停止した。

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『選別プロセス中断...候補者二名を回収します』 次回「キリキリ・レイ・ラグラグ・リリリリリ」後編に続く。

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エクスキューション:Factory-type01 "ファクトリー"の製造した、四脚の無人アームヘッド。 迷宮内の壁を歩行し身体を固定する為の特殊脚部、4門の攻性テトラダイ粒子砲など、閉所での戦闘に特化している。 pic.twitter.com/3ZeuwgANbN

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◎ごびさばく◎

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ぜんかいのあらすじ 謎の工場《ファクトリー》で大量生産されていた無数の《キリキリレイラグラグリリリリリ》は、選別プロセスにより全て破壊される事となった。 だが、その中で奇跡的に生き残った二人は何かの《候補者》として回収されたのだった。

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アームヘッド・ストーリー：リターン・デイズ 第04話「キリキリ・レイ・ラグラグ・リリリリリ」後編。

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...旅を続けるアルカとレーラビは、遺跡と化した市街地に到着していた。 「...僕達、本当に未来の世界に来ちゃったんだね」 倒壊を免れた高層ビル群は植物に寄生されており、人間の気配を感じられない。

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「デベロッパーやレインディアーズのみんなとも、もう会えないのかな」 アルカは寂しそうに風化した道路標識を眺めながら呟く。 「ぜぜ...アルカ...」 レーラビは心配そうにアルカの顔を覗き込む。

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「...ごめんね、本当は僕がしっかりしないといけないのに」 ーーー ...その後、二人は地下鉄道を発見し、先へ進んでいた。 だがそこで怪しい人影、誰か居るのだろうか？ 「何者だぜ！」

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「お前、レイルレーラビなんだが？」 返ってきたのは聞き覚えのある声！だが語尾が奇妙だ。 「お前、もしかしてレーリレイぜ？」 灯りが照らされ、かつて二人と敵対していた赤紫の髪の男...レーリレイの姿が見える。

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かつての戦いでツヴァイの調和能力《ジ・アブソリュート》によって氷漬けにされたレーリレイは、レギのコントロールから脱していたのだ。 「...その、お前がレギを倒したんだが？」

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「...いや、本社の倒壊に巻き込まれたぜ」 「そうなんだが...」 「ところでレーリレイ」「何だが？」 「お前そんな変な喋り方だったぜ？」 「...お前にだけは言われたく無いんだが」