【百臭の王】世界一臭い食べ物・シュールストレミングを食べてみた【画面は臭いません】
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まずシュールストレミング開封のお話からはじめませうか。酔っ払いながら書いてるので誤字脱字セクハラはお許し下さいませ
2016-06-01 21:45:05とある初夏の夜、千葉県内の某海岸にビールたんを含む3人の男が集まった。同機はもちろん怖いもの見たさ、つまり「世界一臭い食べ物」として名高い「シュールストレミング」開封の儀を執り行うためである。
2016-06-01 21:48:26わかってるとは思うけど、登場人物は全員アホです。良い子や幼稚な大人は決して真似しないでね(ジャッカス風)
2016-06-01 21:49:14購入先はお得意様のアマゾン。こちらの食べ物は缶詰となっており、中身はニシンの塩漬けが発酵したもの。つまり内圧がすさまじく高いため、空輸すると破裂する危険があるので船便のみで輸入できるのだ。ちな5000円しました(自腹)
2016-06-01 21:52:37まず缶の外見的感想はというと、とりあえず直径15センチ、高さ5センチ程度の円筒形。が、あまりの内圧により変形してパンッパンに膨らんでいるものを想像して下され。画像のっければ早いんだけど、あえて文章でのみ伝えたいという強い希望がありますので想像力をフルに働かせてご覧くださいませませ
2016-06-01 21:56:38で、集まった男達の3人の役割分担。Aくん:食べる係 Bくん:食べる係 ビールたん:その場で起こった全ての事象のケツを拭く係
2016-06-01 22:01:01現場へ到着した男達がまず始めたのは防護服の準備である。今回は作業服の上に雨合羽の上下を装着し、足は安全靴の上からビニールを2重に覆い、手袋も手術用ゴム手の上からポリ手袋を重ねる念の押しよう。顔面はあえて覆わないほうがダイレクトに臭いを感じられるという理由でノーガード戦法
2016-06-01 22:05:36かくして完成した「フルアーマービールたん」は開栓役兼サービング役を仰せつかったのである。つまり、AくんBくんを食べることに集中させてやろうという仏のごとき心の広さがこの結果を生んだのである
2016-06-01 22:08:36で、いざ開封。内圧が高すぎて開封と同時に内容物が噴出するという前評判があったので、ビニール袋を被せたうえで缶切りを当てることに。ビニール袋はもちろんお店で一番分厚いもの、缶切りも消耗品と割り切って100均で買ってきました。用意周到。
2016-06-01 22:12:03で、二人が見守る中、缶の上面に缶切りを突き立てると、前評判の通り「プシュー!」と小気味良い音を立てて茶褐色の液体が噴出する。おーそれっぽいねーとか騒ぎ始めたのもつかの間、私は辺りを見回した。
2016-06-01 22:14:25なぜって、バキュームカーの匂いがしたんですよ。ビニール袋で缶詰は可能な限り封じてあるはずなのに、なぜかバキュームカーの匂いがするんですよ。で、無意識のうちに「あれ、バキュームカー通った?」ってキョロキョロしてしまったのです。
2016-06-01 22:15:54ビールたんの視界内には当然のごとくバキュームカーの姿など無く、エンジン音さえも聞こえない。つまり、このかぐわしきかほりはシュールストレミングたんのスメルに違いないという帰結をもたらしたのであった
2016-06-01 22:17:13で、好奇心旺盛なアホどもは徐々に香りレヴェルを高めていき、どこまで耐えられるのか試してみることに。結論、Aくんは完全開封してから2メートルの位置でギブ、Bくんは1メートルの一でギブ、ビールたんは悶えながらも直嗅ぎを果たしましたとさ。
2016-06-01 22:19:42臭いを例えるならば、「夏期2週間熟成、雨に濡れた野良猫の腐乱死体をフードプロセッサーにかけたペーストを、30年モノの東京湾ヘドロに漬けこんで安いアルマニャックでフランベしたようなかほり」でした
2016-06-01 22:21:56で、結論みんなでオエーとか言ってキャッキャウフフしたわけなんですが、本題はそこじゃない。味を確かめねばならぬのである。臭いだけなら漂ってくればだれでも嗅げるが、味となれば勇気を持った真の漢にしか確かめるとはできないのである。
2016-06-01 22:25:23まずはサービング役のワタクシが自ら味見をすることに。缶の中にはヘドロ状の半固形状ペーストと、ニシンの皮とおぼしき物体が浮遊していたことから、まずは液体をしたたらせつつ皮にヘドロを載せて口元へと運ぶ。
2016-06-01 22:27:38で、もちろんお約束なんだけど私の反応は「オエー」なわけなんですよ。しかも、脚色誇張一切無しのリアルフルパワーオエー。ゲロ鳥のAAが脳内再生されちゃうくらいオエー。このインパクトは多分一生忘れない
2016-06-01 22:29:28で、まずは勇気を振り絞って、何度もトライ&エラーを繰りかえし、えずいてむせて、なんとか欠片を一口。・・・おや、案外いけるのである。鼻が麻痺したのだろうとは思うが、口に含んで噛みしめてみた感覚は「ちょっと臭いの強いアンチョビ」くらいのものだった。
2016-06-01 22:33:22鼻からの情報はこの上なく酷かったものの、舌からの情報は旨み成分が凝縮した発酵食品然りといったもので、個人的には全然あり。発酵ってすごいね!
2016-06-01 22:37:58で、この時点で怖気づいていてAくんBくんには少しハードルを下げ、予め買っておいたバターロールに切れ目を入れ、サンドイッチ状にして食べさせてみることに。結果、Aくんは一口でギブ、Bくんはかろうじて完食したのであった。
2016-06-01 22:39:592人が悪戦苦闘し悶絶する中、私は次々と買い込んでいた食べ物とシュールストレミングをコラボさせ、味見を進めていたのであった
2016-06-01 22:41:27バターロール:最も正攻法で味を紛らわせる食べ物。しょっぱさを薄めると共に、脂分が全体を優しくカバーしまろやかな味わいへと包み込む。相性○
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