採用活動のルールを守れない企業から内定が出たとしてもあまり喜んではいけない理由
- amigoconsul
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ブロゴスに、ルールは破るためにある?実体のないルールを決めると自分たちの首を絞めることになるのではないか?といった記事が掲載されました。
2016-06-01 23:00:23本記事の内容を簡単に説明した後、ルール違反を犯すことを厭わない企業のリスクといった観点で少し掘り下げてみたいと思います。
2016-06-01 23:00:31その中で、広報活動は3月から、選考活動は6月からと謳っており、それ以前にそれぞれの活動を実施する事を厳に慎むことと明記しています。
2016-06-01 23:00:42もちろん、経団連に加盟していない中小企業や外資系企業などはこの指針には拘束されないので、内定が出ている学生さんがいてもおかしくはありません。
2016-06-01 23:01:15しかし、報道が正しければ半数の学生さんは5月末の時点で既に内定が出ているとのことなので、ちょっと不自然さを感じたのです。
2016-06-01 23:01:22というのは、大企業で働いている人は、働いている人の中で、大体3割ぐらい(企業数は0.3%なんですけどね)を占めているため、経団連に加盟していない企業だけで半数といった内定率が出るかな?と感じたのです。
2016-06-01 23:01:55(もちろん経団連に加盟していない大企業も多くあるので一概には言えませんが、抜け駆けというかルール違反をしている企業の存在が疑われるのです。)
2016-06-01 23:02:02そして、もしルール違反をしている企業から内定をもらっているとしたら、それはあまり喜べないことですよと書いてみました。
2016-06-01 23:02:14私たちは、ここ数年で燃費データを不正に操作していた問題から、粉飾決算、マンションの杭の問題など、ルールを守らない行動が長期的な企業価値を損なうといった例を見聞きしています。
2016-06-01 23:03:05そのため、短期的な利益の獲得のために不正をするのはほとんど割に合わない行為であると考えられるのです。(だって、不正をした企業が、不正の効果で大儲けしているわけではないにもかかわらず、不正が発覚した後は大ダメージを受けていますから。)
2016-06-01 23:05:03さて、このような問題はいわゆる不祥事ですが、学生さんに対して採用活動が行われる前に内定が出たということと、その根っこの部分は同じではないでしょうか?
2016-06-01 23:05:13(念のために言いますが、本議論は仮に経団連に加盟している企業から内定が出ている場合を想定していますので、そうでない企業からの内定の場合は該当しません。)
2016-06-01 23:06:51今回の内定が採用活動解禁前に出たといったケースでも、採用活動は企業にとって死活問題だから綺麗ごとを言っている場合ではないという人もいるかもしれません
2016-06-01 23:07:37しかし、個々の判断の是非はおいておくにしても、採用活動ですから誰に内定を出すかは組織として意思決定をしているはずです。つまり組織にルール違反を是とする文化が存在している可能性があるというところが問題なのです。
2016-06-01 23:08:08