Nyar_Horten氏による「F-Xから見る戦闘機の意義」

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錆猫 @Nyar_Horten

空自が渡洋爆撃の覚悟を決めるか、或は統合センサーシステム搭載を前提にできる長距離機材(低視認性保持)が既に存在する時点でえふぺけに電子戦機化も視野に入れた機材が必要とされるかは正直かなり疑問に思います(寧ろ邀撃により適した機材選んどけばいいんじゃね?としか)

2011-02-04 00:17:52
錆猫 @Nyar_Horten

ちなみに、既に戦闘機動に制限を受けつつあるとされる老朽機をさっさと思いっきりぶん回せる新造機に更新出来るなら、個人的には何でもいいんじゃないかという心境にあるのも否定しません(脚が短ければ前に置き、トロければ長時間飛ばせる体制を構築すれば問題ありません。金が許せばですが)

2011-02-04 00:18:36
錆猫 @Nyar_Horten

要するに戦闘機を飛ばす意義は何ぞや、と。空自の場合はそれは制空権(あえてこう表現する)奪取の為でしょう

2011-02-05 03:09:05
錆猫 @Nyar_Horten

では何故制空権を奪取する必要があるのか。答えは空という空間を介在して行うありとあらゆる味方にとって益となる行動の自由を得る為です

2011-02-05 03:11:15
錆猫 @Nyar_Horten

以前も呟いた通り、空自は政治的背景から其れの奪取は侵入してくる敵航空兵力の空での撃破が主体となる事が予想されます。即ち迎撃による航空撃滅戦です

2011-02-05 03:12:26
錆猫 @Nyar_Horten

迎撃は「敵の侵入の探知→味方戦闘機を該空域に誘導→搭載火器の発射」という流れになり、その中で必要とされるのは領空を網羅する多層的な索敵網、侵入の確認された空域に戦闘機を誘導する通信網、取得情報を生かせる時間内に該空域に到達できる戦闘機です

2011-02-05 03:13:50
錆猫 @Nyar_Horten

事を単純化し過ぎかも知れませんが、少なくとも以上の行程の中にわざわざ電子戦機を導入する余地はありません。そんなものは哨戒機やAWCSといった機材に兼任させるか、或はより高出力の艦船や地上施設に任せれば事足ります

2011-02-05 03:16:09
錆猫 @Nyar_Horten

味方地上兵力、或は洋上兵力の支援の際に電子戦機は有用かもしれません。しかし現状でFSが低被視認性に因る被探知距離の短縮を達成しているので、電子戦によるそれは然程必要とは思えません(将来的に統合センサーシステムに載せ替えれば電子戦も兼務できるでしょう)

2011-02-05 03:18:54
錆猫 @Nyar_Horten

以上から、空自が将来的に電子戦機に転身可能な機材をえふぺけとする状況は、少なくとも邀撃任務を主体と位置付ける限りは無いと見るのが妥当であろうと思われます(其れを前提としない上での採用は否定しません)

2011-02-05 03:20:21
錆猫 @Nyar_Horten

しかし、空自が将来、より効率的な抑止力、或は航空撃滅戦を指向するのであれば、それが独力によるもの、或は同盟国に多くを依存するものであれ、それら専属の機材は今からでも必要な物になるでしょう

2011-02-05 03:23:33
錆猫 @Nyar_Horten

以上、原則的えふぺけ憶測話でした(似た様な事は以前から様々な方が各所で語られていますので、劣化再録版ということで)

2011-02-05 03:24:58
錆猫 @Nyar_Horten

ちなみに元ネタはドゥーエじゃなくてマハンです、とか言っても誰も信じてくれそうにない悪寒。策源地破摧サイコー

2011-02-05 03:32:31
錆猫 @Nyar_Horten

端的な話、国家間に於けるシーレーンは制海権獲得に因って得られる権利の一つでしかなく。戦時に於いては敵戦力撃滅、平時に於いては飴鞭取混ぜた外交で我方への妨害を排する事に因ってそれらは齎されます(船舶に対する直接的な護衛活動は最終段階の保険に過ぎない行為と見てよいでしょう)

2011-02-06 17:47:46
錆猫 @Nyar_Horten

なんて事を言うと、特に戦時に於ける其れは旧軍脳的決戦思想乙とか言われそう。でも航空撃滅戦を単純に海洋兵力に当て嵌めてみれば結構理に適ってはいるんですよね

2011-02-06 17:48:44
錆猫 @Nyar_Horten

因みに、海自が米艦隊の対潜哨戒部隊として機能する形で現代に至る理由と、尚且つ独力で洋上航空兵力の獲得を夢見る理由は其辺りにあるのではないか、と個人的雑感

2011-02-06 17:49:44