スツドラオニアポ、或いは誰がぬいぐるみを買ったのか

Agilulfo @bluedyson

オニキスに超かわいいカクテルドレス一式とぬいぐるみを与えたのは

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フリーシアの趣味という可能性も微レ存……？

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アポロニアはオニキスが王女の恰好をするのを嫌ったんじゃないかなと思うよね。何となく自分に合わせて黒いドレスを着せたかもしれないけどぬいぐるみまで買ってやるとは思えず…。スツドラの犯行という線も捨てガタイ。

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ルリア達と出会うまでは、ケット・シーのぬいぐるみがオニキスの唯一の私物であり対等な友達なので、オニキスにとっては「人形＝一番大切なもの」という意味なんだよ！ あーもうやだかわいいせつない

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オニキスのお守り中に「ねぇスツルム、人形って？ アポロは私を人形と呼ぶけど」と聞かれスツルムが返答に窮しているとドランクが「オニキスちゃん、人形っていうのは可愛くて傍に置いておきたい大事なもののことだよ～」とか上手いこと言ってくれて三人でぬいぐるみ買いに行くの。やっべ萌えてきた。

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よろず屋にはたくさん人形が並んでいてオニキスは選べないのでスツルムが見繕ってくれるよね。割と自分の欲しいもの視点で選んじゃってるから「スツルムは買わないの？」と尋ねられてちょっと慌てて否定するよね。ドランクは「スツルム殿の傍には僕がいるからねぇ！」とか余計なこと言って刺されるよね

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そんな風に過ごしているうちに三人にとって共通の大切なものが出来ていくんだよね～。それがアポロニアなんだよね～。スツドラオニアポ文句の付けようがないんじゃ～～。

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「ねぇ、スツルムは買わないの？ 真剣に選んでるから」 「なになに～、スツルム殿もお人形さんが欲しいの？ 買ってあげようか？」 「黙れドランク。私は大人だからいいんだ、もう子どもじゃない」 「子ども……スツルムも子どもだった？」 「昔はな」

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「見たかったよね～ちっちゃいスツルム殿」 「ドランク刺すぞ。……昔は人形も持っていた」 「子ども……私は子ども？ 昔のこと。私には昔がない。私は何なのか」 「オルキス」 「オルキスちゃん、スツルム殿はねぇ、いつも僕が一緒にいてあげてるからお人形は必要ないんだ！ ……痛ってぇ！」

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「黒ひげ人形にしてやろうか。オルキスも笑うな！」 「ううん、今日はありがとう。いつか私にもお人形みたいに大切な人ができると、いいな」 「うんうん、そうだよね～」 「少し引っかかるんだが」

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「それから、私も見たかった。小さい頃のかわいいスツルム」 「っ！！　ドランク貴様～～～！」 「痛てぇ！！ スツルム殿、人形くらいには僕の体も大切にしてくんない！？」