創作世界観まとめ

こんな世界で創作したり妄想したり。 随時増えます。(6/26 更新)
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玲の創作垢 @sousaku__rei

・あやしびと 世界観 この世には、見えるものと見えないものがいる。ある人にとってこの世界は「生きているもの」のみで構成されているだろうし、ある人からしてみれば「生者と死者がともに存在する」のだろう。またある人の目には、「命という概念すらないものたち」が映ることもあるかもしれない。

2016-06-25 11:34:46
玲の創作垢 @sousaku__rei

──この世には三つの存在が確認されている。 命を持つ、生きているもの。──主に生物と呼ばれるもの。 命を失った、死んでいるもの。──主に亡者、死者と呼ばれるもの。 命を持たない、しかしてそこに存在しているもの。──ウイルスや妖怪、神と呼ばれるもの。

2016-06-25 11:35:09
玲の創作垢 @sousaku__rei

命を失ったものたちは、かりそめの命を得ようと生きているものに襲いかかる。 命を持たぬものは己の欲に従って、ときとして天災を引き起こす。 命を持つもの、生きるものたちは、それを「疫病」や「天変地異」とし、畏れてきた。

2016-06-25 11:35:35
玲の創作垢 @sousaku__rei

それらの存在に対抗できる人間は、それらを見ることができる者、かつそれと戦う術をもった「霊能者」と、命を持たぬものの力を手にいれた者、「妖人」のみであった。

2016-06-25 11:35:55
玲の創作垢 @sousaku__rei

・霊能者 幽霊や妖怪たちが見える、触れる、干渉できる人間。その数は多くなく、また見えるだけなど能力が片寄ったものもいる。 力をもつ霊能者は主に古くから続く一族の人間であることが多く、そういったものたちと戦う術も教えられていく。

2016-06-25 11:36:22
玲の創作垢 @sousaku__rei

彼らは政府より、見えざるものたち──「亡者」や「妖怪」、「神」などによる超自然災害の沈静化を命じられているケースが多い。

2016-06-25 11:36:43
玲の創作垢 @sousaku__rei

・妖人(あやしびと) 妖怪と取引をし、その身のなにかを代償に妖怪の力を手にいれた人間。妖怪が望むものを与える代わりに得た力は人間のものとは全く異質であり、見えざるものに干渉する力をもつ。 かつては「人間の可能性」として持て囃された。

2016-06-25 11:37:20
玲の創作垢 @sousaku__rei

しかしながら、その力を悪用するものがいる、人間の魂を売り渡したなどの見方もあり、現代においては決して歓迎はされない。 またそれだけではなく、妖人は一人一人管理され、陰陽道に通じる家系のもとで「人間の害」となる妖怪の討伐や超自然的な事象の解決にあたっている。

2016-06-25 11:37:48
玲の創作垢 @sousaku__rei

政府の命に逆らえば厳罰がくだることも。 また、一部過激派は妖人は残らず殺すべしという考えを持っている。

2016-06-25 11:38:33
玲の創作垢 @sousaku__rei

・異界 生物は生物の、死者には死者の世界が存在しており本来ならばそれぞれの世界線のものしか存在しない。しかし、なかには本来存在すべき世界以外──「異界」へと迷い混んでしまう、積極的に境界を跨ごうとするものもいる。 その結果、ひとつの世界に複数の存在が入り乱れることになっている。

2016-06-25 11:39:57
玲の創作垢 @sousaku__rei

異界は「同じ座標だが世界が違う」といった言葉に表されるように、同位置に存在しながらも感知、干渉することのできない世界である。

2016-06-25 11:40:18
玲の創作垢 @sousaku__rei

・天宮家 古くは祈祷を専門に行っていた一族。海近い山において、続いてきた。 現在は政府より命を受け、幾人かの妖人とともに超自然災害の沈静化に奔走している。 現当主、天宮氷雨を筆頭に小さいながらも強い力を持つものを輩出し、成果をあげている。 自然を読むことを得意とする家系である。

2016-06-25 11:40:52
玲の創作垢 @sousaku__rei

・天宮氷雨 天宮家の現当主を勤める老齢の女性。天宮家の一軒家、その裏山の「異界」にて仕事を待つ。 性格はひねくれており、厳しいことも言うため、各所で「クソババア」と称される。しかしその実力は折り紙つきで、力の衰えた現在でも中規模の超自然災害を一人で収束させることも可能である。

2016-06-25 14:57:29
玲の創作垢 @sousaku__rei

旦那に先立たれてから40年あまり、家を背負ってきたために、優しい本心を伝えることができなくなってしまった。彼女の厳しさは裏返せば優しさであるのだが、それに気付くものは多くない。 自分の死期を悟り、死後の妖人の管理は甥である天宮 瀧に一任するとすでに宣言している。

2016-06-25 14:57:57
玲の創作垢 @sousaku__rei

霊能力をもつ孫二人にはこの仕事を継がせるつもりもない。 孫の異界訪問を許しているのは、あくまで孫の自主性を重んじた結果である。

2016-06-25 14:58:16
玲の創作垢 @sousaku__rei

・天宮 時雨 天宮氷雨の実の息子。強い力を持つ両親の間に生まれたが、たまに変なものを見る程度であり彼自身に霊能力はほとんどない。妻であるぼたん、子供の千晴、透とともに、一般の商社マンとしての生活を送る。 温厚な性格であり、厳しい母(氷雨)へは尊敬の念を抱くとともに溝を感じている。

2016-06-25 14:58:43
玲の創作垢 @sousaku__rei

・天宮 深雪 天宮時雨に嫁いだ妻。看護師として病院に勤めており、死者と遭遇することもある。 物事に動じないおおらかさを持ち、鋼の精神を持つ。夫共々忙しい日々を送り、子供に構ってあげられる時間が少なかったことを悔いている。 料理は得意ではないが、家族のために努力した模様。

2016-06-25 14:59:19
玲の創作垢 @sousaku__rei

・天宮 千晴 時雨、深雪の間に生まれた長女。生まれながらにして強い陽の気を持ち、歩く厄除け体質と言われることもある。 性格は快活、爛漫で、ストイックな面も持ち合わせており、努力を惜しむことはない。しかし残念ながらそれが勉学に活かされたことはない。

2016-06-25 14:59:44
玲の創作垢 @sousaku__rei

彼女自身は祖母のあとを継ぎたいと考えているようだが、霊能者としての才覚はない。見える、触れる、干渉できる…のだが、できるだけである。天宮家に伝わる術式を日夜練習する日々だが、その芽はなかなかでない。

2016-06-25 15:00:31
玲の創作垢 @sousaku__rei

・天宮 透 千晴の弟。姉とは正反対に生まれながらにして強い陰の気を持ち、また霊能者としての才能にも恵まれている。そのため、幼い頃は死者の声に取り込まれてしまったり妖怪に食われかけたりとろくな目にあっていない。

2016-06-25 15:01:01
玲の創作垢 @sousaku__rei

性格はまっすぐだが、初対面の人間とコミュニケーションをうまくとれない人見知りである。言葉を選んでいる間に沈黙が流れてしまい、本人はそれを気にしてか「あー」「えー」と場を一生懸命繋いでいる。一方で姉に対しては遠慮のない言葉をかけており、驚かれることもしばしば。

2016-06-25 15:01:27
玲の創作垢 @sousaku__rei

霊能者としての才能に恵まれており、術式や命を持たないものたちへの知識も深い。自身が家を継ぐべきだと考えている反面、その道に疑問を覚えている。

2016-06-25 15:01:44
玲の創作垢 @sousaku__rei

妖人 ・結城 薊(ゆうき あざみ) 妖怪となった人間、橋姫と「橋姫だけを愛し、死後の魂を譲り渡す」かわりに「呪詛の力」を手にいれる契約を結んだ青年。橋姫以外を愛し、その心を口にした瞬間橋姫の呪詛が彼の身体を蝕み、魂ごと彼女に取り込まれてしまうだろう。

2016-06-26 20:21:30
玲の創作垢 @sousaku__rei

彼は生まれたときから一人だった。親に捨てられ施設で育った彼は愛を望み、温もりを乞い、「捨てられたくない」という一心で他人の願いを受け入れ続けた。暴力的な欲望の捌け口になったとしても。怒りをぶつける「もの」と扱われても。

2016-06-26 20:22:24
玲の創作垢 @sousaku__rei

そんなとき、妖怪が正義を語りその日常を壊したのだ。妖怪は、彼を助けに来たといった。しかし彼にとってその妖怪は、自分へ「愛」を注ぐ者を奪った憎しみの対象でしかなかった。 彼はただその妖怪を殺すため、「愛」を求める橋姫と契約をして「暴力的な愛」を受けとるとともに力を得た。

2016-06-26 20:23:40