本格ミステリ大賞のイベントに中国の本格ミステリ作家、陸秋槎氏がご来場（2016年6月）

Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

本日の本格ミステリ大賞受賞記念イベント、中国の本格推理作家のかた（日本在住）がいらっしゃっていて、今年上梓された初の長編単行本を何人かの作家・評論家の方々に配っていました（もちろん中国語の本）。このかたが大物になって、日本でも翻訳本が出ることを期待したいですね。

三津田信三 @shinsangenya

昨日は本格ミステリ作家クラブのイベント（サイン会）でした。ご来場いただいた読者のみなさん、ありがとうございます。「猫さん写真を見ています」と数人の方に言われて、うれしかった。（続く） pic.twitter.com/n2Kgw3iiHE

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三津田信三 @shinsangenya

（続き）そこで中国のミステリ作家の陸秋槎さんに、デビュー作『元年春之祭　巫女主義殺人事件』をいただきました。拙作の愛読者（特に刀城言耶シリーズのファン）ということで、楽しくお話をいたしました。益々のご健筆をお祈りします。 pic.twitter.com/FnnrBSEjLA

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陸秋槎 @luqiucha

@shinsangenya ありがとうございます！やはりゼロ時代の本格ミステリの最高傑作は先生の刀城シリーズだと思います。先生に目指して頑張ります。

陸秋槎 @luqiucha

本格ミステリ大賞トークショーのあと、受賞者と僕の創作に影響を与えた先生たちに拙著を贈った。先生たちは中国を読めないのにどうしてっていう疑問を持ってるかたもいるらしい。当然中国ミステリの存在を証明したいが、これだけじゃない。日本本格ミステリの影響の深さも証明できると思う、拙著なら。

大山誠一郎 @oyama_seiichiro

陸秋槎さんにご著書『元年春之祭』をいただきました。どうもありがとうございます。とてもうれしいです。読者への挑戦が二度も出てくるとのこと。日本語に訳されることを強く願います。 pic.twitter.com/abhoUjCvbf

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芦辺　拓 @ashibetaku

昨日の本ミスイベントにて中国人作家・陸秋槎氏@luqiuchaより『元年春之祭 巫女主義殺人事件』頂く。武帝の天漢元年（BC100）、楚の荒野に雉を射る男装の美少女・葵。祭祀を司る一族の長女たる彼女は一生結婚を許されぬ身であった―― pic.twitter.com/71hzE1eEBF

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芦辺　拓 @ashibetaku

@ashibetaku 某誌の日本ミステリの海外紹介に関する記事で、中国など非欧米圏がきれいに無視されたことが一部の憤激を買ったが、このように日本新本格からの影響を語られる作家がまた一人登場されたことは、心底うれしいことです。陸秋槎氏『元年春之祭』、早急な翻訳が待たれます。

芦辺　拓 @ashibetaku

@ashibetaku 陸秋槎氏は1988年北京生、復旦大学で古典文献学を専攻し推理協会に所属。短編「前奏曲」で第二回華文推理大奨賽最佳新人奨受賞。「日系推理」を嗜読し三津田信三、麻耶雄嵩、法月綸太郎、米澤穂信、加納朋子らの影響を受けた――とのこと。何か僕が頂いて申し訳ないような

芦辺　拓 @ashibetaku

@ashibetaku 陸秋槎氏『元年春之祭 巫女主義殺人事件』本文より（一部加工）。そう、これは「読者への挑戦」なのです。しかも、このあともう一度出てくるというから、あなたはステーマンか高木彬光か。@luqiucha pic.twitter.com/UQJJ6albjS

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Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

日本の本格ミステリの多大な影響を受けて書かれたという陸秋槎さんの『元年春之祭　巫女主義殺人事件』、日本人で読了したのはまだ翻訳家の稲村文吾さんしかいないのでは。ブログ kochotei.blog.fc2.com を見たらレビューはまだなんですね。（私も読まねば……）

稲村文吾 @inmrbng

陆秋槎『元年春之祭』(book.douban.com/subject/266376…): 天漢元年、長安で育った豪族の娘、於陵葵は楚国雲夢澤で祭祀を行う観氏のもとを訪れ、そこで出会った娘、露申とその日のうちに友情を結ぶ。

稲村文吾 @inmrbng

『元年春之祭』: 葵が観氏一族の歓待を受けた翌朝、観氏の当主の妹が殺されているのが発見される。しかし現場に通じる道には全て目撃者がおり、犯人が逃走する余地はないはずだった。

稲村文吾 @inmrbng

『元年春之祭』: 陸秋槎氏の初長篇。もとは第三回島田荘司推理小説賞（2013年）に応募された作品で、その時は第一次選考で落選しているがなかなかどうして堂に入った本格ミステリ。前漢の時代を舞台に採って、古典にも造詣の深い作者の学識と趣味が作品全体に溢れている。

稲村文吾 @inmrbng

『元年春之祭』: 民俗的な要素のフィーチャーや後半の二転三転など、作者の言う通り作品の外枠に三津田信三の影響は感じられるが、超自然的な要素が完全に排されているのと、日本ACGの影響とおぼしき百合要素が積極的に投入されていることで読み口はかなり違う。

稲村文吾 @inmrbng

: 「友情」や血縁関係、主従関係が入り組んだ少女たちの関係性は恐らく読みどころの一つ。それに加え前半で大きく展開される屈原に関する一連の推理など、思うままに配置されたように思えるこれら作者得意の要素たちだが、解決編に至るとこれら全てが意味を持って大きな像を紡ぎ出すことになる。

稲村文吾 @inmrbng

綿密な布石の上で明かされる犯人の想いの痛切さがともかく印象的で、二回の（！）「読者への挑戦」もパズルのガイドというより、この「物語」の演出に寄与している。熱の篭った筆致ながら拍子抜けするくらいすっきりした構成も美点に数えられるべきところだろうし、やはり島田賞の結果は謎だ。4

阿井幸作 @ajing25

日本在住中国人ミステリ小説家・陸秋槎の本格長編中国ミステリ『元年春之祭ー巫女主義殺人事件』 。巫女や奴隷…3人の少女の苦しみと相手を思う心が取り返しの付かない事件を招くジュブナイル的?古代中国ミステリです。yominuku.blog.shinobi.jp/%E4%B8%AD%E5%9…

阿井幸作 @ajing25

北京牡丹園『彼岸書店』で開かれた日本在住中国人ミステリ小説家・陸秋槎先生のサイン会について。上海在住の方は3月26日に復旦大学で開催されるサイン会に行ってみよう。（ボクは無理です）yominuku.blog.shinobi.jp/%E4%B8%AD%E5%9…

陸秋槎 @luqiucha

今月、4年前に書いた長編ミステリ「元年春の祭」がやっと出版された。古代中国に舞台をする連続殺人事件だが、複数の解答と二枚の読者への挑戦状も入ってる。三津田先生と麻耶先生の影響を受けて書いたものだから。 pic.twitter.com/xoEybaIkjz

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東方書店 東京店（神田神保町） @toho_jimbocho

『２０１６現代華文ミステリ最前線！：現代中国・台湾ミステリビギナーズガイド２』風狂殺人倶楽部 toho-shoten.co.jp/toho-web/searc… 陸秋槎先生インタビュー／現代中国〈未邦訳〉傑作ミステリガイド、ほか pic.twitter.com/rvnVhJXqnb

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