医療費をちと語る

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伝左衛門 @yumiharizuki12

社会保障費の抑制は難しい。強いて言えば「姥捨て」、つまり後期高齢者には高度医療を施さないという手が考えられるが、先日のBSフジで、医療関係者が「高齢者には一律高度医療は施さないのが公平」と主張したところ、自民党鴨下が「治療させないのはよくない」と、自己負担増を示唆していた。

2016-06-29 05:02:01
伝左衛門 @yumiharizuki12

高齢者が早く死ねば、年金給付も自動的に減るので、やはり支出削減のカギは高齢者医療費と思うのです。障害者医療は金額的には大したことない。誰でも後期高齢者になるまでは生きる権利があるという制度の方が良いと思う。

2016-06-29 05:04:27
伝左衛門 @yumiharizuki12

「姥捨て」というのはそれなりに一種の公平観を反映した制度であると思うが、今の社会で同じことが出来るかどうか。問題は、医療産業が高齢者医療で食ってるという実態があり、高齢者の自己負担増に一番抵抗している。医療そのものが成長分野、ということもある。

2016-06-29 05:08:53
伝左衛門 @yumiharizuki12

つまり、BSフジ番組で、医療関係者が「お金の有無で治療が受けられるかどうか決まるのは不公平」と主張したのに対し、自民党鴨下は、「お金のある人は治療が受けられる制度がよい」と主張したわけで、国民はどっちを公平と思うか、ですな。

2016-06-29 05:14:03
伝左衛門 @yumiharizuki12

BSフジ番組はこれ。要は、一人年間3500万円(!)かかる先端医療を、高額療養費制度で補助すべきかどうか、という論点。特に後期高齢者に対して。 bsfuji.tv/primenews/text…

2016-06-29 05:18:44
伝左衛門 @yumiharizuki12

治療費年間3500万円となると、1割負担でも350万円。自己負担が無理そうな金額。つまり1割負担だと事実上実施できない。ところが、こういう先端医療こそ成長分野で、実施例が増えれば治療法も進歩するし、単価も下がるので、難しい。

2016-06-29 05:28:13
伝左衛門 @yumiharizuki12

エイズ治療薬の実費が年間200万円程度で済んでいるのも、助成のおかげで実施例が増え、単価が下がったからである。医療の進歩と公的助成は不可分。

2016-06-29 05:30:54
伝左衛門 @yumiharizuki12

HIV感染者というのはしょせんマイノリティ。だから公的助成してもそれほど大きな財政負担ではない。薬害エイズ問題で公的助成が一気に拡大したのもそのため。 しかし、国民の3割がそれで死ぬというガンの高度治療で公的助成を一般化したら財政が持たない。

2016-06-29 05:42:27
伝左衛門 @yumiharizuki12

エイズに限らず、感染症については治療を公的助成して感染を防ぐという社会的価値がある。しかし、ガンの場合は一部を除いて感染症ではないから、公的助成で治療する社会的価値が少ないという違いもある。

2016-06-29 05:46:59