なんちゃって伝奇百合くん

その場のノリだけのアレ。完全に忘れちゃってもいけないので……備忘録的にね。せっかく思いついたんだし……ね?
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リラ @dettalant

村の大ばあの言いつけで……「真名を誰にも言っちゃいけない」と言われてる女の子。一月後に大事な祭りが迫った頃に、山で見たこともない女性に出会って……つい真名を教えてしまう。やってしまった大チョンボにも気付かず、女の子は村に帰って、大ばあのヤバい顔つきを見る。……おっ、百合だ。

2016-07-01 00:17:03
リラ @dettalant

真名を教えるのはそりゃヤバい。なにせ次の新月のお祭りで、女の子は真名を村にまつわる神に捧げる予定だったのだから。夜毎に月が欠けて暗くなっていき、祭りが近づくなか。女の子は夢遊病よろしく夜のお散歩に出るようになった。なぜだか、誰もそれを止められなかった。……伝奇特有の強引なお誘い。

2016-07-01 00:30:39
リラ @dettalant

えーと、どう続けよう……困った時は幼馴染の陰陽師女の子出しましょう、二重の百合にしましょう。幼馴染ちゃんが女の子の夢遊を縛り付けて止めたのは、祭りの三日前。女の子を村から山へと運び入れる専用の神輿が完成した日。……なーんか祭りの雲行きが怪しい。これもよくある。

2016-07-01 00:49:53
リラ @dettalant

祭り一日前。昼間に女の子を載せた神輿を若衆が運んでいた時、突然の日食。それも幼馴染の星読みが全く読めなかった皆既日食。強引に迎えた短い浄暗の中で、女の子の言う「かみさま」が雷鳴となって現れる。異常に気付いた若衆のうち、松明をつけて「かみさま」を見てしまった者が次々失明。大混乱。

2016-07-01 00:56:19
リラ @dettalant

皆既日食が明けた時、女の子は神輿から消えていた。幼馴染ちゃんは探して……ええと、主不在の祭場だけが整った中、夜が明けて、その間幼馴染は準備。決戦のムードが漂ってきたところで、祭りの真実を大ばあから聞きましょ。「真名を捧げる=本質を捧げること。あの子は形なき神の国に溶ける」とかで。

2016-07-01 01:02:10
リラ @dettalant

さあ決戦ですよ決戦! えっと……ついに来た新月の夜、星明りのみが輝く日。祭場に女の子をお姫様抱っこ(ここ重要)した「かみさま」が現れて、「ドブに落ちてしまう小判を救うことの何がわるい?」とか言うんですよ。でも幼馴染ちゃんも後には引けない、元より引く気もない。……ラストバトル。

2016-07-01 01:08:49
リラ @dettalant

「本物のかみさま」を相手にするということで、幼馴染ちゃんも本気。自分の体に金眼四ツ目を宿す、呪われた追儺の護法を使ってガチンコ勝負。もーひどい、辺りの惨状がひどい、後先考えてないのが一番ひどい。幼馴染ちゃんの命を燃やす必殺パンチがガンと決まって、「YOU WIN」。しかし……。

2016-07-01 01:13:12
リラ @dettalant

……追儺の役は、二度と人には戻れない。その命脈が尽きたら、魔の者と同じく闇に消えるのみ。最後に(ずっと空気だった)女の子にお別れだけ言って、闇に消えていこうとするんですけど。…百合妄想ですからね。女の子が涙を流しながら言うんですよ。「ねえ、あなたの真名を教えてちょうだい」って。

2016-07-01 01:17:20
リラ @dettalant

お話は真名に始まり、真名に終わる。真名を交換した二人は一つの契約を交わしてから、闇の中に消えて行きました。その後の二人を知る人はいませんが、いつかどこかで生きている。最後に大ばあが、「誰かに語るような」まとめで幕を降ろして、適当なお話はおしまい。めでたしめでたし……きっとね。

2016-07-01 01:21:25
リラ @dettalant

(結末とか何も考えてなかったけど、それっぽくまとめれてよかった……!)

2016-07-01 01:22:18