戦時中に和平交渉のため書状を携えやってきて一蹴され捕虜になるも交渉材料にすらならず地下牢に押し込められて下級兵のサンドバッグにされてる内に祖国が敗戦し行くあてのなくなった鉄砲玉の第18王子かりゅうと、かりゅうが使者としてやってきた場に同席しておりその美貌に目をつけていた軍神きりと
2016-06-30 05:32:24殺処分の話が出ていたかりゅうを引き取って飼うと言い出したきりと 多少反対されたけど 「アレにもう何の価値も脅威もない筈だ。俺はまだ先の戦争での功績に対しなんの褒賞も受けてないだろう?アレで良い。それとも、どうしても殺しておかねばまずい理由があるのか?」 とか言って引き取っちゃう
2016-06-30 05:38:03軍神きりと(階級とか決めてない)飼い主としての躾タイムが始まる。 かりゅうの歯を全部抜かせて食事は自分が噛んだものを口移しでやるとか排泄管理できる貞操帯を常時着用させ排泄の際には見ている前でおまるにさせるとか、部屋から出るな二足歩行禁止いつも四つん這いでいろとか色々
2016-06-30 05:47:03守れないと乗馬鞭でペシペシされたり、教えられたおねだりが上手くできないとご飯抜きとか排泄させてもらえないとかあるけど、いい子でいると「よし、よくできたな」って撫でてくれる_(:3」∠)_
2016-06-30 05:49:36鉄砲玉扱いされるほど継承権から遠いとは言え腐っても王族。苦痛に耐性はなく、王位に就くなど期待できないため母親から興味も持たれず褒められた事なんてないかりゅう。 加えてきりとの調教だからペットとしての成長は早かった。 そこそこ言うことをきくようになったらベッドの躾です
2016-06-30 05:54:23フェラを教え込み、乳首の舐めかたを叩き込んで好みの愛撫を擦り込むきりと。いよいよ貞操帯を外してやり 「うん、いい子。かりゅう…おいで」 挿入を許可する。 この頃にはお仕置きより褒められることの方が増えてきて母親にも褒められた事のないかりゅうは大分きりとに懐いていた。
2016-06-30 05:58:36きりとの胎内に全てを収めきり、感極まったかりゅうはきりとに口付ける。 バシンッ!!! 一瞬何が起きたのか分からなかった。 すこし遅れて、左の頬が熱くなりジンジンと痛みを発しだした頃ようやく平手打ちを食らったのだと理解する。 おそるおそる視線を戻すと、ご主人様がオレを睨んでいた
2016-06-30 06:03:54それ以来、自分の立場を思い出してすっかりしょげたかりゅう。 しかしなんやかんやあってきりとの態度もだいぶ砕けてくるし躾が完成するにつれかりゅうの待遇も良くなってくる_(:3」∠)_ 話がしたいからって差し歯を入れてもらったり、二足歩行を許されたり
2016-06-30 06:08:38殆ど同居人並みの扱いになってきても、おねだりしてきりとから食事を口移しでもらおうとするかりゅうと「お前、いい加減自分で食う事を覚えろよ」とか苦笑いしながらもやってあげるきりと_(:3」∠)_ そんなある日 「かりゅう、外…出たくないか?」 きりとからそんな提案がなされる
2016-06-30 06:12:29お散歩にでも連れてってくれるつもりかな?と思って「出たいです」と言ったところ1人で外出してきて良いという。 自分は仕事で出るから遅くならない内に戻れと、たいていの物を買うには不自由が無いくらいの貨幣が詰まった袋を渡されて面喰らうかりゅう_(:3」∠)_
2016-06-30 06:16:54本当に監視もなにも付けずに外に出られて益々混乱するかりゅう。 しかし何年ぶりだろうか、賑やかな城下町、市場や人通りがずいぶんと懐かしいものに見える。 しばらくふらふらしながら、あ、この耳飾りきりとさんに似合いそう。お揃いで買っちゃおう♡なんてやってたんだけど、街の外れまで来て
2016-06-30 06:20:29すぐそこには貸し馬屋があり、手元には当面困らない程度の金がある。監視もいない。 今のところ待遇は良いがいつまた四つん這いで歩き鞭打たれるようになるかなんて分からない。このまま犬としての生活に戻るくらいならいっそどこか、ここじゃないどこか遠くへ逃げて暮らした方が…
2016-06-30 06:24:39軍神きりと、司令官としてすごく優秀なのに真っ先に敵陣に突っ込んでくタイプで「お前を失うのは惜しいから少し落ち着け」ってたいそうご立派な階級を与えられて前線から遠ざけられてそう_(:3」∠)_ 前線に居た頃の名残で身体には傷跡がいっぱい_(:3」∠)_
2016-06-30 09:39:04かりゅうの中で、きりとにかけられた調教の鎖が軋んでいるのを… 少し離れた物陰から見ている男が居た。 呑気なかりゅうは気付かなかったが、傍目から見ればバレバレの拙い尾行をしている小柄な男、ギル。 彼はきりとの直属の部下だった
2016-06-30 19:09:10『どうする、殺すか…?』 実はギルの尾行はきりとに命じられてのものではなかった。 「あいつが逃げたらどうするんですか!?」 「大丈夫だ、かりゅうは帰ってくる」 「しかし監視も付けず…」 「ギル。大丈夫だから」 きりとの屋敷を飛び出してくる直前の会話が脳裏を掠める
2016-06-30 19:18:18ギルは、きりとを敬愛していた。 戦いの女神アテナのように美しく力強く戦場を舞う姿、世界の全てを見通しているかの如き見事な采配、気高く凛としていながら決して気取る事はなく部下にもよく気をかけてくれる懐の深さ… それらを兼ね備えた美しき軍神をギルは崇拝と言っても良い程に愛していたのだ
2016-06-30 19:26:34しかし… 奴のせいできりとさんは変わってしまった。 先の戦争での功績が認められ、晴れて軍神きりとの直属となり天にも昇る気持ちだったギルの喜びに影を落としたのは、元はどこぞの王子だったという1匹の犬だった。
2016-06-30 19:33:15はしょりヾ(:3ノシヾ)ノシ ギルはきりとを神聖視しすぎてたから、かりゅうが来てしばらくすると軍神らしからぬ幼く無防備な顔で笑うようになったりどこか柔らかい雰囲気にを纏うようになったきりとさんが受け入れられないよ! おまけにかりゅきりのセクロスを目撃しちゃって
2016-06-30 19:36:29犬に尻を犯され悦びに鳴いてはだらしなく表情を崩しもっとと強請る浅ましい淫売のような姿はギルが憧れ愛した軍神とはかけ離れていた。 きりとさんに抱いてた幻想が砕け散って、あいつのせいだってかりゅうを憎むようになったギル。 今回の尾行もかりゅうの不忠の証拠を掴み粛清するためであった
2016-06-30 19:43:05「もし不穏分子とつるんで反逆を企てたら!?」 「あいつにそんな甲斐性はない」 「毒を手に入れてきりとさんに盛るかも」 「そしたらあいつも道連れだな」 「もし他国へ逃げでもしたら…」 「行かせてやれ」 どれだけ問い詰めてもきりとの顔は穏やかだった。 「…大丈夫、あいつは帰ってくる」
2016-06-30 19:47:33ギルの腹にドロドロと黒い感情が湧いてくる。 何故きりとさんはあんな奴を… 握りしめた懐の短剣はかつて、戦場できりとにもらったものだ。 気に入った、良い戦士になれと投げて寄越されたその短剣はギルの御守りであり、きりとへの敬愛の象徴だった。 殺してやる。 強く短剣を握りしめた時…
2016-06-30 19:52:04不意に目標、かりゅうがしゃがみ込んだ。 頭を抱え、何事か呟いている様子だが距離があって聴こえない。 やるなら今だ。 短剣を握りしめ、ギルはかりゅうに近づいてゆく。 が、あとすこしというところでかりゅうは立ち上がった。その声が、今度こそギルにもはっきりときこえた 「きりとさん」
2016-06-30 19:56:53きりとの屋敷では、きりとがタケオとチェスをさしていた。 きりとの表情は一見いつも通りだが、その指し手に普段の冴えはなく、無駄に手数を増やし対局を長引かせていた。 「心配なの?」 「…別に」 「うそばっかり」 穏やかに笑みながら駒を進めるタケオの手をすかさずきりとが阻止する
2016-06-30 20:06:02「そんなに心配なら、試さなきゃいいのに」 タケオがちらりと傍に目をやると、ローテーブルの上できりとの昼食だったであろうものが手をつけられることもなく水分を失い無様な姿を晒していた。 「…物理的に縛り続ける関係じゃ、いつまで経っても偽物だから」
2016-06-30 20:13:00