気に入ったライトノベルの続きを出してもらうために読者がとっている行動は?

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赤月カケヤ @kakeya_rapid

1巻を読んで気に入ったラノベがあった!! でも、2巻が出るかわからない!! そんなとき、確実に2巻を出してもらうために、あなたがとっている行動はどれですか?

2016-06-14 00:06:37
赤月カケヤ @kakeya_rapid

アンケートに回答していただいた方、ありがとうございました。 集計結果ですが、 出版社へアンケートを出す:16% SNSに感想をアップする:40% 友人に購入をお願いする:7% 特に何もしていない:37% でした。以下、ちょっとした所感を述べます。

2016-06-16 02:14:16
赤月カケヤ @kakeya_rapid

今から述べるのはあくまで所感であって、特段根拠のあるものではありません。いちラノベ作家の戯言です。 また、こうしたほうがいいというアドバイスでも、こうしてほしいといった要望でもありません。 たんなる思考実験みたいなものです。

2016-06-16 02:16:57
赤月カケヤ @kakeya_rapid

ラノベを出すためには、一般的に企画会議を通します。そのためよほどの売れっ子でもない限り、出版まで一年以上かかります。 そうしたコスト面とラノベがキャラ人気で売っていることもあり、99%くらいのラノベはシリーズが前提となっています。そのはずです。

2016-06-16 02:22:24
赤月カケヤ @kakeya_rapid

その反面、1巻の完成度が次の売り上げにつながることから、デビュー作よろしく、1巻できれいに終わっている作品を求められます。もしかしたら続巻で出ないことへの保険かもしれませんが、そんな話は耳にしたことがないので、やはり1巻の完成度を上げる目的だと思います。

2016-06-16 02:23:57
赤月カケヤ @kakeya_rapid

以上のことより、シリーズ物だけど、1巻だけ見ると、これで終わりに思えるような作品が出来上がります。 その事実が読者をして「これは続編がある作品なんだろうか?」と迷わせるようですが、同じレーベルで別シリーズを刊行でもしていない限り、続編はあります。

2016-06-16 02:27:22
赤月カケヤ @kakeya_rapid

ただデビュー作に関しては、1巻で終わり、という戦略をしていることもあるので、続編がないこともあります。 でも、編集から「書いてね」と言われれば、たぶんほとんどの作家は書こうと努力するし、実際書けるはずだと思います。

2016-06-16 02:32:39
赤月カケヤ @kakeya_rapid

なので、2巻が出るためには、それなりの売上が必要なのですが、ラノベの出版数の増加、少子化に加え、基本無料のスマホゲームなどの影響もあり、手に取ってすらもらえない作品が増えているようです。 ですが反面、売れる作品は売れるといった格差が広がっています。

2016-06-16 02:41:59
赤月カケヤ @kakeya_rapid

これは当然のことで、限られたリソースを有効に使うために、読者が慎重に、どれを買うか検討している証拠だと思います。 だからこそ、読者や書店の働きかけの影響は、逆に大きいのではないかと考えます。 ここでアンケートの回答に戻ります。

2016-06-16 02:45:37
赤月カケヤ @kakeya_rapid

出版社へのアンケートの効果ですが、あんまり効果を実感したことはないです。 ただし、わざわざ金をかけてやっていることなので、まるで意味がないとも思いません。おそらく担当さんは個人差が大きいので、見ない人は見ないでしょうが、その分偉い人が見ている可能性は高いです。

2016-06-16 02:48:56
赤月カケヤ @kakeya_rapid

でも、アンケートの実感って、送ったほうもあまり感じていないのでは? と思ったりします。ジャンプ形式にしろとまでは言いませんが、今の時代、アンケートの集計結果を開示する程度のことはやったほうがインセンティブにもなるのでは、と思います。

2016-06-16 02:52:16
赤月カケヤ @kakeya_rapid

年間を通してメディアミックス希望の多かった作品を必ず漫画化するとか、そういったリアクションを編集部が行えば、読者ももっと積極的に応援してくれるのでは、と思います。 売上以外の指標もほしいところです。

2016-06-16 02:54:44
赤月カケヤ @kakeya_rapid

次に「SNSへ感想をアップする」について。 本当にありがたいことだと思います。 そういった活動のおかげで、生き延びている作家も多いと思います。 どんな些細なことでもいいので、もっと作品名を挙げて、話題にしていただければ、きっと「手に取ってもらえなかった良作」を発掘できるでしょう。

2016-06-16 02:59:15
赤月カケヤ @kakeya_rapid

次に友人に買ってもらう、ですが、 これもまた非常にうれいしいことです。むしろ、それで友人を失っていないか心配するレベルです。 人間の心理として、顔を合わせる相手から勧められると、より宣伝効果が高いことがわかっています。

2016-06-16 03:04:12
赤月カケヤ @kakeya_rapid

しかし、非常に有効な反面、人的コストは高いようで、7%ともっとも低い割合でした。ある意味、効果と労力は比例関係にあるのでしょうね。 書店にない場合は、問い合わせていただけると、さらに重版の可能性も広がります。

2016-06-16 03:06:23
赤月カケヤ @kakeya_rapid

書店では売り切れで置いてないのに、「もうこれ以上売れないから納品しない」的な判断をされると、涙がちょちょ切れる思いです。 本当にそれって、どうやって解決したらいい問題なんでしょうね。

2016-06-16 03:08:07
赤月カケヤ @kakeya_rapid

最後に「特に何もしない」。37%と非常に高い数値でした。 まあ、普通はそうでしょうね。 でも逆に考えれば、何もしない人が多いということは、その人たちの活動如何によって、続編の可能性が左右されるということでもあります。

2016-06-16 03:12:31
赤月カケヤ @kakeya_rapid

小説というジャンルは、漫画ほど手に取りやすいものではないからこそ、わずかな評判の差で、大きな売上の差になると感じています。 気に入った作品の続編が出るかどうかは、あなた次第かもしれません。

2016-06-16 03:15:06