この国に未来を築こう ― 安全保障関連法に反対する関西圏大学有志の会共同集会

石川康宏 @walumono0328

関学正門前で、白井先生をお待ちしています。空が青いですねぇ。 pic.twitter.com/ajdkF7uWmc

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どんどんのぼりが増えていきます。 pic.twitter.com/VsZPZazNek

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白井先生も無事到着。続々と人が集まっています。 pic.twitter.com/Sy9dq0yM9Q

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さあ、人が増えて来ましたよ。そろそろ開会時間ですね。 pic.twitter.com/Y6cfqZV0I4

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【関西圏学者の会企画・１】はじまりました。神戸大学の岩佐先生から実行委員会を代表してのご挨拶。大学は死んでいない。批判的知性は死んでいない。地域の団体も参加している。特定候補・政党を応援するものではないが、選挙で安保反対の流れが大きくなることを願う。共催は２２大学の学者の会。

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【関西圏学者の会企画・２】白井講演がはじまりました。タイトルは「『永続敗戦レジーム』を終わらせよう」です。選挙本番。焦点は「憲法改正」。焦点が権力に操作されている。そのことは、特定秘密法、集団的自衛権行使容認、ＴＰＰなど過去の安倍選挙ではっきりしている。

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【関西圏学者の会企画・３】改憲に向けた安倍政権・安倍首相の強い意思。政治の混乱期には意思の強いものが勝つ。第一期政権での失敗から経済政策の「必要」を学んだ。新しさのないアベノミクス。強い意思をもって語り続けた「演技力」。

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【関西圏学者の会企画・４】改憲の内容は自民改憲案に明らか。９６条からなど右往左往した。いまは道がかたまってきた。１４年７月の閣議決定で集団的自衛権容認、次第にその幅を広げていく。１５年９月新安保法制。１６年７月参院選で２／３議席を得て、まず緊急事態条項の追加から。権力を無制約に。

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【関西圏学者の会企画・５】緊急事態条項には暴走を避ける機構があるのが当然。自民改憲案にはそれがない。全面改憲へのステップ。災害を理由にするが、憲法のために復興が進まない現実はない。環境権・プライバシー権などの追加もあるかも知れない。公明党の「お手柄」として。学会員へのごまかし。

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【関西圏学者の会企画・６】部分改憲から全面改憲への飛躍。「何も変わりません」から「すべて変わります」へ。大きなギャップを埋めるのは有事の発生。発生させられた「現状」を追認するものとして改憲へ。衆院はすでに２／３。参院で２／３とれば、これが最後の公正な選挙になる可能性も。

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【関西圏学者の会企画・７】相手の出方がはっきりしてきた。先回りした適切な批判が可能。一本道をせき止める。参院で２／３を与えない。シナリオ崩壊は安倍氏のレームダック化に直結する。危険だがもろさもある。市民社会にその危険を広く知らせることが必要。

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【関西圏学者の会企画・８】安倍首相の愚劣さは国民の愚劣さの反映。社会のあらゆる部分が劣化している。三権分立への批判・無理解も。原発再稼働をめぐる財界人の劣化も。「冷戦」崩壊による日米関係の変化（日本を庇護する必要がなくなった、全面的な収奪の対象に）に追いついていない日本社会。

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【関西圏学者の会企画・９】日本のエリートシステムの無能を見せつけた３・１１。「平和と繁栄」の揺らぎに止めを刺した。「戦争と衰退」への反転。前向き変革の要求と超保守・排外主義の同時登場。生業裁判と沖縄での海上保安庁の暴力。レーニン思想の研究から現代政治論へ。

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【関西圏学者の会企画・１０】『永続敗戦論』へのきっかけ。１つは３・１１、もう１つは民主党政権の失敗。新しいことをしようとした鳩山政権の挫折。焦点は普天間基地問題。国民の意思とアメリカの国家意思の衝突、そして敗北。８・１５と同じ。「敗戦」を「終戦」とごまかす。無責任の体系（丸山）。

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【関西圏学者の会企画・１１】原発事故も「無責任の体系」。それを指摘し、国策操作で罪を着せられた佐藤栄佐久（福島県知事『知事抹殺』０９年）。核燃料サイクルを誰もやめようと言い出さない。無責任の体系は「実質」を閑却した「システムの自己維持」運動。国体護持も、原発推進も。

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【関西圏学者の会企画・１２】戦後の核心は「戦後の否認」。知っているが現実として認めないという精神状態。都合の悪いことは見なかったことにする。戦争に負けたことを「否認」する日本社会の病的な歴史意識。直視しないので反省も自己変革もしない。それがその後の「永続敗戦」を招いていく。

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【関西圏学者の会企画・１３】戦争指導者が戦後社会のエリートに。それを正当化するには「敗戦」（責任）の曖昧さが必要。戦争の「天災」化。「反共の砦」を求めたアメリカにも必要。お盆と８・１５。「戦争」の色を抜いた死者一般への思い。経済大国化による敗戦の帳消し意識。等々。

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【関西圏学者の会企画・１４】「戦後日本」を支えた「冷戦」体制。それが崩壊した。対米従属を抜け出し、アジアに着地することが必要だった。しかし、安倍氏は永続敗戦レジーム（敗戦の否認）を純化して死守しようとする。憲法を含む占領改革の否定へ。観念的な「戦後レジーム」からの脱却。

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【関西圏学者の会企画・１５】永続敗戦レジームを打ち倒す力を大きくすることが必要。オール沖縄にその芽がある。参院選でそれを大きくすることが必要。新しい政治対立の構造をそこからつくりだしたい。以上、白井先生の講演は終わりました。