半日での退院は早い? キャサリン妃の出産から見えてくる海外と日本の退院時期の違い
イギリス王室のキャサリン妃が5月2日、第二子となるプリンセスを出産した。
キャサリン妃は、入院から約12時間、出産から約9時間半のスピード退院となり、このことについてTwitter上ではさまざまな意見が飛び交っている。
キャサリン妃が出産後9時間で退院と日本では報道しているけど、英国は帝王切開ではない自然分娩の場合、即日・翌日退院が普通です。
日本の1週間入院は長過ぎだと思う
— hillcrest0919 🇬🇧 (@hillcrest0919) 2015年5月3日
キャサリン妃の第二子出山で沸く世間ですが、なぜ日本は産後長く入院しているの?産んだ事ないからよく分からないけど、他の国々の友人知人を見ていると、退院スピードが違ってちょっとビックリしてる。
— shanti mali มะลิ (@shantimalimdk) 2015年5月3日
キャサリン妃、第二子出産後10時間で出て来てすごいと思ったけど、数日入院する日本の方が特殊なのか。
— みりあむ (@mf0805) 2015年5月3日
まずは「日本における産後の入院期間は、海外に比べて長すぎるのでは?」という感想だ。
英国王女誕生のニュースを見る度に思うのだが、普通の産婦は産後すぐ退院してみんなにお愛想するなんてできないんだぞ!産後一週間なんてほぼ寝たきりで産後一ヶ月だって介護が必要なくらいなんだからな!そこんとこよろしく!(笑)
— はせっち (@sss5777) 2015年5月6日
もうキャサリン妃退院したの⁉︎日本は入院1週間くらいだけど出産翌日て早すぎ
— Belle⚡️ (@bellebelle00) 2015年5月3日
アメリカとかイギリスって、産んだその日に退院なのね。しかも、あんな綺麗な顔で!普通に歩くのも大変だったけどな〜。狩猟民族と農耕民族の違いなのかな〜。
— ローズマリー (@rosemarymama) 2015年5月3日
だが、実際に出産経験のある人によると、産んでその日の退院は「絶対に無理」という意見も見られる。
キャサリン妃の退院で、無痛分娩やら会陰切開の有無やらが話題になってるが、キャサリンの身長を考慮したほうが良い。キャサリンは公称175㎝。175っつったら日本男性の平均身長より高いわけ。もともと白人は骨盤がデカイし、出口がデカイのも当然。基本的なことを無視するから抜けてるんだよ。
— 薔薇野郎 (@daiki_nakazawa) 2015年5月5日
1ヶ月しか居なかったくせに15年ロンドンに住んでる兄ちゃんのところにステイしてたせいでやたらイギリス事情に詳しい私がキャサリン妃の日帰り出産について解説するよ!白人はね骨格が違うからつわりもなければ陣痛もさほど痛くないし赤ちゃんも丈夫だからさっと産んでさっと社会復帰するよ!(続)
— あの佐々岡@毎日10km 145日目 (@anosasaoka) 2015年5月6日
日本人は世界的に見ても妊娠出産が難しい民族だし子供は病気に弱い。だから女は育児や家庭に専念するスタイルで男をたてていた。「欧米のように女性も育児しながら社会進出しよう」ってそもそも身体の作りから人種から何から何まで違うんだから全部欧米に標準を合わせたら日本の女は死にます。(続)
— あの佐々岡@毎日10km 145日目 (@anosasaoka) 2015年5月6日
また「退院スピードの違いは、白人と日本人の体質の違いによるもの」というツイートは話題を呼び、広く拡散されている。
ニュースの流し読みしてて思ったけど
キャサリン妃の
産後直ぐにベビーを抱っこして歩ける状態を通常
日本の産後1週間の入院を怠け
って言う人が多い事にビックリした。
体力や体格の違いってのも多いけど
あれって無痛分娩とか
そもそも医療の違いって解ってる人って
案外居ないんだなぁ…。
— きょん助@小林賢太郎ロス (@kyon5uke) 2015年5月4日
第一子の出産のとき、確か2chのスレだったと思うけど欧米では出産後すぐに退院してるのに日本の女は何日も入院してて怠けてる!みたいな日本の女叩きを見てしまった…。そのとき体格も体力も全然違うという反論があったけど無痛分娩のことは一切出てこなかった。それだけ知られてないのか。
— 微笑みよる子 (@Yoru_stern) 2015年5月3日
前RT。キャサリン妃、長男の出産時は催眠出産という無痛出産だったときいたけど今回も同じなのかな。どちらにせよ「出産の痛みに耐えなければ母親ではない」と非科学的なことを言いつつ「英国では出産して一日で退院する。日本女性は甘えてる」と主張する人がいたら蹴り飛ばしていい。
— tatuki_h (@tatuki_h) 2015年5月5日
それに加えて、公式に発表はされていないがキャサリン妃は無痛分娩(※麻酔を用いて陣痛の痛みを和らげるため、一般的に通常の分娩より母体の回復が早いと言われる分娩方法)だったのでは? という見解も。
なお、イギリスのNHS(国営医療サービス)はすべて税金で賄われているため、キャサリン妃に限らず出産後の入院期間はなるべく短縮されるという社会的な要因もあるようだ。
確かに出産して即日家に返されて夫が家事育児を全くしないんじゃ詰む。逆に言うと、日本では5~7日間入院するのが普通というのは夫が家事育児をしないことが当然視されているからなのじゃないかしらと思ったりする。
— ニーナ@さ、ひっくり返そう (@neatnaokusan) 2015年5月4日
日本における入院期間については、「出産後の体力の回復だけでなく、赤ちゃんのお世話の仕方を学ぶ大切な期間」という考えや「いくら無痛分娩で身体の負担が軽くても、通常の家事をやるまでの体力は残っていない。入院期間の長さは、まだまだ周囲のサポートが万全でない日本では仕方がないのでは」という現実的な訴えもあった。
国や人種、文化の違いにより一概に言えない「出産」であるが、あなたはどのように思っただろうか?