植生テロへ警告! 日本人バックパッカーが海外で種を蒔く危険性

夢の前にルールは守りましょうよ。
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 日本の若者の間でも一般化されてきた、低予算で国内外を旅行するいわゆるバックパッカーであるが、そのなかでもあまりに自由すぎる行動をする人たちが問題視されている。

 投稿者によると、海外に旅行した際に日本から持ってきた花の種を現地に蒔くという、あまりに非常識な行為をする若者を見かけたという。

 さらにその若者は投稿者に対し「現地の子どもたちにその種を蒔かせて写真を撮りたいという」不躾な願いをしてきたそうだ。

 そもそも、海外に日本の植物を持ち出す場合および、日本へ植物を輸入する際には植物検疫が行われ、品種によっては輸出禁止となっているものもある。これは外来生物による生態系への被害を未然に防ぐためであり、相手国によっても様々な取り決めがあるという。

 また日本における、在来種に危険を及ぼす外来生物としては、アメリカザリガニやブルーギル、セイヨウタンポポがあげられる。

 もし日本におけるセイヨウタンポポのように、海外で日本の種が繁殖してしまうことを考えると、投稿者の追記にある「植生テロ」の言葉通り、かなり危険な行為であることは間違いない。

 このような問題を未然に防ぐためにも、海外旅行に際するマナーやモラルを徹底させていくことが重要であろう。